ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

内容を問わずやはり欲しいなぁ~のレコード

2012年01月15日 | 世間話
HELEN MERRILLがイタリア滞在中に録音したEP盤。真偽のほどは知らないけれどムッソリーニと恋仲かと噂になった頃その当時の物。廃盤店では滅多に見かける事はないと思う。僕は一度も見かけた事がない。先日ヤフオクで10万近い値段で出ていたが、そこまで大枚払うならBLUE NOTEのオリジナルを買いたいとも思う。できればもう少し廉価で入手したいがあまり出会いがない1枚。
所有の友人に聞くと内容はポピュラー・ソングらしい。借りて聴くのも気が引けるので借り入れの申し出もしないままになってしまった1枚。探し求めている人も多くないようで先日ebayでも安く落札されていたし海外廃盤店でも売りがあった。が気がついた時は既に遅しの1枚でもある。縁があった時に入手できればいいやという気持ちもあるがなぜか気になる昔の恋人みたいなEP盤。会えば落胆するかもを覚悟して入手すべき1枚。
今までにネットでも廃盤店でも見た事がない1枚。複数の廃盤店でも扱った経験がないと言われる。最近はやや諦めモードに入りつつあるアルバム。CDでは復刻されたが残念ながらLPでの復刻は望めそうもないのでもうしばらくオリジナルを探し続けてみよう。と言いながら何年経ったのだろうか。
ディスク・ユニオン発行のPERSPECTIVE vol1で知った1枚。ディスクユニオンさんも罪な事をするもんだ。知らなきゃ探しもしないものを知ってしまうと欲しくなるコレクター心を刺激してからに。この雑誌を見て東京の廃盤店に問い合わせが増えたと複数の店主から聞いたが簡単に見つかって入手できると思わないほうがヨロシ。廃盤店でもまず扱った経験はない代物。
ジャケの見返り美人顔に魅かれて入手したいと思った1枚だが、これも一度も見かけた事もない。果たしてこの世に存在するのだろうかとも思える代物。内容は全く期待していないが気になり続けている一枚でもある。
MONICA ZETTERLUND関係で未だ入手欲がある最後の1枚。正直言うと最近探すのを実は忘れていた。がこれを機会に再度探してみようと気持ちを切り替えている。これは入手できそうな気がしている1枚。

上記の写真はすべてネット上で拝借した画像です。すべてをどこから拝借したかは覚えていないのですが、もし問題あればお知らせ下さい。削除させていただきます。

自宅

2011年05月28日 | 世間話
スキャナーを買って、古い写真をスキャンしまくりデジタルとしても保存する作業をヒマをみつけては続けています。レコードの紹介がすすまないので、自宅を公開です。この写真は昭和35年頃に撮影された一枚。この写真の家は最終的には45年には取り壊され、後に住宅ではなく事務所が建ちました。43年頃から社宅住まいをしながら47年頃に新築なった今の建物に引っ越しました。新築の家は旧自宅から近い場所に建てられました。社宅から新築の家に戻った時は子供ながら嬉しかったものです。父母は借金して自宅を建築したらしく、ある晩寝つかれず居間が明るいので行ってみると父母が算盤で金銭の計算をしていました。私と妹2人の3人ともが東京の学校へ行きそれぞれへの仕送りや自宅建築の借金返済で苦労してるんじゃないかと思い至った晩でした。

BASIEでJAZZを聴く

2011年05月01日 | 世間話
一ノ関のベイシーへ初めて行きました。先月の後半から盛岡⇨山形⇨盛岡という日程で出張があったのですが、その山形から盛岡への途中で立寄る事ができました。ベイシーの公認ホームページを見ると、5月連休前には営業再開する予定ですとありましたが、実際行ってみないと営業しているかどうかは分からないのがベイシーという事で、ちょっと心配だったので山形のオクテットに行った時に相沢氏にベイシーの事を訊ねてみると大地震で被害がかなりあり、なんでもスピーカーの一部多分ホーンスピーカーと思えますが、それが落っこちたりしたらしい、それで現在営業再開しているかどうかは不明との事でした。盛岡に到着した日にベイシーに電話してみたのですが応答なく営業していないのかもと思いました。津波の被害は一ノ関はなかったものの地震の揺れは一ノ関はかなり強かったらしく盛岡より激しく揺れがあったようです。盛岡のダンテにも行きたく電話してみましたが、こちらは最後まで応答がなかったので諦めました。さてベイシー、最初の日に電話した時は応答がなかったのですが、次の日にもう一度電話すると通じました。電話からはいきなりジャズが流れている音がはっきりと聞こえます。おぉ営業していると分かったのですが電話を切るわけにもいかず、営業されていますか?と訊ねると “してます!、ガチャン(電話を切る音)” と2秒で電話での確認は終わりました。菅原さんは大変お忙しそうです。しかし営業していれば問題なしで翌日には訪問するように計画を練り直しました。

山形での用事を終えて車で山形道を抜けて東北道を北に走ります。東北道は先の地震の影響で路面の凹凸がかなり表面化して残っており速度は80キロ制限されています。路面の損傷の激しい部分はすでに補修がされていますがその補修の部分の数も相当なものでした。

午後になって一ノ関インターを出て場所がよく分からなかったのでインター近くの本屋さんで場所を訪ねると若い男性の店員さんが丁寧に教えてくれました。おまけに“いまの時間は店が開いているかどうかわかりませんよ”と教えてくれました。一ノ関ではほとんどの人がベイシーを知っているようです。インターを出て10分も走らぬ内にベイシーへ到着。入り口前の門灯に明かりがともっています。おぉ、営業してる!と嬉しくなりました。入り口近くには菅原さんの車と思われる一台が停まっています。車は国産ではなく米国車この車はひょっとして。かつてベイシーが乗っていたからそれと同じ車にしたのかなと思いましたが確かめるまで至りませんでした。

入り口のドアを開けて中へ入ると更にもう一枚ガラス戸がありそれを開けて店内に入りました。まず目にはいったのは中央の席に座って肘かけて頭に手をやりタバコを燻らせているオーナー菅原さん、お客はいないのかと思うとスピーカー正面のやや右端に学生服を着た高校生が一人、学生帽子をテーブルの上にキチンと置いて飲み終えたカップを前に腕組みして聴きっています。その時流されていたのはART PEPPERのMEETS THE RHYTHM SECTION, 入店した時はA面が始まったばかりだったようです。高校生の隣に腰を落ち着けました。と菅原さんが立ち上がり右手のカウンター席へ行き水を持って来て注文を取りにきました。といっても別に“ご注文は?”などとお伺いはたてないと言うより先にこちらがコーヒーお願いしますと注文しちゃった。ウンとうなずいて菅原さんは奥にさがる。

いろんな雑誌でも紹介されているベイシー。どんな再生音なのかと楽しみだった、その音はとにかく再生音量が巨大レベル。しばらくすると耳が慣れてくるが、最初は耳の許容限界寸前のように思える音量。不思議なものでレコード片面分も聴かないうちにその音量に慣れてくる。と同時にドラムの音やピアノの音やベースの音を聴き又味わい始めている。ドラムはシャン・シャン・ドスンドスンと体を揺らす迫力満点充分、ピアノの高いキーの音は脳にプスプスと突き刺さってくる、ピアノの低い音はバーンと腹の奥で爆発する、ベースはビューンとうなり音を上げて弦がふるえている。まさにライブとは違うけれど、ジャズLP再生音のシャワーを全身にあびている感じです。これだけの音量で再生していながらどの音も粗いところがなく破綻していないのが他にはないと思う、これがベイシーの音なのだろう。高音をより再生する為に色々と試行を重ねた末かどうか天井板を一部抜いていたが、あれは音を少し逃がす為だろうか、もしくは先の地震の爪跡だろうかと思って後で訊ねてみようと思ったが、知りあいのお客が来てカウンターで話込んでいたので訊ねることは出来なかった。

となりで座って聴いていた一ノ関一高の学生さん(学帽で分かる)今からこういうレコードを聴けるとは羨ましいですなぁ。このおじさんも近くに住んでいれば、コーヒー一杯千円ですから毎日行っても一ヶ月3万。自分でオリジナルレコードを買いオーディオ装置を揃えるより、毎日聴きにくる方がよほどリーズナブルな気がする一時でした。

帰宅してから、休みの今朝10時過ぎからART PEPPERのMEET THE RHYTHM SECTIONを今まで上げた事がない音量で、つまり自分が我慢できる限界近くまで音量上げて聴いてみたが、残念ながら高音と低音がベイシーと比べると自分のは足りないと妙に納得していると、嫁さんがすっ飛んで来て“ご近所さまの迷惑になるから、すぐボリュームを下げて”と叱られた。とこういう事なので一般家庭ではベイシーのような再生音は音量レベル一つとってもまず困難です。どうしてもという事なら、家から建築し直さなければならないようです(苦笑)

ベイシーで当日聴いたLPは、1, ART PEPPER/MEET THE RHYTHM SECTION 2, COUNT BAISE /MONTREUX '77 3, JOHN COLTRANE CANNONBALL/CANNONBALL & COLTRANE 4, JOHON COLTRANE/LIVE AT VILAGE VANGUARD とここまで聴いた時点で花巻空港発大阪行き便に乗る為に店を出る。が一度では足らず二度三度と行きたい店でした。最後にコーヒーもおいしかったであります。





レコードの仕分け

2010年07月10日 | 世間話
この2週間ほどの間は夜に時間があればレコードの整理をしています。A,B,C~X,Y,Zまでの分類の再整理(分類違いのところへ収納したアルバムもあったので)。そして一番の目的は、スペインのFRESH SOUND盤や米OJC盤、日本NORMAやM&M盤及びその他の日本盤を棚から選別してケースにひとまず収納しました。一つのケースに60枚から65枚が収まるので,約8ケース分として500枚前後。500枚の内訳はヴォーカル関係は少なく100枚足らずで、それ以外はインストもの。棚に残ったのはすべてがオリジナル盤というわけでもなくセカンドやそれ以降のも有るのですが、この整理した500枚を棚に収納するスペースがなく分類したわけです。このケースに収納されたレコードは体力に余裕のある時に蔵に移動させるつもり。これで棚に多少のゆとりができたが、これもしばらくするとキツクなってくるんだろうと思う。整理している時に久し振りに手に取ったオリジナルと思い込んでいたアルバムが日本再発盤だったりして記憶の不確かさにがっかりした。そういったオリジナルと思い込んでいた盤で早速買い直したアルバムも数枚ある。その数枚はどれもポピュラーなアルバムなので探し回ることもなく、入手が容易だったのは有り難かった。ただ日本盤と分かっていたが、オリジナルを入手しようという意識がなく文字どおり店晒しになっていたアルバムを久し振りに手にした時に、一度か二度見かけた事があるのに全く動意がなかったのが、今となってだが口惜しい、今更探しても簡単には見つかりそうもない(涙)。

3歳と2ヶ月と生後20日

2010年06月24日 | 世間話
わが家にはいま孫が3人います。左の初孫が亥年の3歳男子(長女の長男)、真ん中が生後2ヶ月の寅年の男子(長女の次男)、右の子が寅年の女児(次女の長女)。かく言う私目はおとなしい卯年の爺爺。卯が寅と亥に囲まれて過ごすと、やはり気合い負けしてしまう。体力的にもあちらは昇りの一本調子こちらはもうすぐ還暦の下り調子、これじゃ勝負になりません。産科病院への送り迎えはもちろん爺爺の役目。婆婆はもう体力の限界を超えてよぼよぼ状態、しかし恐るべき気力だけで朝から晩まで孫の世話にかかりっきり。ほんに女性の粘り強さにはとても男はかないません。

ここのところは、レコードを楽しめるのは夜10時を過ぎないと聴ける状態にはならない。最近は、特にART PEPPERをよく聴いている。彼のアルトサックスの音色になんとも表現しがたい男の悲哀のような感情を感じてマイ・ブーム状態。その話を某レコード屋の店主殿にすると“そういう年になったんですよ”と言われちゃった。その店主殿に“私はあと20年はレコードを聴くから、店主殿もそれまで元気でいてくださいよ”と言うと、店主殿“私はあと25年は元気でおりますからご心配いりませんよ”と安心させられまちた。そのハマっているART PEPPERだけど、INTRO盤とTAMPA盤の2枚それにCONTEMPORARY/MEETS THE RHYTHM SECTIONの4枚は元気のある内に必ずオリジナル盤で聴こうと思い始めてから、もうかなり時間が過ぎたが不思議なもので入手難度が低い盤から入手できたとは限らないのが廃盤レコードのおもしろいところで、一番入手しやすいだろうと思っていた一枚が未だ入手できない。これも縁だろうか? STEREO盤はできれば敬遠したい, できればMONO盤が好ましいという我がままもあると思うし、盤の程度もある一定以上の状態(少なくともVG++以上)でなきゃイヤだとか駄々こねてるのも入手に至らない理由だろうと思う。自分が納得できないのを我慢してまで入手する気にはならないです。それと少し値が高くとも少しでも状態が良いアルバムを入手したいという部類です。こうして自分の自由になる小遣いのほとんどをレコードに費やしているが、これも再生装置には全く消費しなくなったからできる事かなとも思う。さてこうして一枚づつ入手したアルバムだけど、自分が聴けなくなったらどうなるんだろう。全くターン・テーブルに載せられないレコードも不幸であると思うし、長男は聴いてくれるのかな、それとも安く叩き売るのであろうか。そんな事はどっちでも良いから、早く内孫をつくっておくれ。その前に結婚してからだぞと思っている今日この頃です。

レコードの事知らなかったこと

2010年05月31日 | 世間話
誠文堂出版社/山口克己著/LPレコード新発見/(副題)オーディオの深淵に棲む魔物に迫る/

先日、PEGGY LEE/BLACK COFFEEで英米それぞれの10inch盤聴き比べして英盤の方が良いと思うと言いましたが、その違いがどこから生じてくるのかといった疑問が浮かび上がってきました。何か参考になる雑誌とか本がないものかと気にかけていたのです。丸善書店へ行く機会があり雑誌のコーナーでなく芸術コーナーの音楽の棚にあった“LPレコード再発見”という本を発見、パラパラとページをめくってみると興味をそそられる項目があったので購入しました。その中の一部を簡単に紹介します。

おもしろそうな項目を挙げると、録音の変遷、ロリンズでもう一つのグレ―ドアップ、カッティング、カフェボヘミアのジャズメッセンジャーズ、米対欧、レーベルの楽しみ、コレクターになりたくない心理(中古店点景)、音の良いプレイヤーはあるか、その他等々。

録音の変遷で知らなかった事と言えば1950年初頭より、テープレコーダーが使われ始め頃からステレオ録音が主流だったという事。であるから以前にモノラルで発売されたレコードがそのすぐ後にステレオ盤が発売されているのも不思議ではない。

マイルス・デイビスの死刑台のエレベーターについては映画用サウンドトラックではエコーがかけられていて、そうではないレコード盤とではあまりの違いに驚く。(聴き比べてないので僕はその違いを知りませんが、そうなんだという感じでした)

よく英国盤と米国盤とでは音が違うと言われるが、レコード会社はLPは99%がカッティングで音が決まると言っている。その違いが生じるマスターテープからカッティング・セクションへ渡されたところから説明(簡単に要約できませんが、英盤と米盤はカッティングが異なるのだから音が違って当たり前というお話)。

記憶から完全に取り残されたレコードが棚の中にあるはずだ、コレクターから足を洗う方法はレコード店へ入らない事(ネットでもレコード関連を見ない)。(これは僕には無理です。僕の唯一の道楽ですから、と理由づけするのがもはや重症である証拠)

音の良いプレイヤーはあるかという項目では“有る”となっています。これは僕も異論はありません。プレイヤーとアーム、カートリッジ、針のバランスがとれているという前提で良い音のプレイヤーは『無音部分が無音で再生されていれば合格点』とも聞きました。

“レーベルの楽しみ”では、シカゴのWINDIN' BALLでレーベル面に丸がついただけのレーベルだが回転させると、まさにWINDIN' BALLになる。WINDIN' BALLとは西部劇によく出てくる風に吹かれてコロコロと転がっていく枯草の塊のような奴です。シカゴは風が強い事で有名でWINDIN' CITYとも呼ばれるらしい。ROULETTE盤は回転させるとまさしくカジノで遊興されているルーレットになる、これらの会社は回転させた時の事を考えてレーベルのデザインを決定したのだろうか。

『人間の可聴範囲は20キロヘルツから16ヘルツと言われているがいつ誰が調べて決めたのだろうか。マスタリングの時に22キロヘルツを動かすと音がおどろくほど変化する。音がというよりは演奏されている空間の空気がガラリと変わる。』 聴こえないはずの22キロヘルツ付近をいじってなぜ人間の耳がそれを変化したと感ずることができるのだろうか。というような事を氏はあとがきで述べられていますが、この点についても興味深い意見で、僕も人の可聴範囲を超えた部分も再生音に影響を与えているんじゃないかと、想像していたのですが将来こういう不可解な部分が解明され、更に音質の良いLPで聴いてみたいものです。

海開きならぬ海祭り

2010年05月14日 | 世間話
いま、また中国へ来ています。こちらも日中はかなり温度が上がり夏らしくなってきました。日本では沖縄ではすでに海開きしていますが、写真は海開きではなく海祭りの写真です。海祭りは漁民は海の恵みに感謝する儀式で、海神にお供え物をします。そのお供え物の主役となるのは豚です。
豚がずらりと並び、儀式で海神に供えられた後に漁民達の食卓にあがるという段取りとなるわけです。中国で一番食されている肉は羊肉で次に羊肉に匹敵するぐらい食されているのが豚肉です。一般人民にとって牛肉はまだ高いのであまり消費されません。日本の牛肉は特別においしいのでおみやげに持っていくと特別に喜ばれます。この手段は悪代官には非常に有効です。ただ税関で見つかると没収され税関員が喜ぶという事になります。昨年は税関で没収された日本の牛肉は相当量になるとおもいます。そのほとんどはステーキ用牛肉でした。

豚の話になりますが、例えば日本で“あなたは豚みたい”と言うと、言われた方は相当気分を害すると思いますが、中国でもしそういう事を言うとまず100%に近い人が怒りだします。昔、取引先のある人がある現地商社の担当部長に、夜の宴席で“猪八戒みたい”と言った途端に“何を言うか!”と顔を真っ赤にして怒りだし取り繕うのに大変でした。その場は収まってもその後後までこの発言は尾を引きました。

もう一つ、買い物の話です。市場でサクランボを買いました。土地の関係かDNAの関係か日本が誇る山形の佐藤錦には到底美味さでは及びませんが、一応粒も大きくてサクランボの味はします。1公斤(日本の重さで約600g)で20~25元だったので1公斤を頼みましたが。袋への入れ方が日本とは違います。一般人民は一粒一粒を吟味して自分で袋で入れ重量を店の主人が確認して買います。これを日本式買い求め方をするとどうなるかというと、まず青い粒のサクランボをたくさん入れられ重量を2倍ぐらい入れて“ハイ、50元だんべ”と言われます。交渉はそれから始まりますから、もうこちらへ押し込まれてからの交渉になるので負けたも同然の結果になります。魚を買う時は魚だけを袋に入れないと氷や水も入れて重さを量られると使えない氷や水の代金まで支払う事になります。日本のようにチキンと重さを量って数個足して入れてくれ“ハイ、おまけしといたからね”という文化とはまるで違う、おとなしく上品にしていると損失が拡大するという社会なのであります。

これも合同結婚式の1種かな?

2010年04月19日 | 世間話
今、中国青島へ来ています。青島は写真のように霧か、はたまたスモッグかかなり煙っている天気で、日が射さずかなり寒い日が続いています。昨日は日曜日で、日頃の運動不足解消の為に海岸辺を同僚達と歩く事にしました。この海岸沖で北京オリンピックのヨットレースが開催された場所です。東西の海岸辺の歩道を端から端まで歩くと訳40キロ超の長い距離になります。全行程を歩くのはマラソンの距離に近くなるので眺めの良い比較的歩きやすい場所6キロほどを歩きました。歩いていると結婚式を控えたカップルが記念撮影をしています。それも一組二組でなくたくさんたくさんのカップルが撮影しています。撮影に適した場所ですでに撮影開始しているカップルはまだ恵まれた方で場所取りに遅れたカップルは風の当たらない場所で待機しています。朝から化粧着付けして撮影場所を数カ所周り記念撮影して数万元を支払うわけです。どのカップルの映画俳優なみの演技を発揮しています。おそらく日本人ならこんな場所で記念撮影となると尻込みしてしまうのではないでしょうか。

上の写真の岩場にカップルが何組いるでしょう。8組はカップルがいるように見えますが、歩いた海岸沿いには100組以上のこうした撮影隊が寒さをものともせず撮影していました。中には海の中に立ち新婦を抱きかかえている新郎もいました。お疲れさまです、これからもさらなる苦労がつづくけど頑張って下さいと言いたい気持ちでした。

我が家は被占領状態だぁ~!

2010年04月17日 | 世間話
長女に第2子が誕生しました。今後も男の子です。最初の子はもうすぐ3歳になります。毎晩私の隠れ部屋へ来て僕が座るイスを占領し自分でリクライニングにしてリラックスしています。彼のお気に入りはDEXTER GORDON/GETTIN' AROUND。ノリが良くて聴きやすいんでしょうね。僕の本音は夜は早く寝て欲しいのですが出て行けというわけにもいかず我が隠れ部屋への毎晩の小さな訪問客を歓迎しています。真空管のトランスなどは特に危険なので、アンプ類だけには絶対触らせないように気をつけています。コラコラ、そんなに素早く動くから写真がおおボケになっちゃったではないか。

昨日の午前2時前に誕生した第2子です。こうやって写真で見ると本当に赤くて赤ん坊と呼ばれる意味がよく理解できます。今回も長女は超安産でした。午前12時に産科病院入り午前2時前には出産完了でした。娘によると最初の出産時よりも今回の方が少し苦労したという話でしたが、今回は早産の可能性があるという事であまり運動を控えて安静にしていた為と思われます。
 6月には長女に続いて次女が出産で帰省してきます。という事で我が家の賑やかさは当分続きます。

どっちが本物でしょう?

2009年09月30日 | 世間話
先日、中国へ出張してきました。その時に久しぶりにゲットした一枚です。

僕は今までにニセ物を掴まされた事が一度あります。1989年から中国へ行っている割に頻度が少ない方だと金融筋の人は言ってくれるのですが、あまり愉快な事でもありません。最初にニセ物を掴まされたのは, 10年ぐらい前の真夏でしたが、青島へ一緒に出張した同僚と海水浴に行こうという話になり、近くの海水浴場へ二人で出かけました。まず海水浴場で入場料(10元)を有無を言わさずボッタ徴収されました。

海水パンツを持ってなかったので海岸の露店で海水パンツを買い求めましたが、あまり良い品が見あたらなかったのですが使い捨てでいいやという事で購入しました、これが15元。50元札でおつりをもらいました。バスタオルで腰を隠して海水パンツをはいてバスタオルをとってみると、うわッ~この海水パンツの生地薄すぎィ~という感じでまるでパンスト並の薄さで“まりもっこり”ならぬまさに“もっこりスケスケ”寸前という安物パンツに唖然。すぐにバスタオルを巻き直して、泳ぐのやめようかとも思ったのですが、ここまで来てやめる気にもなれず、男二人揃ってもっこりややスケスケ状態の海水パンツをバスタオルで隠して、浪打際まで行ってその後は海へ飛び込みました。海で泳ぐのは久し振りというか泳ぐという事自体が本当に久し振りで、少し沖へ出て波間に揺られながら大の字に浮かんで太陽を浴びて気持ちよかったです。

この青島出張から帰国する時の飛行場の登場ゲートのあるフロアーのレストランでビールを頼んで30元を支払うとしばらくして女服務員が一枚の10元札を手でひらひらと振らしながら僕らのテーブルまで持って来て“この10元偽札、本物を頂戴”と言われたのです。僕らは初めての経験だったので“偽札!!??警察沙汰だぁ!!”と思って緊張したのですが、女服務員が別に支払った10元札を掴むとニセ物をテーブルへポイッと投げ捨てるようにしてお気の毒みたいな表情をして戻って行きました。ニセ物と言われた10元札を本物と比べてみると印刷も雑、紙質も違い手触りも全く違って一目でニセとわかる物でした。海水浴場の海パン購入の時に掴まされた1枚だったのですが、無警戒だった為に気がつかなかったわけです。それにしても知らないままにとはいえニセ札を渡しても全くお咎めなし事情徴収もされなかったのが不思議でした。日本ならこうは済まないはずです。これが最初のニセ物掴まされた件です。中国でニセ札を作って逮捕されると死刑以外にはありません。

今回は北京への出張で取引先の社長と会食していると先日こういうニセ札を掴まされたと話をしながら2枚の100元札を見せてくれたので、厚かましくもそれ頂戴といただいて来た代物です。2枚は番号も同じでした。
上の写真ですが、上に位置する札が偽物で、下が本物です。偽物の特徴は紙質が気持ち本物より厚い。透かしの毛沢東の肖像画が透かしではなく印刷されている。横に2ミリほどニセは長い。多色刷りの印刷が妙にくっきりと印刷されている。という各点がニセ物の特徴です。札もレコードもやっぱりオリジナルがエエですよね。

ニセ札が出回る事が極めて稀な日本はやはり素晴らしいと改めて感じたのでありました。

針飛びするレコードは無いですか? 治しましょうよ!

2009年07月25日 | 世間話
レコード・マニアの皆さんがお持ちの盤はすべて美盤でしょうか? 僕は美盤も有りィ~の, 並盤も有りィ~の, 酷盤も多少有りィ~のといった状態です。所有盤の中には一部で針跳びする盤もたしか数枚(10枚未満だと思いますが)あります。そのすべてはショップで購入したものではなく、国内外オークションで入手したものばかりですが、その中でもどうしても何とかならないものかと思うアルバムが2枚あります。それで文字どおり何とか成らぬか針飛びがと思いつつ、ある日ネットでジャズ・ボーカルのページを見ていると、refugee氏による2004年の記事ですがCurious Antiqueが目にとまりました。refugee氏のHPのトップ・ページ左サイドにあるETCをクリックすると詳しく説明されています。
それを拝読した僕はどうせ針飛びしているんだから直らなくても元の状態、もし直れば“ぼっけぇ”(岡山弁で“凄い”という意味)儲け物と思い試してみる事にしました。
まずマチ針これは自宅の嫁さんの裁縫箱から調達。10倍ルーペを地元の百貨店に行って買おうとデパートの受付嬢にルーペは置いてありますかと尋ねるのですが意味が通ぜずに苦戦。やっと調べてもらい眼鏡売り場に行くものの置いてあるのは倍率が低いものばかりで退却。丸善にはそういう小道具が置いてあったのを思い出し、丸善へ行くと10倍ルーペが数種類置いてありました。30倍ルーペは置いてなかったです。僕は一番安くてルーペの直径が大きい10倍ルーペを買い求めました。それが上の写真の左下のルーペです。価格は税込みで4000円ちょっとでした。上写真の拡大鏡は以前から有っていてレコード盤を確認する時に使っていた品です。

それで今晩は体調も良く目の疲れも感じないので針飛び修理に挑戦する事にしました。机の上を片づけてタオルを敷き左右に蛍光灯(特に左には林原研究所のバイオ・ライト)を配置して、針飛びする箇所を再確認してルーペで見ながら溝をレコード針の進行方向へマチ針でなぞってみました。もちろん溝の底は擦らないように気をつけます。ハッキリと目視で確認できない部分もあるのである程度の勘というのも必要かと思いました。2~3度マチ針でなぞると何となく溝が以前よりはっきりと確認できたような感じを受けたので、試聴してみる事にしました。

かなりの期待感を持ってターン・テーブルに載せ、モノラル針を下ろしてみます。以前の針飛びしていた周回にさしかかりましたが全く何事も起こらず無事に曲が終了してしまいました。そうなんです、針飛びが直ったんです。あまりにあっけなく直ったのにビックリするやら嬉しいやらです。
この情報をHPを教えてくれたrefugee氏にこのページでお礼申し上げます。ありがとうございました。

皆さんも試してみる価値ありですよ。直らなくてモトモトですから。refugee氏もおっしゃっていますが、氏や僕のブログを見て針飛び直しに挑戦してもし失敗しても僕は責任はとれませんので、ご理解ください(笑) 

イチゴ狩り

2009年03月04日 | 世間話
僕の孫はイチゴが大好き、話せる言葉はママ・ダダ(パパ)・ジィジィ・ミィミィ(バァバァ)・二ィ二ィ(おにいちゃん)、そして好物のモモとベリー(イチゴ)等々が良く話している言葉ですが、それくらいモモとイチゴが好きなので、モモは季節外れなので今はなく、イチゴはハウスでイチゴ狩りさせてくれるので一度はイチゴが成っている場所へ行ってイチゴを好きなだけ食べさせてやろうという話になり、孫を長女らと共に先日岡山空港近くのイチゴ栽培農家へ行きました。
孫はイチゴがハウスの中で沢山あるのを見て“おぅおぅ、ベリー・ベリー”とおおはしゃぎでした。バクバク食べるのかと思いきやたくさんのイチゴを見て腰が少し引けたのか食べるのは最初は遠慮気味でしたが、それでもかなりの数のイチゴを食べました。普段からスーパーで買ったイチゴを毎日のように食べている孫ですが風呂上がり時にはイチゴの匂いがします(笑)。

ライター君、また今度ね!

2009年02月26日 | 世間話
煙草を吸うのをしばらく休むつもりになっている僕ですが、ライターにもしばし休息してもらいます。今までにつかったライターが何個になるかは記憶も曖昧ですが、デュポンやカルチェも使いましたがすぐ飽きてしまい、長くつかったのはダンヒルとジッポのライターです。何個かは後輩や義弟にあげたりもしました。今残っているのが上の写真です。写真左のダンヒルのシルバーとゴールドは自分が買ったライターではなく祖父から自分が大学生の頃に貰ったもので、これで火をつけながら雀荘で満貫やハネ満を振込んではいました。麻雀も最近の人はやらなくなったらしいですが、煙草吸いながら煙のもうもうとした空気の中で朝だ徹夜だとやっていたわけです。その“朝だ徹夜だ”から作家の阿佐田哲也の名がきているらしいのであります。左から3番目の白いジッポは象牙でできているジッポです。使っている内に段々と黄変してきてそれがまた味がでてくるんであります。真ん中のは、嫁さんと秋田へ温泉旅行へ行った際に角館で買った桜の木の皮を貼ったもので極く最近まで使っていたものです。その右の黒皮貼りは一回り小振りですが嵩張らなくて使いやすかったのですが2回行方不明してしまいました。がその都度短い時は半月長い時は一年ぐらいして出てきたしぶといヤツです。右から2番目のはライフ・セーバー・ツールが付いているタイプで、そのツールを実際に使った事はないがナイフ、缶切り、レンチ、ヤスリ、ウロコ落とし、5センチのスケール、それに国際緊急連絡サイン(I.C.A.O.)が刻印してあります。一番右のはジッポ純正ではなくジッポスタイルのガスバーナー式ライターで船で釣りに出掛ける時にはこいつがないと煙草に火がつきにくいわけです。
どれも役にたったしそれぞれに愛着があるけれど、しばらくは休憩です。自分が元気で70歳になったらもう一度煙草を吸おうと思っていますので。それまで待っててください・・・です。

お父さんがマネージャー?

2009年02月20日 | 世間話
今、東京へ来ています。実は今週の月曜日からタバコを休憩しています、なぜか今日が一番吸いたいですね。朝起きてすぐタバコを吸ってたのもせず、大変に手持ち無沙汰であります。今日はどうしてだろう他人が捨てたタバコの吸い殻でも拾って吸いたい衝動に時々襲われます。そういう時は深呼吸かな。まぁ~、18歳の時から毎日約20本、ハイライト、ロング・ピース、缶入りピース、マイルド・セブン、ショート・ホープと品は変わりながら吸い続けて来ましたからもう潮時と急に思い立ったわけです。

ところで上の写真、僕がいる会社の社員の家族関係での2人目のシンガー誕生で、その彼とそのグループのCDです。一人目のシンガーは中西圭三で元O氏の甥っ子、顔も似ていたところがありました。さて2人目は関東地区のM次長のご子息で埼玉は春日部出身のムック村田君、グループ名はWAGA-MAMA CITY BOYZです。えっ、知らないって? それぁそうでしょう。このグループは今までは春日部を中心として埼玉を舞台にライブ等をしていたのですが、この度バウンティーより昨年の自主発売CDに続く第二弾としてのアルバムその名も“KASUKABE JET CITY”が発売になったばかりです。発売日は今月の11日でした。それにしても春日部を全面に出し過ぎじゃないのとも思いましたが、若者向けには、こういうローカル性とニッチな度合いがいいのかも知れませんね。
写真の一番右がムック村田君(vo. g)です。曲目の面白いのを紹介しますとKASUKABE JET CITY, 俺の街はKASUKABE CITY,あたりの曲がおもしろそうでしょうか、それにしてもKASUKABEを大いに売りにしてるなぁ~。

A面(表)とB面(裏)が違うレコード(記録)

2009年02月06日 | 世間話
北京滞在中です。上の写真は表の顔というか近代的な建物が建ち並ぶ事務所ビルと住宅用マンションが連なっています。この写真の通りのすぐ裏手は一般的な料理屋や日常の品物を売るお店が並んでいます。こういうお店で飲み食いすれば一日あたり日本円200円か300円あれば充分でしょうが、不慣れな人はお腹をこわすでしょうね。
この表と裏の違いがいまの中国の様子を象徴していると思いますが、下の写真のお店では真贋が入り混じって売られているので、それが心配な我が同胞達は高級日系デパートやイオンのスーパーで買い物するようです。この一般的お店が並ぶとおりの向こうに高層マンションが立っているのですが、それがスモッグをとおしてうっすらと姿を現しているのが見えるでしょうか。このマンションは元首相の一族の会社が開発したものですが、こちらの政府のトップやその取り巻きの地位になると、その本人や親戚筋が必ず財を成すのが当たり前です。歴代のトップで唯一清廉潔白だったのは華国峰ただ一人とこちらの人々の間では言われています。理由は彼は貧しいまま亡くなったからであります。不満を抱く人々の間で、ボウドウが起きないのが不思議ですが、下手に騒ぐとショケイされますからね。
 昨年のオリンピック開催前後は空気も少しキレイになり青空が見える日があった北京ですが、今は季節が冬という事もあり暖房の煤煙と車の排気ガスで以前の環境に戻りました。汚れて乾燥しきった空気の中で長く生活するのは自分にはかなり苦痛を伴います。そろそろおいとまして次の目的に向かいますが、そこも黄砂が浮遊している空気の中へ飛び込むようなものですから同じ事です。こちらから日本へ帰ると日本の青い空や山と川、咲く花のなんと美しいことかと気づかされます。