ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Dorothy Ashby

2006年03月03日 | ジャズ全般
このハープ演奏家の女性の事も全く知りません。大阪のお店の店頭に並んでいるのを見てパープの演奏によるジャズってどんな感じかとも思い、アルバムの写真の女性の化粧に少し時代を感じながらもピンナップガールを思い出しながら購入しました。帰宅して聴いてみると以外にご機嫌です。ハープってやさしいボロロンとした音だけかと思っていましたが私の認識が間違っており強く弱く激しくやさしくと色づけされたハープの音色はジャズそのものでした。購入して良かったという気持ちにさせてくれた一枚でした。

Zoot Sims

2006年03月03日 | ジャズ全般
シブイという表現がぴったりのズート・シムズです。いつも酔いどれて演奏していたらしいです。ある日聴衆の中の一人の客がいつも酔いどれて演奏には影響ないのかと尋ねると“おれっちの場合は飲んでねえと調子が出ねえんだよ”と返したそうです。このアルバムともう一枚のアルバム“ソプラノ・サックス”が彼のアルバムの中では特に好きで、ソプラノサックスは軽快な演奏がお気に入りです。もともとこのズートシムズは歌心があるというか節回しが上手いというか、そういう点は天性のものなのでしょうか。

ナンシー梅木

2006年03月03日 | 女性ボーカルU
泉ピン子ではありません。ナンシー梅木です。ここ数十年にアメリカ進出を図って挑戦した日本人歌手も一人や二人ではないと思いますが、志を果たせず挫折して日本での活動を再開というパターンが多いのでは思いますが、ナンシー梅木はその何十年も前からアメリカで活躍していたわけです。当時はまだパスポートは本皮張りでアメリカ渡航も一時ビザのみ、日本からの持ち出し外貨も制限があった時代であったろうと思います。随分と苦労もしたのでしょうが、愛嬌がある顔とかは関係なく彼女の才能は認められ銀幕でも活躍し歌でも聴かせてくれます。声はやや線が細い感じのする声ですがジャズテイストがあり、言われなければ日本人とは判らないでしょう。才能を認めてどんな人種の人をも受け入れるという土壌はアメリカならではです。最後にもう一度、この写真の女性は泉ピン子ではなくナンシー梅木です。