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ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

LAILA DALSETH

2009年07月18日 | 女性ボーカルD
(SwedenEMI/E 062 38217/LAILA DALSETH/JUST FREINDS/Stereo/

1975年に出された彼女の初リーダー・アルバムが本作品です。1975年となるとさすがに録音も良く当たり前のようにStereo録音となっているのですが、ジャケ写真裏面の録音時の写真があるのですが左にピアノ、ドラムがその右、ボーカルの彼女がその右で、サックスが最右翼というジャケ写真どおりに聴こえてくるのが嬉しいところです。
彼女のアルバムは本アルバムから遅れること11年後のアルバムであるGEMINI RECORDS/TIME FOR LOVEを以前に紹介していますので、そちらも参照して下さい。本アルバムは彼女が比較的若い事のアルバムですから、そこはやはり若々しくて歯切れが良いのが本アルバムの聴きどころではないでしょうか。TIME FOR LOVEのアルバムでは円熟味を感じる事ができるわけですが、どちらの彼女のボーカルが好きかは好みが分かれるやも知れません。
僕自身は本アルバムのお気に入りはタイトル曲でもあるA-1のJUST FREINDSがアップ・テンポで乗りも良くて好きな1曲です。ピアノを担当しているPER HUSBYの知識は僕にはないのですがよく語るピアノで雄弁でいい味を出しています。他のノルウエーの女性ボーカルの歌伴もしていますし、地元では名が知られているのでしょうね。ところで本アルバムはレア盤でもないとは思いますが、入手にはかなり手間がかかりました。北欧のアルバムですしあまり発売枚数が多くないのかも知れませんね。裏ジャケの彼女の写真は後年のアルバムでの彼女の写真と比べるとやはり若いし、遠目ですが美人に見える?のですが、あまり彼女の写真を見る機会が少ないので安易な判断は禁物でしょうか(笑)

パーソナル:LAILA DALSETH(vo), LARS MARTIN(fluegel), OVE STOKSTAD(ts/barsax), PER HUSBY(p), BJORN ALTERHANG(b), SVEIN CHRISTIANSEN(ds)

収録曲/A面/1, JUST FREINDS/OLD FOLKS/3, I CAN'T GET STARED/4, IT COULD HAPPEN TO YOU/WILLOW WEEP FOR ME/GOD BLESS THE CHILDS/B面/1, MORE THAN YOU KNOW/2, POOR BUTTERFLY/3, I'LL REMEMBER CLIFFORD/4, FOOLING MYSELF/5, THERE IS NO GREATER LOVE/

ダイアナ ドーズ

2008年05月23日 | 女性ボーカルD
PYE/NPL 18044/DIANA DORS/SWINGIN' DORS/

このダイアナ・ドーズという女優は英国のマリリンモンローと言われていたようですが、僕は彼女の映画を観た記憶がないんです。彼女自身はモンローと比べられる事に恐縮していたようで“モンローを尊敬している”と述べていたようです。本職は女優ですがシンガーとしてもノリもよくリズム感もあって歌唱力も本職が女優にしてはあると思います。本アルバムは彼女の唯一のアルバムでジャズ・アレンジもされ人気のあるアルバムである事は皆さんもご存知のとおりです。銀幕でモンローと対比されている彼女ですが、歌をモンローと比べるとモンローの砂糖漬けのようなややもたれるような甘いボーカルではなく、リズムにのってキュートに歌うという印象で上手いと言える印象を持っています。このPYEの両開きジャケットを開けるとこんな写真の彼女です↓(実はこの写真、僕はあまり好きじゃありません。三白眼に見えるのは苦手)
レコードは赤盤です。センターレーベルに彼女のかどうか判りませんが女性のイラストがあります、これはお洒落。↓
米国盤COLUMBIA/CS 8232/stereo/↓こちらは6Eyes盤のですが、ジャケットはこちらのも好きです。
COLUMBIA盤ジャケット裏面の彼女写真はこれ↓。キレイなおでこにプロモのスタンプが何とも残念ですが、写真はこっちの方が可愛くて僕は好きです。PYE盤の方の写真はアピールし過ぎであまり好みじゃないのですが、英国人向けの好みになっているのでしょうか(迷)
ところでネット・サーフィンしていると“PYE盤よりもCOLUMBIA盤の方が音が良いと言われている”という意見を見かけましたが、僕はどちらも音は良いと思います。どちらが音が良いという事よりもどちらの音がより好みかという事だろうと思っています。再生装置もそれぞれに違いますし、僕の所有盤もモノラル盤とステレオ盤である為に全く同条件での聴き比べでないのは承知ですが、英モノラルも米ステレオもどちらの再生音も良いですよ。

収録曲A面/ The Gentleman Is A Dope/ That's How It Is/ Come By Sunday/ Imagination/ April Heart/ Point of No Return/B面/ Roller Coaster Blues/ Let There Be Love/ Tired of Love/ Namely You/ Crazy He Calls Me / In Love For The Very First Time/


CAROL REED

2008年03月21日 | 女性ボーカルD
GOLDEN CREST/CR3006/CAROL REED/COME RAIN OR COME SHINE/

このGOLDEN CRESTというレーベルは月のつく曲ばかりを集めた“MOON SHOT”というアルバムもあったように記憶していますが、そういうテーマを決めてアルバムを作るのを一つの得意手法にしていたのでしょうか。このキャロル・リードと言うシンガーの生年等は僕は知らないのですが、ニューヨークのテレビで有名になったようでWEATHER GIRL(お天気姉さんというところでしょうか)として知られていたのですが、それが曲名からその名前がきたものか彼女が出演していたテレビ・ショーからそう呼ばれるようになったかは不明です。でも下に記した曲名を見ていただければお判りと思いますが、収録された曲がすべて天気に関係した曲となっています。そういうところからWEATHER GIRLと言われたのかも知れませんね(?) 彼女のアルバムはLPとしては僕はこの一枚しか所有していませんが、当初は下に写真を載せたEP盤(NOT FOR SALEのD.J. COPY)を入手して彼女のボーカルを聴いたのですが、その歌い口が柔らかくやさしく天気に例えるなら春のそよ風のようなボーカルだったので後日に店頭でLPを見かけた時にLPも聴いてみようと購入したアルバムです。
前述したように収められた曲はすべて天候に関係した曲ですが、A-4のCOME RAIN OR COME SHINEやB-1のSINGING IN THE RAIN、B-5のLET IT SNOWや続くB-6のSTORMY WEATHERなどの聴き慣れた曲も軽ろやかに歌っていて好感がもてます。僕の好みとしてはA-5のRAINが一番好きでしょうか。所有のアルバムは多分米国の再発盤ではないかと思います。

収録曲
A面
1, COME RAIN OR COME SHINE
2, WE'RE HAVING A HEAT WAVE
3, ILL WIND
4, RISE AND SHINE
5, RAIN
6, A FELLA WITH AN UMBRELLA
B面
1, SINGING IN THE RAIN
2, LOVE AND THE WEATHER
3, BREEZIN' ALONG WITH THE BREEZE
4, I'M ALWAYS CHASING RAINBOWS
5, LET IT SNOW
6, STORMY WEATHER

DORIS DAY

2008年02月25日 | 女性ボーカルD
(英)PHILIPS/B 07201 L/DORIS DAY/DAY BY DAY/

出張から一昨日夜に帰ってきたのですが、少し疲れも感じたので日曜日にゆっくり休もうとしたのですが、いつもより早く目覚めてしまいました。もう昼まで惰眠を貪るというような体力がなくなってきたのかも知れません。僕のブログですが気がつけば皆さんのおかげで3年目になっています。自分のジャズや女性ボーカルに対する理解や知識は限られた極く一部しかなく、むしろ皆さんに教えていただく事の方が多く情報交換等もさせていただきながらこれからもより学ばせていただきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

今日のアルバムは以前に紹介したDORIS DAYのアルバムですが、ジャケット違いがあったので書き加えました。元々僕はジャケ買いが多いんですが、それがDORIS DAYでのアルバムのジャケ違いで好感のもてるジャケットでしたので入手しました。改めて彼女のボーカルを聴きながら今書いていますが彼女のボーカルの上手さ丁寧さ温かさは、香り高い極上の紅茶を味わっているような感じです。彼女が歌うとTHE GYPSY IN MY SOULも軽快でより楽しい曲になります。アルバムの表題になっているDAY BY DAYのしっとりやさしい歌声にはいつも癒されます、この曲を聴くと歌詞が分からなくとも愛が日に日に深まっている内容だと感じ取れるのではないでしょうか。僕が小学生の頃にラジオから流れてきたこの曲を初めて聴いた時にもそういうように感じられました。ジャケットはアメリカCOLUMBIA盤も英PHILIPS盤のもどちらも魅力的な彼女の写真が使われています。僕はより若々しく思える英PHILIPSのジャケットの方があまり見ない事もあるし, どちらが好きかといわれるとPHILIPSジャケットの方がより好きでしょうか。
COLUMBIA/CL942/DORIS DAY/DAY BY DAY/    以下は以前(2006/9)の記事です↓
今年の夏は自分にとっては格別に暑かったです。町の街路樹もそこここに立ち枯れしているのを見ても暑さは厳しかったのではないでしょうか。少し夏バテ気味というかクーラー病というか体がだるい感じがします。私にとってこういう疲れたときのビタミン剤のようなシンガーの一人がドリス ディーという事で、今日は彼女のアルバムの紹介です。彼女は1924年にオハイオ州のシンシナティの生まれですから、このアルバムは30歳台になってのアルバムです。ジャケットを眺めると軽潔そうな金髪と輝いているブルーの瞳と微笑んだ口元の歯が白くきれいに並んでいるのにあらためて見入ります。このアルバムは彼女のLPとしては“Day Dream”や“Love Me or Leave Me”に続く三作目になるのでしょうか、いずれにしても初期の頃のアルバムのようです。この続編とも言うべき“Day by Night”が翌年ですが、こちらのアルバムの方が私の持つ明るい彼女のイメージに合うので,より好きです。今でも私にとっては良きアメリカンガールの象徴みたいなシンガーです。

PAUL WESTONの指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, THE SONG IS YOU
2, HELLO, MY LOVER, GOODBYE
3, BUT NOT FOR ME
4, I REMEMBER YOU
5, I HADN'T ANYONE TILL YOU
6, BUT BEAUTIFUL
B面
1, AUTUMN LEAVES
2, DON'T TAKE YOUR LOVE FROM ME
3, THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
4, GONE WITH THE WIND
5, THE GYPSY IN MY SOUL
6, DAY BY DAY

MARLENE DIETRICH

2008年02月03日 | 女性ボーカルD
CLUMBIA/CL1275/MARLENE DIETRICH/LILI MARLENE

このアルバムはジャケ買いしたアルバムです。以前にどこかで見た事があるとHOLLY COLEのアルバムの事で記述しましたが、思い出せずにいたところTAKASHIさんからコメントいただき思い出した次第です。その後に売り物があったので入手しました。二つのジャケットを比べて見て下さい。パクったとは軽々しく言えませんがまことに良く似てると思います。

彼女の大ヒット曲である“LILI MARLENE”ですが、ドイツ人の詩人が作曲, 同国の作曲家が曲をつけた歌でありながらドイツでもイギリスでもアメリカでも人気が出て、一部のイギリス軍内では禁止令が出たそうです。音楽というのは戦争下でもいやむしろ戦争下であるからなおさら人々の心をとらえるのでしょうか。マレーネ・デートリッヒがこの曲を歌ったのは1940年後半から1950年初頭にかけてですから、僕がまだ細胞にもなっていない頃です。“LILI MARLENE”は本来は“LILI MARLEEN”と書くそうですが、米国ではMERLENEとひっかけてLILI MARLENEとしたともあります、それぞれに国語の発音の違いもあったそうです。いずれにしても今でも彼女の歌での代表作となっているこの曲は彼女のアルバムには必ず収録されているのでは想像しています。MCA7160/LILI MARLENEでは英語で歌われていますが、本アルバムは全曲ドイツ語で歌われています。僕はドイツ語というとヒットラーの演説のような鋭角的で扇情的なイメージがあるのですが、本アルバムのA-2/MEAN TO MEの間奏で彼女の語りがあるのですが、それがまろやかでやさしく、ドイツ語もこんなにソフトで母性が溢れているんだと思いました。彼女のボーカルは上手い下手とかで聴くのではなく、ムードで聴きましょう。

ところで、こちらのジャケット写真のアルバムは、COLUMBIA/GL 105/MARLENE DIETRICH OVERSEAS/10inchですが収録曲は全く同じで曲数が異なります。音源も同じだと思いますが違いますでしょうか?

JIMMY CARROLLのアレンジ指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, LILI MARLENE *
2, MEAN TO ME *
3, THE NOBELLIED
4, ANNIE DOESN'T LIVE HERE ANY MORE *
5, YOU HAVE MY HEART
6, THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP *
B面
1, TIME ON MY HANDS *
2, TAKING A CHANCE ON LOVE *
3, MUST I GO
4, MISS OTIS REGRETS *
5, YOU HAVE TAKEN MY SOUL
6, I COULDN'T SLEEP A WINK LAST NIGHT *
*印が10inch収録曲



DRIS DREW

2008年02月01日 | 女性ボーカルD
STEPHENY/MF4004/JACK FASCINATO/ARRANGES THINGS with vocals by DORIS DREW

JACK FASCINATOはアレンジャーとしてまた1950年前後は自身のジャズ・トリオを持って活動していた人ですが、後にはアレンジャーとして手腕を発揮した人だったようです。こういう方面の知識は相変わらず疎いのですが(恥)、彼のアレンジによるアルバムとしてはDOT/BONNIE GUITAR/MOONLIGHT AND SHADOWSも彼のアレンジ・指揮によるものです。他にもあるのだろうと思うのですが, すぐには出てきません。本アルバムは6曲をドリスが歌っていて、その他の8曲はインスト物の演奏となっています。どちらもJACKのアレンジ・指揮によるものですが、インスト物とドリスのボーカルの時とは編成が違うように思えますがライナーノートに記述がないので推測です。ひょっとすると収録日も違うのかも知れません。より詳しくご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。
A-4のTHERE WILL NEVER BE ANOTHER YOUは彼女のMODE/DELIGHTFUL DORIS DREWにも収録されていますが、MODEの方はマーティー・ペイチのアレンジでストリング入りですが、本アルバムの方にはストリングはなく小編成のバックでテンポがMODEのより少し早く歌われているように思いますが、どちらもイイですね。曲自体が好きなB-4のTEA FOR TWOはDORIS DAYのもBEVERY KENNEYのもイイですが、このDORIS DREWのも今まで聴いた中では一番ゆっくりと歌っていると思うのですが胸にジーンときます。B-6のTHE MOMENT WE METがこのアルバムの中で一番のお気に入りで、この曲を聴いていると自分が今までに経験したいろんな想いを思い出させてくれるようなボーカルの出来栄えで、何度も聴いたのですが聴く度に感動して物思いに耽ってしまいそうです。こんなにやさしくてロマンチックな曲を聴けてよかったと思う僕です。

収録曲
A面
1, HAPPY MEDIUM
2, ABA DA ABA DU *
3, DRUM CITY
4, THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU *
5, DIGGIN' DUGGAN
6, BE MY LOVIN' BABY *
7, FIFTY FATHOMS
B面
1, RAINBOW IN THE SKY
2, I'M ALONE BUT NEVER LONELY *
3, CUSTER'S LAST ONE-NIGHT STAND
4, TEA FOR TWO *
5, ROAD RUNNER
6, THE MOMENT WE MET *
7, I LOVE TO SING
*印をDORIS DREWが歌っています。

BLOSSOM DEARIE

2007年12月25日 | 女性ボーカルD
BARCLAY/88001・74017/BLOSSOM DEARIE/BLOSSOM DEARIE PLAY“APRIL IN PARIS”(FRESH SOUND FSR-555)

ちょいと舌足らずな感じと囁きかけるような甘いヴォイスが魅力のブロッサム・ディアリーですが、本アルバムはボーカル無しのピアニストとしての彼女のです。ニューヨークに生まれて子供の頃からクラシック・ピアノを習っていたのがティーン時にジャズに転向し, 1952年にパリへ出て行きブルー・スターズというボーカルグループで歌ったのがプロとしての第一歩ですが、そのグループによってフランス語で唄われた曲“LULLABY OF BIRDLAND”が録音されたのが1954年。このアルバムはそれから約2年後の1955年・1956年に初のリーダー・アルバムとして録音されたものです。僕の所有盤はオリジナルではなくFS盤ですが、オリジナルは見た事がありません。このアルバムの翌年に人気盤のVERVE/BLOSSOM DEARIEが録音されています。またこのパリ滞在時に知り合ったプレイヤーであり, 本アルバムのバック陣の一人であるフルート、サックス奏者のBOBBY JASPARと後に結婚しています。
本アルバムの彼女のピアノ演奏ですが、結論から言うと“彼女はやっぱりボーカルもあった方がいい、VERVE以降は正解”と思います。彼女のピアノだけを抽出して聴くと少し弱く物足りないのですが、バックのBOBBY JASPARのフルート演奏が良く最後まで聴けるアルバムにはなっているように思えます。軽いカクテルピアノと思って聴けばイイんだろうかと思いますが、じっくりと聴きたい派には不向きかも知れません。

パーソナル:BLOSSOM DEARIE(p), BOBBY JASPAR(fl), BENOIT QUERSIN(b), CHRISTIAN GARROS(ds)1956年録音/主にA面
      BLOSSOM DEARIE(p), HERMAN GARST(b), BERNARD PLANCHENAULT(ds) 1955年録音/主にB面
A面
1, OLD DEVIL MOON
2, AUTUMN IN NEW YORK
3, FLAMINGO
4, THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
5, THE CONTINENTAL
6, THE BODY NEXT DOOR
B面
1, THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME
2, MOONLIGHT SAVING TIME
3, THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
4, APRIL IN PARIS
5, BLUE MOON
6, DOWN THE DEPTHS OF THE 90th FLOOR

JANNETTE DAVIS

2007年05月29日 | 女性ボーカルD
ROYALE/VLP6076/JANNETTE DAVIS/sings POPULAR SONGS OF THE SOUTH/10inch

このアルバムは去年アメリカのミシガン(確か10ドル以下)で買った一枚です。ジャケットの彼女の写真を見て購入したのですが, それ以降もジャネット・デイヴィスというシンガーの事が全く分かりません。ジャケットの裏にもライナーノートなどはなく, ROYALEの他のアルバムの紹介です。ジャケットにはSTAR OF THE ARTHUR GODFREY PROGRAMとありますから、彼の番組に出演したのを機会に録音のチャンスを得たシンガーかアクターではないかと想像しているわけです。どなたかご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。ジャケットの写真の女性が彼女だろうと思うのですが、これも確認できているわけではありません。彼女のボーカルですが, 声質は中域のしっとりとしたもので、気負いなくさらりと歌っています。と言えば聞こえが良いのですが, やや特徴がないのが惜しむべきところかも知れません。ボーカルは正確でしっかりとしていると思うのですが。録音年も判らないのですが, アルバム全体的にノスタルジアを感じさせる出来上がりとなっています。A-4のI DON'T CAREの情感のこもった歌い振りがこのアルバムの中では一番のお気に入りです。

RALPH FLANAGAN ORCHESTRAによる伴奏
収録曲
A面
1, WAY DOWN YONDER IN NEW ORLEANS
2, I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU
3, STARS FELL ON ALABAMA
4, I DON'T CARE
B面
1, GEORGIA ON MY MIND
2, MOON OVER MIAMI
3, CRYING FOR THE CAROLINES
4, I'M COMING VIRGINIA

Jean DuShon

2007年02月27日 | 女性ボーカルD
ARGO盤でJEAN DuSHONの“YOU BETTER BELIEVE ME/ THE RAMSEY LEWAIS TRIO+JEAN DuSHON”1965年録音

本アルバムは不見転で入手した一枚です。アーティストがJEAN DuSHON+RAMSEY LEWAIS TRIOなら購入してひどく後悔する事もないだろうと通販で購入した覚えがあります。届いた時にジャケットを眺めて“ふぅ~ん, 悪くない感じではありますが・・”とまず一安心して改めて盤をチェックしてから盤の掃除をします。汚れていれば外袋と内袋も交換してそれから盤をターンテーブルの上に乗せます。いつもこんな調子で自分の部屋に届いたレコードは自分なりの手順を踏んで、収録されている音楽を聴いたら自分のアルバムになった気がするのです。このアルバムは, ARGOでの彼女の2枚目のアルバムだとかをノートには書いてあります。さて不見転でターンテーブルの上に乗ったアルバムですが, ジーンのボーカルは. ハスキーな声で歌い上げ迫力があり姉御肌のシンガーですが、本アルバムではルイスとの共演で黒くて濃いジャズボーカルが味わえます。A面が彼女のボーカル, B面はラムゼイ・ルイス・トリオの演奏となっています。

パーソナルは, JEAN DuSHON(vo), RAMSEY LEWIS(p), ELDEE YOUNG(b), RED HOLT(ds), RONALD WILSON(asその他), CLEVELAND EATON(b)
収録曲
A面
1, YOU BETTER BELIEVE ME
2, WHO CAN I TURN TO
3, NIGHT TIME
4, SOMETHING YOU GOT
5, HE WAS TOO GOOD TO ME
6, GOODBYE LOVER, HELLO FREIND
B面
1, CORCOVADO
2, AIN'T NOBODY'S BUSINESS
3, LET IT BE ME
4, IT HAD BETTER BE TONIGHT
5, MY COLORING BOOK
6, I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT

Catherine Deneuve

2006年12月29日 | 女性ボーカルD
PHILIPS盤でCATHERINE DENEUVEの“SOUVIENS-TOI DE M'OUBLIE”1981年録音・レコード重量110g

本アルバムはもちろんジャズのではありません。今年の暮れを飾るジャケットとしたいと思い、まるっきりジャケット買いの私に相応しくそれの最たるものを選びました。CATHERINE DENEUVE, 彼女は1943年生まれですから本アルバム時は30代後半の写真ということになりますが、妖しい美貌と言うにふさわしい容姿はさすが大女優の貫録です。正直に告白して私は中学校の頃より彼女が大のお気に入りでした。彼女の姉で同じく女優のフランソワーズ ドルレアックはもっと危ない魅力でしたが早逝しました。ドヌーブ自身は姉の方がキレイと劣等感を持っていたようです。同じ姉妹でもどうしてこうも持ち味というか魅力が違うのだろうとも思っていました。彼女はロジェバディ厶やマルチェロマストロヤンニの子供を産んでもなお魅力がありました。本アルバム当時の彼女はゲインズブールと付き合っていた頃でその恋愛に疲れ苦しんでいたはずです。気のせいか表情に陰があるように感じられますが、挑むような眼差や軽そうな金髪が実に美しいと思います。このジャケット写真は有名なHELMUT NEWTONが撮影しています。このPHILIPS盤は独自のジャケット写真が多く、それらは発売枚数の関係か或いは日本だけの事か知りませんが、あまり見かけないのですが魅力あるジャケットが多いように思います。本アルバムはドヌーブとゲインズブールの共作のような形になっていますがドヌーブ一人が全曲を唄っていて曲調はソフトロックといえばいいのでしょうか?そんな内容のアルバムです。A-7とB-1&2にはギョロ目のゲインズブールが得意?の語りで登場していまして、ちょうどジェーン・バーキン&ゲインズブールのような仕上がりになっているのが少し気にいらないのですが我慢してます。

パーソナルは, ALAN HAWKSHAW(), ALAN PARKER(g), BRIAN ODGERS(b), DOUGIE WRIGHT(ds), JIM LAWLESS(percu)その他

以下フランス語は分かりませんが収録曲をそのままに記します。
FACE1
1, DIGITAL DELAY
2, DEPRESSION AU- DESSUS DU JARDAN
3, EPSILON
4, MANNA VANNA ET MISS DUNCAN
5, MARINE BAND TREMOLO
6, CES PETITS RIENS
7, EN DUO AVEC SERGE GAINSBOURG

FACE2
1, SOUVIENS-TOI DE M'OUBLIER
2, EN DUO AVEC SERGE GAINSBOURG
3, OVERSEAS TELEGRAM
4, WHAT TU DIS QU'EST-CE TU SAY
5, OH SOLIMAN
6, ALICE HEALAS

Alice Darr

2006年12月18日 | 女性ボーカルD
先週の土曜日に出張から帰宅したのですが、帰る早々に家事に追われ主夫をしておりました。久し振りの記事でまるまる一週間ブログを休んだことになります。皆さんのところへも訪問できず失礼しました。

PARKER盤でALICE DARRの“LONLY KNOW HOW TO CRY”1962年録音・レコード重量175g

彼女はニューヨークのサパークラブで6年ぐらい唄った後に、本アルバムを吹き込みしたとライナーノートにはあります。収録曲名を見ればお判りのとおりトーチソングでのアルバムでスローな曲ばかりと言ってもよいでしょう。ジャケットは薄暗い雰囲気の気持ちが沈むようなデザインですが裏面の彼女は煙草をくゆらせながらのショットもあり明るい姉御肌のように見受けられます。アルバムのデザインは失恋のイメージを狙ったものでしょうが少し暗すぎるように思います。演奏のバックはギターとベースですから、このアルバムはアコースティックな仕上がりとなっていて実に落ち着いて聴ける一枚です。彼女の声は哀愁を感じさせるもので、歌い口はソフトな情感表現がトーチソング集に相応しい出来栄えです。スイングする彼女の別の一面を見せた“AT THE LIVING ROOM”も聴いてみたいものです。

パーソナルは, ALICE DARR(vo), MUNDELL LOWE(g), GEORGE DUVIVIER(b)

収録曲
A面
1, ONLY KNOW HOW TO CRY
2, YES, HE'S GONE
3, LOVE DOES FUNNY THINGS
4, LEAVE ME ALONE
5, UNDER THIS SMILE
6, THERE HE GOES
B面
1, THE LOST AND THE LONLEY
2, I CAN'T FIND MY WAY HOME
3, IT'S A LONLEY WORLD
4, TRY, TRY AGAIN
5, SEASONS LOST LOVE
6, YOU'RE SO FAR AWAY FROM ME

Laila Dalseth

2006年11月24日 | 女性ボーカルD
GEMINI RECORDS盤で, LAILA DALSETHの“TIME FOR LOVE” 1986年録音・レコード重量155g

彼女は1940年生まれで子供の頃より知らず歌っていたようで, 13歳の時にアマチュア コンテストで優勝し, 14歳の時にはプロとして活動を始めました。彼女の歌い口は非常に滑らかさを感じさせるものがあって尖ったところがありません。すべすべとした美声で, さらりと聴かせるけれど, 年季を感じさせる渋さがあるのがお気に入りです。RED MITCHELLのベースも乾いた音で弦を響かせて聴かせてくれます。A-3のTHE SONG IS YOUはノリが良くて好きですし、A-5のEMILYは渋く聴かせます。A-6はRED MITCHELLのベースが際立ちます。B-1のWHEN YOU LOVER HAS GONEWあたりを聴くとワインでも飲みたくなります。

パーソナルは, Laila Dalseth(vo), Red Mitchell(b), Egil Kapstad(p), Ole Jacob Hansen(ds)

収録曲
A面
1, Nature Boy
2, You've Changed
3, The Song Is You
4, The Summer Knows
5, Emily
6, Good Morning Heartache
B面
1, When You Lover Has Gone
2, Alone Together
3, Everything Happens To Me
4, I Love You
5, A Time For Love
6, Skylark


なお↓のアルバムは同じ全く内容のジャケット違いですがレコード重量は120gで, 手書きの刻印がありません。アメリカ向けの再発盤でしょうか。私はこういう事情に詳しくありませんので写真のみの掲載とさせて下さい。


Meredith D'ambrosio

2006年09月08日 | 女性ボーカルD
SHIAH盤でMeredith D'ambrosioの“ANOTHER TIME”1981年録音・レコード重量135g

彼女は1941年ボストン生まれで、エディーヒギンスの奥さんであることはよく知られています。といっても彼女はどちらかと言うと地味で目立たないシンガーです。彼女のボーカルの特徴は自然というか地のままの発声で、彼女がボーカルに取り組み始めた少女期に両親(両親も音楽関係ではなかったかと思いますがはっきり覚えておりません)が彼女の唱法に独特の個性があることに気づき、発声の本格的レッスンには通わせず有りのままの発声を薦めたという事です。ですから彼女の個性を生かしたスタイルが出来上がったのでしょう。このアルバムは、まだ彼女がピアノを弾き語りしていた頃のアルバムで、後にはピアノを弾くことは少なくなりボーカルのみというアルバムが多くなりました。彼女の歌は、聴けば聴くほど味が出てきてその無理のない温かみのあるボーカルの魅力に引きつけられるというシンガーです。

本アルバムはまだシールドされており、それを破り捨てるのも忍びなかったので、そのまま写真をとりましたので若干ジャケットが見にくいかも知れませんがご容赦ください。

MEREDITH D'AMBROSIO(vo & piano)

収録曲
A面
1, All Of Us In It Together
2, Aren't You Glad You're You
3, It's So Peaceful In The Country
4, Rain, Rain (Don't Go'Way)
5, Dear Bix
6, Lazy Afternoon
7, Where's The Child I Used To Hold
8, Love Is A Simple Thing
9, You Are There
B面
1, While We're Young
2, Small Day Tommorrow
3, A Child Is Born
4, The Piano Player (A Thousand And One Saloons)
5, Some Day My Prince Will Come
6, Such A Lonely Girl Am I
7, Wheelers And Dealers
8, I Was Doin' All Right
9, Skylark

Norma Douglas

2006年07月27日 | 女性ボーカルD
UNIQUE盤でNorma Dauglasの“THE DYNAMIC MISS DOUGLAS”1956年録音・レコード重量170g
彼女の事はよく判りませんし知りません。ライナーノートに書かれている事は女性ジャズボーカル本に書かれている事と同じです。この筆者もライナーノートを訳して書いたのでしょう。クラシックピアノを学びデビューした後ジャズに進出とあります。彼女のピアノプレイは女性としては力強くポロンポロンと弾き語りをするタイプではなくガンガンとリズミカルに弾いています。そのピアノプレイの中にクラシックスタイルが時々感じられるのがおもしろいとも思います。歌声も歯切れが良く力感に溢れています。こういったところがDYNAMIC DOUGLASとのアルバム名につながったのかなと思います。ジャケットの写真がレインボウーのようにグラデーションされていますが、写真を撮るのが下手くそなkuirenですので的確に再現できていないと思いますが大目に見てください。

収録曲
A面
1, A GOOD MAN IS HARD TO FIND
2, IT ALL DEPENDS ON YOU
3, DARKTOWN STRUTTERS BALL
4, THER'LL BE SOME CHANGES MADE
5, ALL BY MYSELF
6, HARD-HEARTED HANNAH
B面
1, YOU'VE GOT TO SEE MAMA EVERY NIGHT
2, IF I HAD MY WAY
3, IT'S TOO SOON TO KNOW
4, HOW COME YOU DO ME LIKE YOU DO
5, HOW ABOUT ME
6, BABY WONT'S YOU PLEASE COME HOME

Denise Darcel

2006年07月01日 | 女性ボーカルD
CAMEO盤でDenise Darcelの“BANNED IN BOSTON”1958年録音 レコード重量150g。このアルバムのDenise Darcelというシンガーの事はわかりません知りませんです。ライナーノートには1940年代にパリの小さなクラブで歌った後に1947年にハリウッドへ出てきてキャバレーシンガーとして云々とありましたがよく理解できませんでした。このアルバムをショップで見かけた時は毛皮をまといカウチに横たわる激女みたいな印象のジャケットでした。現在の動物保護団体から激しく抗議が来そうなジャケットの写真です。アルバム題名のBANNED というのは禁止された事という意味でしょうか? そういう事を深くは考えず目新しいアルバムには手を出すことにしている私ですので、おかげで名盤よりも駄盤が多いかも知れませんがラックの肥やしとあきらめています。フランスの生まれというのは間違いないですし何曲かはフランス語で歌っています。また英語もかなりフランスなまりがあるように思います。肝心の彼女の歌ですが自分の好みから言えばそう悪くはないのですが、同じフランスのシンガーのビッキ ベネと比べるとやや大味で表現力に不満を感じる私でした。異論を承知で言うと、古今も同じく米国の男性の間では仏国の女性は人気があるんだろうと思った次第です。

オーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, ALWAYS TRUE TO YOU IN MY FASHOIN
2, BEWITCHED,BOTHERED AND BEWIDERED
3, LONE FOR SALE
4, I'M IN THE MOOD FOR LOVE
5, EVERY MAN IS A STUPID MAN
B面
1, WHAT IS A MAN
2, IN OUR LITTLE DEN OF INIQUITY
3, DORMIR
4, CHATTANOOGA CHOO-CHOO
5, MY MAN
6, LEGALIZE MY NAME