COLUMBIA/CL6017/GENE KRUPA/10inch
このアルバムですが、ジャケットに写真もないしGENE KRUPAとあるだけで実に地味なジャケットのデザインでまず興味が涌かないアルバムだろうと思います。僕はそう思いながら裏面のノートを見るとGENE KRUPAの事ばかり書いてあって読みながら棚へ戻そうかと思った時、最後の一文にANITA O'DAYとIRENE DAYのVOCAL云々と書かれているのを読んで即購入したアルバムです。価格も躊躇いもなく買える金額で4ドルぐらいじゃなかったかと思います。ジャケットは地味なアルバムですが、その内容はANITAがクルーパ楽団のシンガーとして歌っていた頃ですから1940年初頭(1941年)に吹き込んだ"Let Me Off Uptown"等が収録されていて、彼女の若い頃の初々しいボーカルが楽しめます。もしもアニタだけを聴きたいのであれば, 同じ頃の録音だと思いますので、67camperさんのブログに掲載されているVERVE/DRUMMER MAN/GENE KRUPAを聴くのもお薦めです。かくいう僕もこのVERVE盤12inchアルバムを入手したのは67camperさんの記事を拝見してからの事でした。67camperさん、その節にはお世話になりました、今も大いに参考にさせてもらっていますが(感謝)。つけ加えると例えば10inch盤のBOOGIE BLUESは演奏時間が3分18秒程度で、VERVE12inchの同曲は3分45秒ぐらいの演奏時間ですので全くの同じ音源というわけではなさそうです。VERVEとCOLUMBIAのレーベルの違いから全く同じというわけにはいかないのでしょうね。
この頃のアニタはまだ技巧の粋を凝らした歌い口ではなくいかにも若々しいボーカルです, それでも当然充分に上手いしそのハスキーな声はその当時もその後も変わりはなかったようです。このアルバムには8曲が収録されていますが、アニタのボーカルが聴けるのは3曲です。さらにもう一人IRENE DAYという短期間だけクルーパ楽団でシンガーを務めていた彼女のボーカルが2曲収録されていますが、このIRENE DAYのボーカルが聴けるのも嬉しいアルバムです。このイレーヌ・デイというシンガーのボーカルがなかなかに聴けるんであります。アニタの声をもう少ししっとりと大人にした感じの歌い口です。このIRENE DAYというシンガーの詳しい事は知りません。さらにRとLの違うILENE DAYというシンガーもいるのですがあいにく未入手のアルバムでこちらのシンガーの事は更に知りません。IRENEとILENEの事をご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいです。後はROY ELDRIDGEが歌うのが1曲とクルーパ楽団のインスト演奏が2曲という内容になっています。このアルバムを最初に聴いた時に嬉しかったのはA面の最初がBOOGIE BLUESで始まるのですが、この曲はアニタが63年に来日した際のDVD盤“LIVE IN TOKYO '63”のテーマ・ソングとして扱われていて、時は違いますがその時の彼女の動きや表情を思い浮かべながら聴けました。LET ME OFF UPTOWNではアニタとロイの掛け合いで始まるボーカルですが、これが聴いていて実に楽しくアニタのボーカルと肉声トークも聞けて僕にとっては嬉しい1曲です。
A-4のDRUMMIN' MANはイレーヌ・デイとクルーパのドラムのやり取りが楽しい1曲です。彼女での2曲目となるB-2のDRUM BOOGIEではDRUMMIN' MANの時の彼女とは違う印象を受けます。どんなのかというと、ちょっと元気がよくてDRUMMIN'MANの彼女のボーカルの方が僕は好きです。
収録曲
A面/☆1, BOOGIE BLUES/☆2, THAT'S WHAT YOU THINK/☆3, LET ME OFF UPTOWN/◎4, DRUMMIN' MAN/B面/1, TUXED JUNCTION/◎2, DRUM BOOGIE/ #3, KNOCK ME A KISS/4, LEAVE US LEAP (注;☆印=ANITA, ◎印IRENE,#印ROY, 無印はインスト)
このアルバムですが、ジャケットに写真もないしGENE KRUPAとあるだけで実に地味なジャケットのデザインでまず興味が涌かないアルバムだろうと思います。僕はそう思いながら裏面のノートを見るとGENE KRUPAの事ばかり書いてあって読みながら棚へ戻そうかと思った時、最後の一文にANITA O'DAYとIRENE DAYのVOCAL云々と書かれているのを読んで即購入したアルバムです。価格も躊躇いもなく買える金額で4ドルぐらいじゃなかったかと思います。ジャケットは地味なアルバムですが、その内容はANITAがクルーパ楽団のシンガーとして歌っていた頃ですから1940年初頭(1941年)に吹き込んだ"Let Me Off Uptown"等が収録されていて、彼女の若い頃の初々しいボーカルが楽しめます。もしもアニタだけを聴きたいのであれば, 同じ頃の録音だと思いますので、67camperさんのブログに掲載されているVERVE/DRUMMER MAN/GENE KRUPAを聴くのもお薦めです。かくいう僕もこのVERVE盤12inchアルバムを入手したのは67camperさんの記事を拝見してからの事でした。67camperさん、その節にはお世話になりました、今も大いに参考にさせてもらっていますが(感謝)。つけ加えると例えば10inch盤のBOOGIE BLUESは演奏時間が3分18秒程度で、VERVE12inchの同曲は3分45秒ぐらいの演奏時間ですので全くの同じ音源というわけではなさそうです。VERVEとCOLUMBIAのレーベルの違いから全く同じというわけにはいかないのでしょうね。
この頃のアニタはまだ技巧の粋を凝らした歌い口ではなくいかにも若々しいボーカルです, それでも当然充分に上手いしそのハスキーな声はその当時もその後も変わりはなかったようです。このアルバムには8曲が収録されていますが、アニタのボーカルが聴けるのは3曲です。さらにもう一人IRENE DAYという短期間だけクルーパ楽団でシンガーを務めていた彼女のボーカルが2曲収録されていますが、このIRENE DAYのボーカルが聴けるのも嬉しいアルバムです。このイレーヌ・デイというシンガーのボーカルがなかなかに聴けるんであります。アニタの声をもう少ししっとりと大人にした感じの歌い口です。このIRENE DAYというシンガーの詳しい事は知りません。さらにRとLの違うILENE DAYというシンガーもいるのですがあいにく未入手のアルバムでこちらのシンガーの事は更に知りません。IRENEとILENEの事をご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいです。後はROY ELDRIDGEが歌うのが1曲とクルーパ楽団のインスト演奏が2曲という内容になっています。このアルバムを最初に聴いた時に嬉しかったのはA面の最初がBOOGIE BLUESで始まるのですが、この曲はアニタが63年に来日した際のDVD盤“LIVE IN TOKYO '63”のテーマ・ソングとして扱われていて、時は違いますがその時の彼女の動きや表情を思い浮かべながら聴けました。LET ME OFF UPTOWNではアニタとロイの掛け合いで始まるボーカルですが、これが聴いていて実に楽しくアニタのボーカルと肉声トークも聞けて僕にとっては嬉しい1曲です。
A-4のDRUMMIN' MANはイレーヌ・デイとクルーパのドラムのやり取りが楽しい1曲です。彼女での2曲目となるB-2のDRUM BOOGIEではDRUMMIN' MANの時の彼女とは違う印象を受けます。どんなのかというと、ちょっと元気がよくてDRUMMIN'MANの彼女のボーカルの方が僕は好きです。
収録曲
A面/☆1, BOOGIE BLUES/☆2, THAT'S WHAT YOU THINK/☆3, LET ME OFF UPTOWN/◎4, DRUMMIN' MAN/B面/1, TUXED JUNCTION/◎2, DRUM BOOGIE/ #3, KNOCK ME A KISS/4, LEAVE US LEAP (注;☆印=ANITA, ◎印IRENE,#印ROY, 無印はインスト)