ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

菅野邦彦演奏中

2006年03月01日 | 菅野邦彦
我が愛するスガチンのライブ写真です。彼のライブを堪能した人も多いかと思います。彼のライブは出来不出来があり興が乗ると延々と素晴らしい演奏を続けるのです。今までで一番長いライブは恵比寿のサンマリノでした。午後8時から翌1時半までピアノを弾きっ放しでした。ベースの小泉さんやコンガの小川さんもかなりバテていましたが菅野は弾きまくったのです。そういう時の菅野はまさに神がかっていて素晴らしい演奏が聴けるのです。ただ菅野はもちろん胸に秘めたプライドはあると思いますが目立つ事が嫌いスポットライト浴びるのは嫌というガラス細工のような精神構造ですから現在表立った活動はあまりしておりません。菅野の101番目のファンの私としてはそれが口惜しいのですが、年に数回ですが菅野の演奏が聴けるのを楽しみにしています。

Ann Richards

2006年03月01日 | 女性ボーカルR
Ann Richardsの“ANN,MAN”1961年録音の再販盤です。彼女ご覧のとおりの美人です。美人薄命の謂れどおり彼女は惜しくも'82年にハリウッドでピストル自殺しました。スタンケントン楽団出身です。この楽団出身にはクリスコナーやアニタオディーもそうでした。スタンケントンは楽団の歌手に結構お手をつけていたようでクリスコナーやアニタオディーはどういうわけか免れたようです。クリスやアニタはやはり実力派シンガーということでしょうか。でも同じ実力派のエラも何度も結婚離婚を繰り返してはいるのですが(?)これは関係ないですね。Ann Richardsもスタンケントンの彼女を務めたのですが後釜(名前忘れました)が現れてその座を追われました。そういう悲哀を味わった彼女の歌が心にしみます。

収録曲
A面
1.Yes Sir That's My Baby
2.An Occasional Man
3.There'S A Lull In My Life
4.The Masquerade Is Over
5.You Go To My Head
6.Is You Is Or Is You Ain'T My Baby
B面
7.And That's All
8.Bewitched
9.Evil Gal Blues
10.Love Is A Word For The Blues
11.How Do I Look In Blue
12.I Couldn'T Sleep A Wink Last Night



Gale Storm

2006年03月01日 | 女性ボーカルS
Dot盤でGale Stormの“Sentimental Me”です。彼女も女優さんですが歌は味があります。何となく懐かしさを感じさせる声で麗しさも感じます。お気に入りの一人です。他にもアルバムは数枚出ていますが、彼女の中ではこのアルバムが一番気に入っています。彼女は1922年テキサス州生まれです。


収録曲
A面
1,I'M IN THE MOOD FOR LOVE
2,PENNIES FROM HEAVEN
3,I CRIED FOR YOU
4,ANYTIME
5,IF I HAD YOU
6,DON'T TAKE YOUR LOVE FROM ME
B面
1,MORE THAN YOU KNOW
2,SMOKE GET IN YOUR EYES
3,I'LL HOLD YOU IN MY HEART
4,BACK IN YOUR OWN BACK YARD
5,HOLD ON
6,SENTIMENTAL ME

Marie McDonald

2006年03月01日 | 女性ボーカルM
RCA原盤でメアリー・マクドナルドの“The Body Sings”1957年録音です。お色気優先だけのように見受けられるかもしれませんが、結構歌も聴かせます。こういった色気優先の女性にありがちかどうか分かりませんが、彼女もご多分にもれず男運が悪かったようです。彼女は1923年ケンタッキー生まれ。コロンビア大学へ奨学金で学んでいるようですから優秀だったのでしょうか。'30年代後半にMISS YONKERS,MISS LOEW'SPARADISE,QUEEN OF CONEY ISLANDなどの美人コンテストに優勝しながら最後にMISS NEWYORKで優勝した後に芸能界入りしたようです。このアルバムを録音した前後の話は芸能界スキャンダルそのものです。彼女はコロンビアの社長であったHARRY KARLと'47年に結婚していますが、彼女は'50年から'54年の間に何回か妊娠しましたが流産し、その間にKARLは'54年ごろからRhonda Flemingと頻繁にデートを重ね始めます。ちょうどその頃彼女は再び妊娠し、今度は不安を持ったままKARLの子供を出産しますが、結局二人は'56に離婚しています。このアルバムはその翌年に吹き込まれたものです。その後彼女は2回の離婚3回目の結婚(もしかすると3回の離婚4回目の結婚)をして'65年に睡眠薬の飲み過ぎで死去しています。愛を求め続けた金髪美人のお話でした。

収録曲は
1,Embraceable You
2,How Deep Is the Ocean
3,You'll Never Know
4,I Got It Bad (And That Ain't Good)
5,Bill
6,Paradise
7,These Foolish Things
8,Don't Blame Me
9,It Had to Be You
10,He Took Me by Storm
11,I Don't Know Why
12,Falling in Love With Love