ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Carol Lawrence

2006年03月24日 | 女性ボーカルL
CHANCELLOR盤でCAROL LAWRENCEの“TONIGHT at 8:30”です。キャロル ローレンスはウエストサイド物語のマリア役で有名ですが、このアルバムもウエストサイド物語からの2曲が収録されています。ジャズの味付けはやや薄いアルバムです。彼女は1932年シカゴに生まれ、1952年ブロードウェイのニューフェースとして銀幕入りという事らしいです。彼女の声は豊かでやや高い声で舞台向きの声であると思います。A面3曲目のIT'S GOOD TO BE ALIVEあたりがジャジーな演奏となっています。アレンジはPETER MATZです。

Jane Fielding

2006年03月24日 | 女性ボーカルF
JAZZ WEST盤の“INTRODUCING JANE FIELDING”です。1955年録音、ピアノがルーレビー、ベースがレッドミッチェルという伴奏です。JAZZ WEST というレコード会社は全てのアルバムが10枚しかないと言うニッチなレコード会社らしいです。彼女はそのJAZZ WEST全ての発売アルバムの内2枚を占めているという事ですが、もう1枚は“JANE FIELDING WITH KENNY DREW QUINTET”です。彼女はこのアルバム以降のアルバムはありません。

録音時は21才だったらしいですが、その唄いっぷりは見事に落ち着いて大人の歌となっています。このアルバムは彼女の深みのあるアルトボイスの魅力がくっきりと浮かび上がっていると評されています。白人ジャズボーカルのよさが味わえるお薦めアルバムと思います。

なおアルバム表の写真はハレーション気味の為分かりづらいですが、裏面の彼女のかなりの枚数のスナップ写真は細身ながら美人であることは間違いありません。

Monica Lewis

2006年03月24日 | 女性ボーカルL
VERVE盤でMonica Lewisの“SING IT TO THE MARINES”というアルバムの題名からして海兵隊へ捧げたアルバムみたいですが、それもそのはずこのアルバムは歌手&女優として人気を博したモニカ・ルイスの代表作です。彼女は50年代の初めに朝鮮戦争の慰問に出かけ海兵隊から大人気を博したらしいです。私は朝鮮戦争時はまだ卵にもなってなかったかどうか忘れましたが、その音楽を再現した形の作品です。ノスタルジックなヴォーカルが聴けるアルバムです。彼女の声は甘く歌も上手いです。アレンジはFRANK DeVOLでA面の“I GET A KICK OUT OF YOU”あたりが聴き所でしょうか。海兵隊のどよめきが聞こえそうです。

Peggy Lee

2006年03月24日 | 女性ボーカルL
CAPITOL盤でペギーリーの“Blues Cross Country“”です。アレンジがQuincy Jonesですからノリが悪いはずがありません。KANSAS CITY/GOIN' TO CHICAGO BLUES/BASIN STREET BLUES/SAN FRANCISCO BLUES /LOS ANGELES BLUES/FISHERMAN'S WHARF /I LOST MY SUGAR IN SALT LAKE CITY/BOSTON BEANS /THE GRAIN BELT BLUES/THE TRAIN BLUES /NEW YORK CITY BLUES/ST. LOUIS BLUES と各都市に関係ある曲が収録されています。全曲ジャズ・アレンジのすごくジャージーなアルバムと思います。さすがはクインシー・ジョーンズのオーケストラ、ジャズ・フィーリングあふれる楽しいアレンジで楽しめます。クインシー・ジョーンズは“私の考えるジャズ”等、ネルソンリドルと共に私の好きなアレンジャーであります。彼女のソフトでハスキーな歌声で味わえます。スウィング感を堪能できるアルバムと思います。

Lee Scott

2006年03月24日 | 女性ボーカルS
STRAND盤でリー スコットの“Cool Music For Warm People”1958年録音です。Tonny Luis Quintetがバックを務めています。リー スコットの事は調べたのですが余り分かりませんでした。が美人シンガーとして一応の評価は得ていたようです。彼女はあまりフェイクも加えず素直に唄っています。またバックが大いにジャズの味付けを盛り上げています。内容はバラードや軽くスウィングするジャージーなアレンジありとなかなかの出来と思います。収録されているのは、GYPSY IN MY SOUL/YOU GO TO MY HEAD/ /BLUES /FAR EAST /I'M GLAD THERE IS YOU/IT'S YOU OR NO ONE /MOONLIGHT IN VERMONT/SUGAR COATED DREAMS /GONE WITH THE WIND/THE MORE I SEE YOU/WHEN THE SUN COMES OUTの11曲が収録されています。

ボーカル本に少し説明が記載されていました。彼女はクラブやラジオ等で歌うだけでなく、ジャズやクラシックのピアニスト、あるいはミュージカル作曲家としても活動したとあります。