ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

MARIANNE FAITHFULL

2008年05月30日 | 女性ボーカルF
ジャズとは関係ないアルバムで,(英)ISLAND/12MF 100/MARIANNE FAITHFULL/BROKEN ENGLISH/1979というアルバムですが、このアルバムは45回転の12inchシングルとなっています。ジャケット違いの33回転LPもあるようですが僕はこのジャケットの退廃的な写真が気に入って入手したものです。45回転でLP片面にBROKEN ENGLISH1曲がLONG VERSIONでの収録ですから再生音はなかなかに良いのですが、ここでの彼女は暗く枯れた声で開き直ったような声で歌っています、そのイメージはジャケットから受けるイメージそのままであります。彼女の60年台からの生活はどんなものだったのでしょうか?真偽のほどは僕には分かりませんが英国の反社会的女性旗手と言えるぐらいの存在だったのでしょうか?
↑(英)DECCA/LK4688/COME MY WAY/1965 こちらのアルバムはちょうど彼女がミック・ジャガーとつきあっていた頃のアルバムですが、当然のようにまだ若々しいし. まだ表情に輝きというのが感じられますが冒頭のジャケットとなるとその輝きは全く失せて重く投げやりな感じさえ窺えるのが年月を感じさせます。ちなみにこちらのアルバムでは初々しい声で歌っていてHouse Of The Rising Sunは聴ける曲です。僕が学生の頃は彼女の存在は知っていたもののアルバムを入手しようとも思わなかったのですが、どういう自分の気持ちの変化か分かりませんが、この2枚は彼女の人生での変りようと生き様が感じられておもしろいと思って入手して以来、たまに取り出して聴いています。そういう意味あいを考えながら2枚のジャケットを眺め比べていただければ如何お感じになるでしょうか?

富士通 JAZZ ELITE 2008

2008年05月29日 | ライブ
昨晩は次女夫婦がプレゼントしてくれた富士通JAZZ ELITE 2008へ嫁さんと一緒にいって来ました。開場が午後6時、開演が午後6時半でした。早めの夕食をすませて6時20分頃に会場入りすると空席も多少あった感じです。こういうコンサートが満員にならない我が岡山を悔しく思いました。こんな調子では質の高いコンサートほどますます遠のいていくのではと心配です。僕たちの席はほほ真ん中の前列二番目という席で岡山シンフォニー・ホールのコンサートでこんなにステージに近い席は初めてです。ステージが近いとシンガーや演奏者の表情がよくわかり小さなライブ会場で聴いているような雰囲気になりました。ちなみに最前列がSS席だと思います。
当日の出演者の顔ぶれはリンク先にありますのでご参照下さい。僕が一番聴きたかったのはボーカルも勿論外せないわけですが、ジャネット・サイデルのバックを務めているギターとウクレレ奏者のチャック・モーガンで、MOON OF MANAKOORAを聴いてからとても気に入っていました。そのCDに収録されている曲も聴かせてくれましたし満足できました。CDで聴くよりもライブで聴く方がやはり当然楽しいです。嫁さんも喜んでいました。ジャネットの相変わらず円やかなボーカルも心和ませてくれました。
ガンバリーニのボーカルも迫力がありました、ガンバリーニのバックのドラムとベース奏者がいつも難しい表情してまるで哲学者の様子で演奏していたのもなぜか興味を引かれました。あと印象に残ったのはガンバリーニの顔が僕には怖かったです。近くで見るとまるで獲物を見据えた鷹のような表情に思え、野兎の僕は震え上がるような感覚にとらわれました。演奏後に嫁にその話をすると私も怖かったと宣うていました(笑)。憶病者の二人ですのでそう感じたのかも知れません。秋吉夫妻のDUOは夫君のルー・タバキンのサックスを吹く時の所作が独特で印象に残りました。このDUOはなんでも初披露というふれこみです。秋吉さんがルー・タバキンが椅子にかけたジャケットをさっさと持って先にステージを後にしたのが印象に残っています。

地元のコンサートでしたから知り合いにも会って言葉を交わしたり見かけたりしましたが、この人がこのコンサートに来てるという新しい発見もありました。次にどこかで会えば話がはずみそうです。やはりライブには色んな意味で行かなきゃいけませんね。



LINDA LAWSON

2008年05月26日 | 女性ボーカルL
VERVE/MG V-2097/SONGS FOR YOUR BOYFRIEND/V.A.

LINDA LAWSONの名前を見つけたので入手したアルバムです。他に3人の女性ボーカルも収録されたV.A.となっています。ジャケットをじっくりと眺めるとJOAN O'BRIENとLINDA LAWSONの二人の美しさが際立ちます。それもそのはずでJOANは1936年のカリフォルニア生まれでTVに出演してシンガーとして人気が出た後に女優へと手を広げた女性、日本でテレビ公開されたロバート・ボーン主演の“0011ナポレオンソロ”などにも出演していたようですが、僕は彼女の印象がありません。LINDAは皆さんもご存知のとおり、1936年ミシガン州のANN ARBORに生まれ、ショウ・ビジネスで活躍してTVのボナンザやペリー・メイソンその他に出演したらしいですが、これまた僕には記憶にありません。LINDAについてはChancellor盤/Introducing Linda Lawson には収められていない3曲がこのアルバムで聴けます。MARLENE WILLISも50年代から60年代にかけてララミー牧場やマーべリックに出演していたらしいという程度しか分かりません。LINDA LIEGHについては全く分かりません、という4人によるアルバムです。このアルバムで歌われている内容ですが、MARLENE WILLISやLINDA LEIGHが元気のよいポップ・シンガーという感じで、JOAN O'brienが大人の味あるフォーク・シンガーに思えます。、LINDA LAWSONはChancellor盤と全く同じように少しハスキーな中低音としっとりとした歌い口で聴かせてくれ、この4人を続けて聴いていると格別に味わい深いように聴こえます。それにしても時代を感じさせるとはいえジャケット写真の二人のキレイな事ったら僕は見取れてしまいます。最後になりましたが、パソコン画面で判りづらいかもと思いますがジャケット右上から時計回りでJOAN O'BRIEN, LINDA LAWSON, LINDA LEIGH, 左の大きく写っている女性がMARLENE WILLISであります。

収録曲/ STAR LIGHT,STAR BRIGHT-Marlene Willis/DEAR LOVE ME-Joan O'brien/LET ME-Linda Leigh/MORE THAN EVER-Linda Lawson/TEENAGE ISLAND-Marlene Willis/COME ON HOME,ALL'S FORGIVEN-Joan O'brien/SALTY,SALTY IS THE SEA-Linda Lawson/WHAT GOOD DOES IT DO ME-Linda Leigh/TEENAGE KISSES-Marlene Willis/TALK TO ME SOMETHING-Joan O'brien/SOMEHOW-Linda Lawson/WHAT GOOD IS A MEMORY-Linda Leigh/

牝狐の魅力は?

2008年05月25日 | 世間話
VIXENS OF VINYLという本(9ドル)があったので、ジャケット重視派の僕としては通り過ぎるわけにはいかず入手してみました。15.5センチ×15.5センチの大きさの130ページをぺラパぺラとめくって見ると、April Stevensの“TEACH ME TIGERPete Kingの“MUSIC FOR THE GIRL YOU LOVE”Herb Alpert'aのWhipped Cream&Other Delightsも掲載されていたので少し嬉しかったのですが、僕が所有していないアルバムでそれも見るからに吸引力のあるジャケットのがそこここで発見。その中でも何とか入手したいと思うアルバムが4枚ほどありました。でもそのどれも内容はイージー・リスニングのようです。そういうイージー・リスニング物はジャケットで売れという戦略なんでしょうか。その中でも一枚のアルバムだけは特別に気に入ってしまいどうしても入手したくなり探し始めたのですが未だ行き当たっていません、以前から探し続けているDAMIRONのアルバムと同じように探し続ける僕の夢となってしまうのでしょうか。こういう思うようにいかないのがレコードを集める励みの一つでもあるのでしょう。すぐ入手できることは興味が薄くなるように気がします。難しいものほどエエですね。




ダイアナ ドーズ

2008年05月23日 | 女性ボーカルD
PYE/NPL 18044/DIANA DORS/SWINGIN' DORS/

このダイアナ・ドーズという女優は英国のマリリンモンローと言われていたようですが、僕は彼女の映画を観た記憶がないんです。彼女自身はモンローと比べられる事に恐縮していたようで“モンローを尊敬している”と述べていたようです。本職は女優ですがシンガーとしてもノリもよくリズム感もあって歌唱力も本職が女優にしてはあると思います。本アルバムは彼女の唯一のアルバムでジャズ・アレンジもされ人気のあるアルバムである事は皆さんもご存知のとおりです。銀幕でモンローと対比されている彼女ですが、歌をモンローと比べるとモンローの砂糖漬けのようなややもたれるような甘いボーカルではなく、リズムにのってキュートに歌うという印象で上手いと言える印象を持っています。このPYEの両開きジャケットを開けるとこんな写真の彼女です↓(実はこの写真、僕はあまり好きじゃありません。三白眼に見えるのは苦手)
レコードは赤盤です。センターレーベルに彼女のかどうか判りませんが女性のイラストがあります、これはお洒落。↓
米国盤COLUMBIA/CS 8232/stereo/↓こちらは6Eyes盤のですが、ジャケットはこちらのも好きです。
COLUMBIA盤ジャケット裏面の彼女写真はこれ↓。キレイなおでこにプロモのスタンプが何とも残念ですが、写真はこっちの方が可愛くて僕は好きです。PYE盤の方の写真はアピールし過ぎであまり好みじゃないのですが、英国人向けの好みになっているのでしょうか(迷)
ところでネット・サーフィンしていると“PYE盤よりもCOLUMBIA盤の方が音が良いと言われている”という意見を見かけましたが、僕はどちらも音は良いと思います。どちらが音が良いという事よりもどちらの音がより好みかという事だろうと思っています。再生装置もそれぞれに違いますし、僕の所有盤もモノラル盤とステレオ盤である為に全く同条件での聴き比べでないのは承知ですが、英モノラルも米ステレオもどちらの再生音も良いですよ。

収録曲A面/ The Gentleman Is A Dope/ That's How It Is/ Come By Sunday/ Imagination/ April Heart/ Point of No Return/B面/ Roller Coaster Blues/ Let There Be Love/ Tired of Love/ Namely You/ Crazy He Calls Me / In Love For The Very First Time/


SANDY WARNER

2008年05月14日 | 女性ボーカルW,Y,Z
Mayfair/97335/Sandy Warner/Steve Allen Presents Fair and Warner/

更新が途切れてしまい訪問いただいている方には申し訳ありませんでした。先週末に娘の婚礼があり8日より11日まで東京に滞在していました。何とか無事に式も終り帰宅したのですが、疲れも有りまた色んな先々へのお礼の連絡等や溜った仕事に追われていました。一区切りつきましたので今晩よりまたぞろマイペースで再開です。

今晩のアルバムは数多くのジャケットを飾ったSANDY WARNERですが、モデルやアクターとして活動していたのは皆さんよくご存知ト思います。特にMARTIN DENNYのアルバム写真では彼女の写真は使われていた事で有名です。彼女は髪の色を変え化粧も工夫して色んな表情の女性のモデルを演じています。コレが全部かほとんどが彼女ですよ。まさに化けているとしか言えませんね。僕はMARTIN DENNYのアルバムは一枚も持っていないのですが一枚ぐらいは入手してもいいかなと思っているところです。所有のアルバムはジャケット右上にMAYFAIRの表示があり、盤はイエロー盤ですが、同じ仕様でジャケット右上にTOPSの表示があるアルバムも見かけます。どちらがオリジナルとか後発盤とかは僕には認識できていません、ご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。
さてモデルやアクターのをして活動いた彼女がシンガーとして全曲を歌った本アルバムですが、彼女のボーカルも聴けますよ。ジャズテイスト溢れるとはとても言えませんが、落ち着いた声質でスコアーどおりに歌っているので一味違うボーカルを好きな場合は物足りないかも知れませんが、僕には上手く歌っていると思えます。このアルバムで僕のお気に入りはキュートに歌うA-1のIn the Afternoonや伸びやかに歌うA-3のBut I Haven't Got Himです。

A面
1, In the Afternoon
2, The Girl with the Long Black Hair
3, But I Haven't Got Him
4, Sunshine Face
5, This Is Where I Came In
6, I'm Plannin' to Stay Right Here
B面
1, Every Dog Has His Day
2, Siempre Manana
3, Forbidden Love
4, C'est Tres Joli
5. Mambo, Tango, Samba, Calypso, Cha Cha Blues
6, Crazy Kisses


嫁ぐ

2008年05月14日 | 世間話
先週末に次女が嫁ぎました。写真は明治神宮での式場へ向かう写真ですが、ほんの少し雨が降っていました。雨降りの花嫁は幸せになると聞いた事があるのですが、雨降りだろうと晴天だろうと恙なく健康で幸せに過ごして欲しいと願うばかりです。披露宴で一番泣いていたのは次女の弟でした。きっとこうしておけばよかったああもしておけば良かったという思いが込み上げてきたのでしょうか。泣いていた君、次は君の番だからね、しっかりと頼むよ!

ご訪問いただいている皆様へ

2008年05月01日 | 世間話
ご訪問いただいている皆様へ

こんばんは
ご訪問いただきながら、新しい記事がアップできず申し訳ありません。
出張しているわけでもなく発病しているわけでもないのですが、実は次女の婚礼が真近に迫っていて。それに合わせたように長女も孫も帰省してきており、いろんな準備や段取り, 宿泊の予約, 孫の守り, そして仕事にも追われています。という事で音楽を聴いたりパソコンを立ち上げてジャズのサイトやブログを見て回る余裕が全くありません。

申し訳ないのですが, 今月11日まではお休みさせていただきます。
12日から再開しますので、よろしくお願いいたします。