PABLO盤でSarah Vaughanの“CRAZY AND MIXED UP”国内盤です。枯葉の超絶スキャットが一番有名かも知れません。ジョーパスやローランド ハナが共演していますが、このアルバムはサラ自身がプロデュースし1982年に録音されました。サラのアルバムはPABLOからのが多くそのほとんどをノーマングランツがプロデュースしてきましたが、このアルバムではサラに任されたそうです。収録曲は、I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS, THAT'S ALL, AUTUMN LEAAVES 等です。枯葉ではスキャットで通していますが、ジョーパスのソロも素晴らしいと思います。
シビル・シェパードは映画俳優で歌手、1950年生まれアメリカ・テネシー州出身です。映画タクシードライバー(1976)等への出演で知られています。このアルバムはINNER CITY盤で“mad about the boy”がアルバム名となっています。スタン ゲッツを始めとする西海岸の有名ジャズメンやポピュラー・ブラジリアンのオスカー・カストロ・ネヴィスのサポートを得て76年に吹き込んだジャズ・ヴォーカル/ジャズ・ボッサの屈指の名盤と評されていますが、バックが何と言ってもいいですが、彼女の歌心もかなりのものです。彼女のもう一つの代表作は TVシリーズ「こちらブルームーン探偵社」ですが、このシリーズにブルースウィリスがオーディションを受け3千人の応募者の中から選ばれて、既にスターだったシビル・シェパードの相手役をこなし人気が出たのです。モデル出身のシビルと当時から既に額の両脇が禿げ上がったウィリスとの軽妙なやりとりがTVの視聴率を稼ぎ、ウィリスはシビルと共に1987年度エミー賞、同年度ゴールデングローブ賞を受賞しました。番組放送当時すでに35歳の彼女、対してブルースウィリスは当時30歳。この番組の主題歌はアル・ジャローが歌っていました。シビル・シェパードは1950年2月18日テネシー州のメンフィスで誕生。現在一対の双子を含む3人の女の子のお母さんらしいですが、ファッション・モデル出身で19歳のころエルビス・プレスリーと何度かデートしたこともあるらしいです。この頃になると録音が50年代と比べ飛躍的に良くなっているように感じます。
収録曲は、Triste/I'm Old Fashioned/I Can't Get Started/It Never Entered My Mind/Please Don't Talk about Me When I'm Gone/Speak Low/This Masquerade/I'm Falling in Love Again/Mad about the Boy/Do It Again(順不同)
収録曲は、Triste/I'm Old Fashioned/I Can't Get Started/It Never Entered My Mind/Please Don't Talk about Me When I'm Gone/Speak Low/This Masquerade/I'm Falling in Love Again/Mad about the Boy/Do It Again(順不同)
このCapitol盤“the swingin's mutual!”はナンシー ウイルソンのアルバムというよりもジョージ シアリングのアルバムと言うべきアルバムかも知れません。AB面ともにナンシーとジョージ シアリングが交互に主役演奏しています。曲目はon the green dolphin street, the nearness of you, lullaby of birdlandなどが収録されていますが、シアリングもナンシーもリラックスした雰囲気でよくスイングしています。ナンシーはポピュラーソングを歌う時のようにシャウトする事は極力抑えて歌っています。このアルバムの写真ですが左にナンシーがシアリングの新しいアルバムを掲げ、シアリングがナンシーの新しいアルバムを下に置きお互いにレコード会社の意向を反映させ、宣伝を兼ねた写真になっている事にも興味を引かれました。