ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

June Christy

2006年11月30日 | 女性ボーカルC
CAPITOL盤でJUNE CHRISTYの“COOL SCHOOL”1960年録音・レコード重量165g

JUNE CHRISTY,彼女のアルバムは今までに4月25日に紹介させていただいていますので、私のブログでは2度目の紹介となります。彼女の紹介は前回と重複しますので省きます。彼女の20枚ぐらいのアルバムの中ではCAPITOLの“SOMETHING COOL”が名盤と評されていますが、私はもちろんSOMETHING COOLも良いと思いますが、本アルバムも捨てたものではないと思います。彼女の歌い口は、少しハスキーな声で楚々とした知的なたたずまいで聴かせるのが魅力ではないでしょうか。本アルバムではJOE CASTOR QUARTETがバックを務めています。私の中ではやや印象が薄かった彼女なのですが、録音も良く彼女を再発見したような思いになった本アルバムでした。このジャケット写真は可愛い子供達が彼女と一緒に写っていてSCHOOLを演出していますが、実は4人の子供の内の一人がJUNEの娘です。一番ちっちゃい子で藍色のスモックを着てSHYな表情をしている子が彼女の娘だそうです。一番素人っぽくて好感が持てますね。本アルバムでの私のお気に入りはA-4の When You Wish Upon a Starで、これだけでも入手して良かったと思っています。

パーソナルは, JUNE CHRISTY(vo), JOE CASTRO(p), LEROY VINNEGAR(b), LARRY BUNKER(ds), GIB FENDER(g)

収録曲
A面
1, Give a Little Whistle
2, Magic Window
3, Baby's Birthday Party
4, When You Wish Upon a Star
5, Baubles, Bangles and Beads
6, Aren't You Glad You're You
B面
1, Kee-Mo Ky-Mo
2, Scarlet Ribbons (For Her Hair)
3, Looking for a Boy
4, Small Fry
5, Ding Dong the Witch Is Dead
6, Swinging on a Star

Peggy Lee

2006年11月28日 | 女性ボーカルL
CAPITOL盤でPEGGY LEEの“LATIN ALA LEE !”1958~1959年録音・レコード重量170g

たまには、こういうラテン調のアルバムはどうでしょうか。本アルバムはブロードウェイ ミュージカルのヒット曲がラテン調にアレンジされ, PEGGY LEEがリラックスして歌うポップなアルバムです。こういうアルバムも気分が沈んだ時やストレスを感じた時には良いのではないでしょうか。 映画マイフェアレディでお馴染のA-2, On the Street Where You Liveはややアップテンポとなってより軽快です。A-3のTill There Was Youはそのソフトな歌い口と彼女のハスキー度数ますます高目の曲です。A-6のI Could Have Danced All Nightなどを聴くとチャチャチャ~と踊りたくなります(踊れませんが)。B-5のC'est Magnifique も好きな曲の一つです。

JACK MARSHALL指揮によるオーケストラ伴奏

収録曲
A面
1, Heart
2, On the Street Where You Live
3, Till There Was You
4, I Am in Love
5, Hey There
6, I Could Have Danced All Night
B面
1, The Surrey With the Fringe on Top
2, The Party's Over
3, Dance Only with Me
4, Wish You Were Here
5, C'est Magnifique
6, I Enjoy Being a Girl




こちらは, その続編ともいうべき同じレーベルからの“OLE ALA LEE”1961年録音・レコード重量165g
同じ流れのアルバムという事で一緒に掲載しておきます。

JOE HARNELLのアレンジ指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, Come Dance With Me
2, By Myself
3, You're So Right for Me
4, Just Squeeze Me
5, Fantatico
6, Together Wherever We Go
B面
1, Love and Marriage
2, Non Dimenticar
3, From Now On
4, You Stepped Out Of A Dream
5. Ole
6, I Can't Resist You

Dorothy Carless

2006年11月27日 | 女性ボーカルC
HIFI RECORD盤でDOROTHY CARLESSの "MIXED EMOTIONS"1958年録音・レコード重量155g

彼女のアルバムは二度目の紹介です。以前に“THE CARLESS TORCH”を紹介させていただきましたが、その時はまだ本アルバムは未聴でした。今年の夏頃に購入したアルバムです。本アルバムでは全曲彼女が弾き語りをしています。この弾き語りは彼女が常々望んでいた事のようです。最初はバラード調の歌い口が続く為に単調に感じるところもあるのですが聴いていると, 彼女の落ち着いてややハスキーな歌声が徐々に聴き手の気持ちに滲み入るように感じられます。時々ペダルを踏む音まではっきり拾っていますが音を少しいつもより大きくして聴けば、目の前で彼女の弾き語りが始まります。
 この趣のあるジャケットはハリウッドのSHERRY'Sというピアノバーで撮影し、鏡に写って彼女をみている男性はBOB McDANIELSという男優だとノートにあります。もう一つ、彼女はこのジャケットの写真を撮った時に“The King's Men”を歌いながらの撮影だともありました。鏡の色合いとこちらの実在の色合いが微妙に違うのもお洒落なデザインだと思います。

収録曲
A面
1, LITTLE GIRL BLUE
2, I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELL
3, WHEN THE WIND WAS GREEN
4, ONE FOR MY BABY
5, FANCY FREE
A面
1, HI-LILI, HI-LO
2, A SHIP WITHOUT A SAIL
3, WERE THINE THAT SPECIAL FACE
4, SUSAN'S DREAM
5, I HAPPEN TO LIKE NEW YORK

中国のとある景色

2006年11月26日 | 世間話
これは以前に訪問した中国のやや奥地で撮影した山の写真です。

山の上に竹か木で拵えた祭壇のようなものがありましたので、車の中から写真を撮りました。
聴けば写真を撮ってはいけないというか、写真を撮ると地元の人々に叱られトラブルになるらしいです。



実はこの山は地元の人々にとっては 神聖な  鳥葬   の場所でした。
また、その事は大鷲などの保護にも役立っていると聞かされました。
その話を聞いたときに いろいろな複雑な思いが浮かびました。

Anita O'day

2006年11月25日 | 女性ボーカルO
今日の新聞でAnita O'DayがL.A.の病院で23日, 肺炎の為に87歳で亡くなったとありました。それで何か彼女のアルバムをと思って棚を見て最初に手にしたのがこのアルバムでしたので今晩は彼女の本アルバムにします。また一人大好きなシンガーが逝ってしまいました。たくさんの歌を有難うございましたと伝えたいです(合掌)。

VERVE盤でANITA O'DAYの“TIME FOR TWO”1962年録音・レコード重量165g

彼女のボーカルは最高峰と言われても間違いではないと思います。器楽奏者に劣らぬ巧さがあるし、そのアドリブ唱法は聴けばすぐ彼女とわかるものでしょう。A-3のJust In Timeは特に彼女らしくこなした一曲だと思います。このアルバムは好きな曲の一つであるA-4のUnder A Blanket Of Blueが収録されているのも私には嬉しいです。久し振りに本アルバムを聴きましたが、1960年代になってからは彼女の声も多少衰え,1962年当時は調子を落としていたと言われていますが、声の衰えは別として私にはその不調の感触は識別できません。相変わらず上手いし聴かせると思います。


パーソナルは, Anita O'day(vo), Cal Tjader(vib), Lonnie Hewitt & Bob Corwin(p), Freddy Schreiber(b), Johnnny Rae(drs)

収録曲
A面
1, Thanks For The Memory
2, It Shouldn't Happen To A Dream
3, Just In Time
4, Under A Blanket Of Blue
5, That's Your Red Wagon
6, Peel Me A Grape
B面
1, Occasional Man, An
2, Party's Over
3, I Believe In You
4, Mr. Sandman
5, Spring Will Be A Little Late This Year
6, I'm Not Surprised To Be Blue Blues

Laila Dalseth

2006年11月24日 | 女性ボーカルD
GEMINI RECORDS盤で, LAILA DALSETHの“TIME FOR LOVE” 1986年録音・レコード重量155g

彼女は1940年生まれで子供の頃より知らず歌っていたようで, 13歳の時にアマチュア コンテストで優勝し, 14歳の時にはプロとして活動を始めました。彼女の歌い口は非常に滑らかさを感じさせるものがあって尖ったところがありません。すべすべとした美声で, さらりと聴かせるけれど, 年季を感じさせる渋さがあるのがお気に入りです。RED MITCHELLのベースも乾いた音で弦を響かせて聴かせてくれます。A-3のTHE SONG IS YOUはノリが良くて好きですし、A-5のEMILYは渋く聴かせます。A-6はRED MITCHELLのベースが際立ちます。B-1のWHEN YOU LOVER HAS GONEWあたりを聴くとワインでも飲みたくなります。

パーソナルは, Laila Dalseth(vo), Red Mitchell(b), Egil Kapstad(p), Ole Jacob Hansen(ds)

収録曲
A面
1, Nature Boy
2, You've Changed
3, The Song Is You
4, The Summer Knows
5, Emily
6, Good Morning Heartache
B面
1, When You Lover Has Gone
2, Alone Together
3, Everything Happens To Me
4, I Love You
5, A Time For Love
6, Skylark


なお↓のアルバムは同じ全く内容のジャケット違いですがレコード重量は120gで, 手書きの刻印がありません。アメリカ向けの再発盤でしょうか。私はこういう事情に詳しくありませんので写真のみの掲載とさせて下さい。


紅葉見物

2006年11月24日 | 世間話
昨日は紅葉を見る為に広島県三原市の佛通寺へいきました。高速道の山陽自動車を通っていったのですが三原の手前で山陽道の最高度地点があり、そこからの眺めが九州のやまなみハイウェーの眺めと比べると小振りなスケールですが山の向こうがまた山という眺めだったので写真を撮りました。あいにくの雨模様で見通しがあまり良くはなかったのですが、眺望が開けた景色で気持ちが良かったです。

↓の写真は目的地の佛通寺山門前の川端の紅葉の眺めです。禅宗のこの寺は禅宗としては中国地方では一番かどうか忘れましたが大きなお寺でした。寺内には臥竜の松や高村光雲の弟子が彫ったという達磨像があったり、実に顔の表情が慈悲に満ちている観音像もありました。NHKのニュースで紹介された事もあり駐車場がどこも満杯で駐車に苦労しました。私もそうですが今のうちに眺めておこうという人で、紅葉の季節はどこも人出が多いですね。でも人出が多くても小川の流れと色づいた山を散歩するのはなぜか気持ちが落ち着いて気分転換には最適でした。


Esther Reichatat

2006年11月23日 | 女性ボーカルR
ISRAELのISRAPHON盤でESTHER REICHATATの“LIGHTS OUT”録音年不詳。レコード重量140g

このアルバムは物好きが生じてお店にあったのを購入してしまった一枚です。彼女はISRAELのシンガー(と思います)で同国のフェスティバルで優勝した実績があるとか裏面のノートにはありますが、大部分がご覧のようにロシア語での表現になっています。私がISRAELで最初に思い浮かべるのは、日本の都会でアクセサリーなどを露店で売っている外国人はほぼ間違いなく同国の人達だという事です。ユダの商人ではないでしょうが、イスラエルでは古くから、若いうちから国の内外を問わず商売をより習得する為の一つとして旅先でも商売をするという考えがありその習慣が今でも息づいているらしいです。ただ街角の彼等にどこから来たの?とか どこの国の生まれか? と聞くと必ずアメリカンと答えます。これもいろんな面倒を避けるための知恵として語り継がれているようです。本アルバムのシンガーについて述べる材料がない為に関係ない話題になってしまいました。本アルバムはジャズ味は極めて薄くISRAELの人気曲集ではないかと想像しています。すべて当てにならない推測で申し訳ありません。彼女のボーカルは声が清く澄んでいますが, なぜかしら物悲しく聴こえます。まるで国の不安定さを悲しんで歌っているような風です。

SHOMON COHENのアレンジ指揮によるオーケストラ伴奏

収録曲
A面
1, THOSE WERE NIGHTS
2, THE CYCLAMEN
3, MY DOOR IS LOCKED
4, HE KNEW NOT HER NAME
5, THE NECKLACE
6, SONG OF A WAYFARER
B面
1, LIGHTS OUT
2, UP ON THE HILL
3, YUDKE
4, FREINDSHIP
5, A GIRL ON THE BEACH
6, SHEIK ABREK


*余談ですが、最近ブログ内に広告が貼られるようになりました(現在はありません)。広告貼りは拒否しました。全ての広告を皆無にするのは無料ブログの場合では無理でしょうが、出来るだけすっきりとした画面にしたいと思います。

Easy Williams

2006年11月22日 | 女性ボーカルW,Y,Z
DOT盤でEASY WILLIAMSの“EASY DOES IT !” 1957年録音・レコード重量150g

このアルバムのシンガーEASY WILLIAMSの事は、ほとんど知りません。CDとしては魅惑のボーカルコレクションシリーズとして販売されたようです。彼女のアルバムは本アルバムだけらしいです。50年代のアメリカにはどの都市のどのクラブにもシンガーが存在していたと思いますが、レコードを残せたシンガーは極く一部でしょう。彼女はこの記録を残せた為に、いまになっても耳で味わう事ができるわけです。さて彼女のボーカルですがジュリー ロンドンほど物憂げでもなくペギー リーほどハスキーでもなく、やや低い声で呟くようにバラードを歌っています。ジャケットはリゾートのイメージを狙ったデザインでそのリラックスした雰囲気がアルバム内容と良くマッチしていると思います。A-1のアルバムのタイトルにもなっているEASY STREETだけはエコーが効きすぎて今ひとつ良さが削がれているようにも思いますが, その他の曲はバックの演奏も彼女の雰囲気に添って演奏しており全体がのほほんとしていて聴いていると自然とリラックスできるアルバムだと思います。無銘の佳盤だと思います。


パーソナルは, EASY WILLIAMS(vo), ALLAN REUSS(g), TED NASH(fl), FRANK FLYNN(vib), その他

収録曲
A面
1, EASY STREET
2, WHERE THERE'S SMOKE THERE'S FIRE
3, MEAN TO ME
4, SOMETIMES I'M HAPPY
5, JUDY
6, THE WHISTLER ON THE BAYOU
B面
1, EASY COME, EASY GO
2, I WANNA BE LOVED
3, YOU'RE NOT THE KIND
4, A WOMAN NEEDS SO LITTLE
5, THREE LITTLE WORDS
6, I'M A DREAMER, AREN'T WE ALL

Rosemary Clooney

2006年11月21日 | 女性ボーカルC
VICTOR盤で“JEWELS of LATIN AMERICAN”レコード重量120g

このアルバムは10inchの日本ビクター盤です。地元の中古レコード店で在庫処分セールをしていた時に処分用ワゴンの中にあった一枚です。ジャケットもまあ面白いかという程度の気持ちで価格が500円だったこともありうどんを一杯喰ったつもりで他の数枚と一緒に購入しました。買ったのはいいのですが、あまりアルバムの内容も確認せず後日に聴きますと女性ボーカルが2曲入っていて、どこかで聴いた声とアルバムの裏を見るとROSEMARY CLOONEYだったわけです。多分同じビクターから“A TOUCH OF TABASCO”というローズマリーとペレスプラードのアルバムがありますから、それから2曲を入れたのでしょう。複数の楽団の演奏集となっているアルバムだったようです。2曲だけですが彼女のラテンタッチを楽しめました。今晩はアルバムジャケット写真の彼女の脚でも眺めてくださいませ。

収録曲
A面
1, MALAGUENA
2, CU-CU-Rru-CU-CU PALOMA *
3, MEXICAN HAT DANCE
4, VAYA CON DIOS
B面
1, ORCHIDS IN THE MOONLIGHT
2, PERFIDIA
3, OYE NEGRA
4, SWAY *
*が彼女のボーカルとなっています。





Carol Brent

2006年11月20日 | 女性ボーカルB
GOLD COAST盤でCAROL BRENTの“CAROL BRENT at the hungry i”1957年録音・レコード重量140g

CAROL BRENT,彼女は生まれ年はわかりませんがニューオリンズの出身のようです。子供の頃に父親の弦楽器(バイオリン主体)グループについて歌っていたようで、高校卒業後に地元ニューオリンズのクラブでシンガーとして歩み始めます。がほどなく結婚し一時歌う事をやめてしまいますが、シンガーへの想いは断ち難く1956年にハリウッドのクラブで二度目ともいえるデビューをします。Kingston TrioやLambert,Hendricks and Rossなどと同じステージで歌う事が彼女に実力つけさせる事になりました。やがてGOLD COAST RECORDSのJACK SPINOZAの依頼を受けビール会社のコマーシャルソングを唄ったのがキッカケで、このアルバムの録音へとつながります。彼女のボーカルですがジャズボーカル本などではパンチのあるセクシーな唱法とも紹介されています。その表現が私にはよく分からないのですが,彼女は身長が170センチ以上あったようですから小さい方ではなく、その身体から発声させる力強さというのが低音から高音まで、また囁くような音量ですら感じられ、言い換えれば声圧というのが感じられるシンガーです。本アルバムで彼女の良さが一番感じられるのはB-1のBASIN STREET BLUESやB-2のBYE BYE BLACKBIRD及びB-3のA RIGHT TO SING THE BLUESあたりでしょうか,B-5も悪くありません。ゆったりと歌う時に彼女の良さがより感じられます。個人的好みではB面の方がA面より圧倒的に好きです。本アルバムは録音がとても良く共演陣の演奏も楽しめます。

パーソナルは, CAROL BRENT(vo), SID BULKAN(ds), RED MITCHELL(b), RAY LINN(tp), LARRY BUNKER(vib), TOMMY TEDESCO(g), DAVE PELL(ts), TED NASH(ts, fl), RONNY LANG(as, fl), その他

収録曲
A面
1, BILL BAILEY
2, SISTER KATE
3, BLUE PRELUDE
4, A GOOD MAN IS HARD TO FIND
5, LETTER FROM A LADY IN LOVE
6, YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
B面
1, BASIN STREET BLUES
2, BYE BYE BLACKBIRD
3, A RIGHT TO SING THE BLUES
4, BALLIN' THE JACK
5, LONESOME ROAD
6, MY HEART BELONGS TO DADDY

Marian Montgomery

2006年11月19日 | 女性ボーカルM
昨晩遅くに帰宅しました。出張中は更新も思うようにできず歯痒い思いでした。皆さんのところへも訪問できず失礼しました。

CAPITAL盤でMARIAN MONTGOMERYの“SINGS FOR WINNERS AND LOSERS”1963年録音・レコード重量165g

彼女は1934年ミシシッピー州生まれで、学生の頃より歌が好きで歌っていたとアルバム裏面のインタビューでは答えています、またどのような歌手が好きかと言う質問にはJUNE CRISTY, CHRIS CONNOR. MEL TORME, PEGGY LEE, RAY CHARLESの名を挙げています。彼女はアトランタのクラブで歌ったのがシンガーとしての始まりでしたが、彼女のオーディションテープの歌を聴いたPEGGY LEEの推薦もあってCAPITOLとの契約にこぎつけたらしいです。本アルバムはその彼女のCAPITOLからのデビューアルバムです。当時のCAPITOLの力の入れようが共演陣の顔ぶれをみても想像できます。同じCAPITOL盤の“LET THERE BE LOVE-LET THERE BE SWING”やVERVEから“WHAT'S NEW?”などのアルバムもあるようですが、自分は LET THERE BE LOVE-LET THERE BE SWINGを先に聴いたかなり後に本アルバムを聴く事になりました。どちらを紹介しようかと思ったのですがジャケットには彼女の写真はないのですが本アルバムとなりました。彼女は美人歌手と言っても言い過ぎではない容姿をしていると思います。既に2002年に他界していますが奇しくもPEGGY LEEと同じ年の旅立ちというのも何かの縁だったのでしょうか。肝心の彼女の歌い口ですがスウィンギン感溢れるボーカルでかつ艶やかでもあります。A-1とB-1はかなりのアップテンポで歌っていて、私は耳がついていけない感じもあるのですがA-4のCAN'T HELP IT、B-3の 'DEED I DO やB-4のGOOD MORNING HEARTACHEは歌い込んでいるという感じで好きです。 SAM TAYLORの名も懐かしいです。

パーソナルは, MARIAN MONTGOMERY(vo), DICK HYMAN(p), SAM TAYLOR(ts), JOE NEWMAN(tp), OSIE JOHSON(b), KENNY BURRELL&CHUCK WAYNE(g), その他

収録曲
A面
1, BREEZIN' ALONG WITH THE BREEZE
2, CONFESSIN' THE BLUES
3, WHEN SUNNY GETS BLUE
4, CAN'T HELP IT
5, WEE BABY BLUES
6, MY BUDDY
B面
1, ROLL 'EM PETE
2, THE EXCITING MISTER FITCH
3, 'DEED I DO
4, GOOD MORNING HEARTACHE
5, ALL BY MYSELF
6 ,WHEN YOUR LOSER HAS GONE




Etta Jones

2006年11月16日 | 女性ボーカルJ
ROULETTE盤でEtta Jonesの“ETTA JONES SINGS WITH”録音年不祥1965年?・レコード重量は160g

彼女エタジョーンズは愚ブログでは初の紹介になります。彼女は1928年SOUTH CAROLINAの生まれですが、その後はハーレムで育ったようです。15歳の時にアポロ劇場で有名なタレントコンテストに出場しますが賞を得ることは出来なかったのですが、その際のビッグバンドのリーダー BUDDY JOHNSONにオーディションを受けないかと誘われ、それがキッカケとなってバンドツアーに入りシンガーとしての道を歩み始めます。その後にPRESTIGEから出されたデビューアルバム“DON'T GO TO STRANGERS”で名を馳せることになります。本アルバムは録音年がよく分かりませんが1965年頃ではないかと思われます。彼女のボーカルはR&B 及びブルースの味をも合わせ持つジャズシンガーではないでしょうか。歌い口は多少シャウトもしますが情熱的で私にはダイナ ワシントンにも似たところがあるようなソウルな味わいが感じられます。A-1のMONN MANはブルースの味わいの曲でこれだけ聴くとブルースのアルバムかと思いますがその他はジャズテイストな曲構成となっています。大阪のレコード店で輸入盤のコーナーを漁っている時に見つけた一枚で持ち帰り聴いた時にその内容に満足してとても嬉しかったことを思い出します。

パーソナルは, ETTA JONES(vo), JUNIOR MANCE(p),KENNYBURRELL(g),FRANK WESS(tenor-flute), JOE NEWMAN(tp),MINT HINTON(b)

収録曲
A面
1, MONN MAN
2, MY COLORING BOOK
3, DID I REMEMBER
4, I HAD A MAN
5, SWINGING SHEPHERD BLUES
6, I WAS TELLING HIM ABOUT YOU
B面
1, LONELY CROWD
2, WE A'LRIGHT O,K, YOU WIN
3, I'VE GOT IT PRETTY BAD
4, WONDER WHY
5, LATE LATE SHOW
6, TESS'S TORCH SONG

Sallie Blair

2006年11月15日 | 女性ボーカルB
BETHLEHEM盤で Sallie Blairの“SQUEEZE ME”1957年録音。レコード重量145g

ネット接続ができるのですが、回線速度が多くストレスが溜まってしまいそうです。皆さんのところにもなかなか訪問できず失礼しております。

8月4日の記事でSallie Blairの“HELLO, TIGER”1958年録音を紹介していますので2枚目の登場です。サリー・ブレアーはメリーランド州ボルティモア生まれという事ですのでビリーホリディーと同じ出身ということになります。高校卒業後に地方の楽団で歌ったあとR&B系の有名なジョニー・オーティス楽団に入ったのが出世の始まりらしいです。50年台には主にナイトクラブで活躍していた歌手で華やかな魅力が持ち味のようです。このアルバムでもスウィンギーに快唱しており、声には粘っこさがなく聴き応えのある佳盤と思います。

パーソナルは演奏者が多く省略させていただきます。
収録曲
A面
1, SQUEEZE ME
2, ALMOST LIKE BEING IN LOVE
3, BETTER LUCK NEXT TIME
4, THE MORE I SEE YOU
5, YOU MAKE ME FEEL SO YOUNG
6, WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
B面
1, COME BY SUNDAY
2, AIN'T SHE SWEET
3, HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON
4, THEN I'LL BE TIRED OF YOU
5, SIMILAU

DAMIRON

2006年11月12日 | ジャズ以外
今日午後より出張します。月曜日から土曜日までネット接続の環境が予想できません。できるだけ毎日続けたいと思っているのですが、途切れることも考えられるので先に失礼をお詫びしておきます。

このアルバムはジャズではありません。SIMON DAMIRON(p)の“HIS PIANO and RHYTHM MOODS”TOREADOR盤でCha Cha Chasやマンボのスタンダード曲のピアノ演奏with オーケストラです。DAMIRONというプレイヤーの事は知らないのですが、下に載せたアルバムが欲しくて探しましたし今でも探しているのですがまだ縁なく行き当たりません。同じ演奏者のアルバムがあったので先に演奏でも聴いてみようと買い求めた一枚です。こういう音楽を聴くとなぜか昔の日活映画のギャング物の舞台となったようなキャバレーを思い出しました。音楽は楽しくまたどこか懐かしい郷愁を思い起こさせるメロディーです。よく覚えている曲はB-2のVOLAREぐらいでしょうか。

収録曲
A面
1, PIRULI-guaracha
2, CORAZON DE MELON-cha cha cha
3, KALUNGA-mambo
4, POTPOURRI-boleros
5, BAILANDO JINCAO-merengue
6, SON DE LA LOMA-son
B面
1, PIENSALO BIEN-bolero
2, VOLARE-mambo
3, CLAVELITPS-cha cha cha
4, METIENDOLE CANDELA-merengue
5, POTPOURRI #2-boleros
6, PARA VIGO ME VOY-mambo

↓実はこのアルバムは所有しておりません。が最近探続けているアルバムです。今までの記事にしたアルバムは勿論所有盤を紹介させていただいているのですが、これはお尋ねアルバムです。



このアルバムはVENEZUELAのアルバムのようです。日本語以外は挨拶程度しかできない私ですのでよく分からないのですが、想像するに、DAMIRONのヒット曲集といった類いのアルバムなのではないでしょうか(?) レーベルはVENEVOXというレーベルでCARACASのレーベルです。ベネゼイラというとチャベス大統領、カラカスというと危険度レベル五つ星という都市だと思うのですが、勿論行ったことがないので分かりません。でもそういう国でこういうジャケットが作られているというのが実に新鮮に感じます。ベネゼイラは美人を輩出する国としても有名ですがそういう国ならではのジャケット、そういうジャケットを欲しがるジャケ買い重点主義の私でした。