07年10月鳥取県で開催の全国和牛能力共進会に、岡山県から出品された11歳の雌牛である。実に美しい角の持ち主である。
優れた雌牛を育成する段階では、角についても形を整える。その技術が矯角である。
しかしながらこの雌牛の矯角は、絶品とは言い難いが、この美しい角には、畜主には日頃、掛け替えのない飼い牛であろうことが一目瞭然として伝わってくる。
全身磨き抜かれた老齢の雌牛であるが、日本有数の傑出した体型と優れた繁殖成果を記録してきた。
角の形は今一でも、角の質を表す透明感や緻密感、黒色と光沢など、牛の資質の良さが判断できる。
育成時に除角していたらこの様に角の評価や当牛の様々な能力は感じ得なかったはずである。
この角を見る限り、矯角の善し悪しは大きな問題ではなさそうである。
私は同共進会場で、飼う人の牛への愛着と日頃の優れた管理技術の成果であろう「いぶし銀の角」に巡り会えた。そして感動した。
優れた雌牛を育成する段階では、角についても形を整える。その技術が矯角である。
しかしながらこの雌牛の矯角は、絶品とは言い難いが、この美しい角には、畜主には日頃、掛け替えのない飼い牛であろうことが一目瞭然として伝わってくる。
全身磨き抜かれた老齢の雌牛であるが、日本有数の傑出した体型と優れた繁殖成果を記録してきた。
角の形は今一でも、角の質を表す透明感や緻密感、黒色と光沢など、牛の資質の良さが判断できる。
育成時に除角していたらこの様に角の評価や当牛の様々な能力は感じ得なかったはずである。
この角を見る限り、矯角の善し悪しは大きな問題ではなさそうである。
私は同共進会場で、飼う人の牛への愛着と日頃の優れた管理技術の成果であろう「いぶし銀の角」に巡り会えた。そして感動した。