年々温暖化が進行している。
昔なら想像も付かない気温が記録される。
この夏は36℃を越すこともあった。
肝機能に問題のある肥育牛1頭が、熱射病と診断されたが、夜間の気温が25℃程度に下がるために、大事に至らなかった。
一頃、光化学スモッグなどと警報が出されていたが、近年余り聞かなくなった。
高温化が、湿度を若干下げているのかも知れない。
そのために、熱射病の発症が減っているのだろうか。
ここ数日、雨天のこともあり、気温が20℃代に下がった。
牛に食欲が出始めたと思ったら、仕上げ前の肥育牛にビタミンA欠症状が出始めた。
食欲が低下したり、四肢が若干腫れるというものである。
数頭の内1頭は緊急出荷したが、筋肉水腫のため衛生検査が保留となってしまった。
出荷直前に獣医師が採血して生化学検査を行っていたが、ビルピリンなどの検査値は、差ほど高くなかったので、保留の理由が今一理解できないでいる。
水腫つまりズルであるが、これが出れば、購買者は待ってましたとばかり、半値近くの下落である。
おそらく大赤字になるは、必定であろう。
普段からの観察が抜群なら、この様な結果には至らなかったはずである。
育成時の飼い方で、カロチンなどの摂取量と肝臓への蓄積割合が潤沢であるような飼い方に徹底されていなかった事が、A欠に繋がったと判断している。
同時期の導入群に集中しているからである。
また、増体速度が高い牛にもA欠症状は見られることは前述した。
篤農家の話のように、田圃の畦草を3~4kg毎日与えることで、A欠症状を回避できるかもしれないが、現実味がない。
…干魃気味です。
前回の台風からほとんど雨が降っておらず、
放牧地の草が伸びないどころか伸びていた草にもロール現象が…。
幸い熱中症になる牛はおらず、
今日の妊娠鑑定もプラスと一応順調なのかなと思っています。
放牧地以外は…。
ヾ( ´ー`)
草地が焼けてしまうほど日照りが続くこともあるんですね。
沖縄本島では、雨頼みのタンクを屋根の上に設置している民家が多いですが、そちらは如何ですか。
こちらは放牧地が焼けることはないですが、芝生が黄褐色に焼けることはままあります。
人工授精の技術はさすがですね。
受胎とのこと、おめでとうございます。
頂いたコメントから、piyoさんの満足感が感じられました。