たまに寿司が食べたくなるのですが、
所詮、僕が食べられるのは、スーパーの総菜の寿司か、回転寿司。
以前は、立ち食いの寿司屋にも行くことはあったけど、
今では、回らない寿司屋には、随分と足が遠のいています。
回転寿司店は、ただ回るだけでなく、大手チェーン店を筆頭に、いろいろ進化してて、
タッチパネルで注文が出来たりするのは、居酒屋チェーンなどでも見られ、
良くある光景になりつつありますよね。
皿の片づけのための投入口が用意され、片付けた分、景品の抽選に参加で来たり、
また来店者の着席からの経過時間によってレーンに流す商品を変えたり、
面白い仕掛けで、効率的な運営がされているようです。
んでもって、この間、ふと、寿司が食べたくなって、渋谷にある元気寿司に立ち寄った時の事。
店内を覗いて、ああ、ついに、こんな日が来たんだなと思って驚いたのは、
回転レーンが見当たらないこと。
すべての商品がタッチパネル経由の注文で、いまどきの回転すし店と同じく、
リニアモーターカーのような小さな台車がレーンの上を自動的に移動し、
皿が運ばれてくるわけです。
ベルトコンベアで流れてくる商品を遠くから狙いを定めて、
目の前で取るという楽しさが、従来の回転寿司の真髄だと思うのですが、
注文レーン(?)と回転レーン、二つあったら、目の前を流れていても、
新しい商品を注文したいというお客さんが増えてきたというこのなのかな。
店側も、設備投資が少なくて済むだろうし、商品の廃棄ロスも少なくなるだろうし、
一石二鳥なのかもしれません。
渋谷という土地柄もあってか、ちょうど来店していた外国人のファミリーは、
メニューの英語表示もあって、言葉の壁がないタッチパネルの注文は重宝しているようでした。
この間も、久しぶりに会う友達と行った回転すし店も、
回転レーンには、午後7時台でも商品はスカスカで、タッチパネルによる注文がメイン。
もしかしたら、あと20年もしたら、回転すしは、ポケベルや折りたたみ携帯電話のように、
絶滅していってしまうかもしれませんな。