ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Donna Fuller

2006年03月07日 | 女性ボーカルF
LIBERTY盤でDona Fullerの“MY FOOLISH HEART”1957年録音・レコード重量170g
このアルバムはビート・ルゴロの編曲による彼女のデビューアルバムです。ボーカル本によると彼女はオペラのトレーニングを経た後ジャズの道に入ったとあります。クリスコナーのような声でややハスキーな声です。私は彼女のような声は好きですね。このアルバムではやはりアルバム名にもなっているA面最初のMY FOOLISH HEARTがいいと思います。これを聴くと次々と聴いてしまう結果になるのではないでしょうか。


PETE RUGOLO指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, My Foolish Heart
2, I'm Gettin' Sentimental Over You
3, Mister Blue
4, There He Is
5, Keepin' Myself For You
6, Miss Pettibone Confesses
B面
1, Once
2, L-O-V-E Spells Fool
3, Dusky January
4, I'll Close My Eyes
5, Hamilton Again
6, All Or Nothing At All

Billie Holliday

2006年03月07日 | 女性ボーカルH
ビリィー・ホリデイのアルバムの中で私が一番好きなのが、この“アット・モントレー1958”ステレオ盤です。レーベルはBLACKHAWKというレーベルですが、ビリィー・ホリデイのアルバムの中ではCBSの奇妙な果実やCOMMODOREのレディインサテンは必ず彼女の代表アルバムとして紹介されているのと比較すると2番手3番手の扱いを受けていますが傑作には違いありません。こちらの心へ語りかけてくるような彼女の歌声はエラもサラも敵わないのではないでしょうか。このアルバムはライブ盤ですが野外ステージで行われています。A面の一曲目“AIN'T NOBODY'S BUSINESS IF I DO”を聞くとそのライブ感覚がたっぷりと味わえます。アルバム裏面の写真には彼女は左手に貝殻か何かの手首に飾り物をしているのが判るのですが、彼女がマイクに手をやる度にその飾り物の“チャラチャラ”という耳障りの良い軽い音が時々聞こえます。また1曲目が始まって1分半ぐらいすると遠くからハレー・ダビットソンの音が聞こえ始め数秒すると轟音になって(舞台裏を通ったらしい)右手の方へ去って行きます。他には野外ステージらしくプロペラ機の音も入っています。歌を聴くもよしバイクの音を聞くもよしというか当時に思いを馳せ、アルバムの中へ入って一緒に聴いている聴衆の一人になれるアルバムです。是非聴いていただきたいお薦めの1枚です。

訂正:バイクの音が入っているのはA面の3曲目でした。覚え間違いしていました。