ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Rhonda Fleming

2006年02月28日 | 女性ボーカルF
COLUMBIA盤でRhonda Flemingの“Rhonda”です。彼女は1923年にカリフォルニア州ハリウッドで生まれ、主な映画出演作に、“君去りし後”(’44)、“らせん 階段”('45)、“白い恐怖”('45)、“静かなる対決”('46)その他の映画に出演しましたが、有名なのは“OK牧場の決闘”で主役を演じた女優という事でしょう。彼女の声の質はなめらかでベルベットボイスとも言われているようです。少しグリーンがかったブルーの瞳とやわらかそうな赤毛がたまりません。収録曲の殆どがスタンダードバラードで、聴いているとせつなくなりそうです。なにより情感があふれています。

収録曲は
A面が
1.Don't Take Your from Me
2.Around the World in Eighty Days
3.Love Me or Leave Me
4.The End of a Love Affair
5.Under Paris Skies
6.Baby, Baby All the Time
B面が
1.With the Wind and the Rain in Your Hair
2.When I Fall in Love
3.I've Got You Under My Skin
4.Then I'll Be Tired of You
5.Love
6.They Can't Take Away from Me

MC昇圧用トランス モノラル用

2006年02月28日 | オーディオ
これはお気に入りです。モノラルですが、こちらの方をよく使います。特にボーカルを聴いている時は声に暖かみと滑らかさが加わり舌の動きまでもがわかるように思えます。もちろんそれらは昇圧トランスだけの力ではなくターンテーブルやアーム、カートリッジ、コントロールアンプやパワーアンプもスピーカーケーブルや最後の出口のスピーカーもそれぞれに力を発揮していることと思います。その実、私は電気関係には強くありませんと言うよりも全く弱いです。“がきのころから いろはを習い はの字忘れて 色ばかり”ってところでしょうか。都都逸も粋なもんですね。

針圧測定器

2006年02月28日 | オーディオ
時々使っているナガオカの針圧測定器です。最新式の針圧測定器はもちろんデジタル式測定器が主流なのですが、この測定器のなんと古めかしくて味のある事と言ったらありません。ブランコのようになっていて片側にトーンアームの針先を乗っけて片側に錘を載せていきます。バランスが取れた時の錘の重量が針圧といういたって原始的方法ですがこれが電池もいらず錘も正確に重量が量られている為、見た目よりずっと正確です。しかも今の時代の最先端を行く“えころじィー”にもマッチしています。オーディオ関連の道具の中でのお気に入りです。

Surf Ride

2006年02月28日 | ジャズ全般
アート・ペッパーのサーフ・ライドです。この時代を感じさせる波乗りの絵がアルバムを飾っているのも微笑ましくいい味が出ていると思います。最初は再発盤を手に入れたのですが、アートペッパーの演奏が素晴らしくまた軽快で波乗りそのままで気に入ってしまいオリジナル盤が欲しくなり結局手を出してしまいました。

Anna Maria Alberghetti

2006年02月28日 | 女性ボーカルA
Capitol原盤でAnna Maria Alberghettiの“I Can't Resisit You”国内盤で1957年録音です。アンナ・マリア・アルバゲッティ、可愛いと一年前ぐらいは相当想っていました。最近少し熱が下がり気味です。このアルバムが彼女のデビュー作です。歌声が高音でジャズとオペラを足して割ったような歌い方です。しかしながらこのアルバム写真の彼女は今でもその魅力を充分に発揮していると思います。

収録曲は
1,I'm Glad There Is You
2,They Didn't Believe Me
3,Tenderly
4,I Only Have Eyes For You
5,My One And Only Love
6,I Can't Resist You
7,I've Got A Crush On You
8,I Concentrate On You
9,Don't Blame Me
10,With Every Breath I Take
11,Too Young
12,I'll See You In My Dreams

Linda Lawson

2006年02月28日 | 女性ボーカルL
Chancellor盤でLinda Lawsonの“Introducing Linda Lawson”リンダ・ローソンです。ジャズボーカル雑誌によると映画やテレビで顔を売りラスベガスのサンズ・ホテルのショウタイムで人気を高めたとあります。レコードはこれ一枚のようで他は知りません。ジャズボーカルよりもポップ色が強いように感じる歌手です。このアルバムはよく知られた有名曲を中心にまとめられており気軽に楽しめるアルバムだとは思いますが、私は未だあまり繰り返して聴いてはいません。購入したのも最近です。

指揮アレンジはMARTY PAICHIで、BUD SHANK(as)MEL LEWIS(d)AL PORCINO(tp)JIMMY ROWLES(p)BILL PITMAN(g)MED FLORY(ts)JOE MONDRAGON(b)等がパーソナルとなっています。

収録曲は
A面が
1.ARE YOU WITH ME
2.WHERE FLAMINGOS FLY
3.BUT BEAUTIFUL
4.ME AND MY SHADOW
5.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
6.EASY TO LOVE
B面が
1.MEANING OF THE BLUES
2.MOOD INDIGO
3.LIKE YOUNG
4.HI-LILI-HI-HO
5.MAKE THE MAN LOVE ME
6.UP POPS LOVE

Julie Wilson

2006年02月27日 | 女性ボーカルW,Y,Z
CAMEO盤でJulie Wilsonの“MEET JULIE WILSON” 1962年録音。1942年オマハ生まれ。

このレコードは池袋のだるまやでレコードを物色している時に見つけた一枚です。予備知識がなくアルバムの写真に惚れて買った一枚です。そういうのが多いのですが。後から調べると、このジュリーウィルソンはミス・ラスベガスに17歳で選ばれ演劇を学んだ後NYのクラブ“コパカバーナ”にレビューしたとあります。私にとってそういう経歴はどっちでもいい事で、このアルバムを見るたびに彼女の眼と唇に吸い寄せられてしまいそうです。このアルバムでの彼女の歌は特別に低く小声に抑えた歌い方で声もしゃがれたような発声で歌います、つぶやきボーカルとでもいうのでしょうか。彼女の他のアルバムとは歌い方がかなり違うように思えるのですが、このアルバムのように情感を全面に出して歌うのも味わい深いものです。特に深夜オンザロックでも飲みながら聴くこのアルバムは私の感性を揺さぶります。

Doris Day

2006年02月27日 | 女性ボーカルD
ドリス・デイ良きアメリカンガールの象徴的歌手ではないでしょうか。いつも笑顔で周りを明るくするそういうイメージがあります。実際の彼女は男運がわるく数度の結婚を繰り返し3人目の旦那には勝手に契約をつけられタダ働きを続け裁判をしてやっと契約破棄ができたという話も聞きます。そんな彼女も歌声は明るく張りがあり、わたしが子供の頃には彼女の歌声がラジオから流れているのを記憶しています。アメリカの理想的良妻賢母と評されたこともあったようです。

Joanie Sommers

2006年02月27日 | 女性ボーカルS
WARNER BROS 盤でJoanie Sommersの“for those who think young”です。
Joanie Sommersなんと健康的お色気に溢れた女性でしょうか。彼女のアルバムでシリアスな表情の写真が載ったものは知りません。見るからにどこまでも明るいアメリカンガールというような印象を受けます。声は少し特徴があり咽喉を絞ったような発声をします。彼女のアルバムはどれも表紙が魅了的で店頭などでたまに所有していないアルバムを見かけるとつい手が出て購入してしまうという誘惑に対して抵抗力ゼロのわたしです。A面はマーティ ペイチOrchによるスタジオ録音、そしてB面は大学キャンパスでのコンサートのライヴです。

収録曲は
A面が
1.A LOT OF LIVIN' TO DO
2.OUT OF THIS WORLD
3.'ROUND MIDNIGHT
4.HEY!JEALOUS LOVER
5.HARD HEARTED HANNAH
6.BLUES IN THE NIGHT
B面が
1.I FEEL A SONG COMIN' ON
2.YOU CAME A LONG WAY FROM ST.LOUIS
3.MY SHIP
4.EV'RYTHING I'VE GOT
5.WHY SHOULDN'T I
6.I FEEL PRETTY

Rosemary Clooney

2006年02月26日 | 女性ボーカルC
ロズマリー・クルーニー、妹のベティーと最初は二人組みでのシスターズでしたが後に独立して一人で歌うようになりました。ちなみにベティの息子は俳優のジョージ・クルーニーです。少し似ているようにも思います。彼女は歌がしっかりとしていて聴き応えがあります。このアルバムも悪くはないのですが他にもたくさんアルバムが出されておりエリントンとの共演アルバム(実はテープでの共演らしい)やネルソン・リドルとのアルバムがその中でも好きです。

収録曲は
A面が
1.Hello Faithless
2.The Rules Of The Road
3.Just One Of Those Things
4.All Alone
5.Black Coffee
6.A Good Man Is Hard To Find
B面が
1.Baby The Ball Is Over
2.The Man That Got Away
3.I Gotta Right To Sing The Blues
4.Miss Otis Regrets
5.Thanks For Nothing
6.Careless Love

Janice Harper

2006年02月25日 | 女性ボーカルH
Capitol 盤でJanice Harperの“with feeling”です。実はこのボーカル歌手についてはよく知りません。色気のある顔に引かれて購入した一枚です。聴いてみると結構いい味わいで唱っていました。やや高いハリのある声で少しビブラートを使いながら温かみのある声で歌います。ジャケットの彼女の表情には意思の強そうなところが表れているように思えますが実際はどうだったんでしょうか?このレコードの録音が '50年代頃だと思いますので、現在も元気であれば,多分彼女も70歳は超えていると思われますが、次回までにはもう少し彼女の事を知っておきます。補足:本アルバムは彼女の初アルバムのようです。ニーヨークのクラブで歌っている時にキャピトル・レコードに吹き込みをすすめられたらしいです。もう1枚キャピトルに吹きこんでいます。出だしのA-1のBON VOYAGEからA-2のI WAS HOPING YOU'D ASK MEはとても厶ーディでいつ聴いても気持ちが昂ぶって来る気がします。B-2のI NEED YOUやB-4のTELL ME THAT YOU LOVE MEも好きですが、一番のお気に入りはしっとりと歌うB-5のMOONLIT SEAです。このアルバムは全体にロマチックでドラマチックな仕上がりのアルバムとなっています。お薦めしたいアルバムの一枚です。



収録曲は
A面
1, BON VOYAGE
2, I WAS HOPING YOU'D ASK ME
3, IN TIME
4, HANDS ACROSS
5, BEYOND THE REEF
6, DEVOTION
B面
1, WITH FEELING
2, I NEED YOU
3, THAT'S WHY I WAS BORN
4, TELL ME THAT YOU LOVE ME
5, MOONLIT SEA
6, LET THERE BE LOVE

FRANKIE LAINE

2006年02月25日 | ジャズ全般
ところが別のアルバムでもこの女性は表紙を飾っているのです。このアルバムの女性を見ると少し先のジョージア・ギブスのアルバムとは違う一面を見せているようです。“昼間は淑女の如く 夜は娼婦の如く”という事でしょうか。どちらにも吸引力を感じる私です。

このアルバムはMERCURY原盤でFRANKIE LAINEの“THAS'S MY DESIRE”日本国内盤です。
収録曲
A面
1, SEPTEMBER IN THE RAIN
2, I'M IN THE MOOD FOR LOVE
3, EXACTLY LIKE YOU
4, TILL WE MEET AGAIN
5, THAT'S MY DESIRE
B面
1, BY THE RIVER ST. MARIE
2, GEORGIA ON MY MIND
3, BLACK AND BLUE
4, YOU'RE WONDERFUL
5, CHERIE, I LOVE YOU
6, WE WILL BE TOGETHER AGAIN

Georgia Gibbs

2006年02月25日 | 女性ボーカルG
Mercury盤でGeorgia Gibbsの“Music and Memories ”彼女の一番人気があるアルバムと思います。このジョージア・ギブスという歌手はこのアルバムの表紙になっている女性とは全く関係ありません。この女性は以前のジャズ雑誌である有名人の恋人だったとかを見た記憶がありますが詳しくは忘れました。表紙を飾る女性の気品と美しさに引かれて購入する人も多いかと思います。ジャケット買いは私もその一人です。

収録曲は
A面が
1.THE MAN THAT GOT AWAY
2.I'LL BE SEEING YOU
3.HOW DID HE LOOK
4.WHAT'LL I DO
5.BABY WON'T YOU PLEASE COME HOME
6.AFTER YOU'VE GONE
B面が
1.IT'S THE TALK OF THE TOWN
2.HE'S FUNNY THAT WAY
3.SAY IT ISN'T SO
4.IF I HAD YOU
5.I'LL ALWAYS BE IN LOVE WITH YOU
6.SOMEBODY LOVE ME

Julie London

2006年02月25日 | 女性ボーカルL
LIBERTY盤で“MAKE LOVE To ME”でアレンジ指揮はRUSS GARCIAです。彼女が24歳ぐらいでしょうか?(正確には知りません)。恋の経験に不足はないような雰囲気がすでに熟成されています。このオリジナルアルバムの裏面にはジュリーのキスマークが印刷されているものと無いものとあるようです。最初にキスマークが無いのを手に入れたのですがキスマークが欲しくなり購入してしまいました。キスマークがある方が少し人気があって価格も高いようです。モノラルでこのアルバムを聴きソファーをリクライニングさせているとジュリーが頭の傍らでささやき語りかけてくれているかのようです。

収録曲は
A面が
1.IF I COULD BE WITH YOU
2.IT'S GOOD TO WANT YOU BAD
3.GO SLOW
4.A ROOM WITH A VIEW
5.NEARNESS OF YOU
6.ALONE TOGETHE
B面が
1.I WANT BE LOVED
2.SNUGGLED ON YOUR SHOULDER
3.YOU'RE MY THRILL
4.LOVER MAN/5.BODY AND SOUL
6.MAKE LOVE TO ME