牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

牛の角は工芸品になっている

2008-03-21 22:32:20 | 牛の角
牛の角は昔から様々な工芸品に加工され、愛好されてきた。
加工されるのは、主に容器類と嗜好品である。
容器には大きめの角のサヤを抜いて空洞とし、蓋やひもを付けて、野菜や花などの種子を保存する容器、刻みタバコの容器、猟銃用の火薬入れ、柱掛けの花瓶などの実用品として利用されてきた。
嗜好品には、成畜になった牛の角の先端部分が、透明感のある黒色で硬質のため、釦、プローチ、ループタイ、印鑑、数珠等に加工されている。
外国のロングホーンなどは、頭部に角を付けたままや、両角をつなぎ合わせて、装飾品として利用されている。
一般的に家畜は、全身全てが廃棄されることなく、何らかに利用されている。牛の場合も例外ではない。