ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

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家庭の主婦 CARM ESPOSITO

2013年01月30日 | 私的Rare盤
THE FAMILY Co./CARM ESPOSITO/THE MEN I LOVE/

このアルバムはNON-PROFESSIONALのCARM ESPOSITO(カーム・エスポジートと読ませるらしい)の唯一のアルバムです。彼女はノンプロでHOUSE WIFEとしてジャケ裏のノートでは解説されていますが全くの素人でないのは聴けば即座に理解できるのと思います。推測ですが多分学生時代にアマチュアとしてジャズ・シンガーとしてかどうかは分かりませんがボーカリストとして活動していたはずと感じられます。音楽に対する裾野が実に広い米国ですが全くの素人にしてはセミプロ水準のボーカルだけでは名を成すのはまず無理なのではと思います。やはりどこか秀でた一芸がなければ続かない厳しい世界でもあるのでしょう。彼女のボーカルが決して劣っているというつもりで書いたコメントではありませんがプロの世界では並程度という事を言いたかったまでです。

ジャズ・ラビリンスというジャズ通販専門のHPの中に本アルバムの説明がなされているのでコピーして紹介させていただきますが、直接ご覧になりたい方は下記のURLでどうぞ。
http://jazzlabyrinth.com/php/ppblog/moby.php?mode=show&UID=1108650168
レーベル名が図らずも示す通り、家族で制作した私家版で絶対数も少なそう。ダンナがプロデュースとジャケット写真撮影も担当しており、盤のプレスも些か粗悪で、更にはジャケ裏のレーベル・アドレス表記は印刷でなくてなんとボールペンでの手書きですよ、いかにも自費制作盤だな~という雰囲気タップリ。 でも、内容は結構聞かせます、いい雰囲気出してます。ダンナのコネでバッキングのミュージシャンには有名どころが参加し、しっかりとヴォーカルを盛り立てているしね。ベースにテディ・コッティク、そしてフロントの一人にはなんとJ.R.モンテローズが参加しているのが大いに注目されるところでしょう。残念ながらJ.R.はテナーよりもソプラノ・サックスの方を多く吹いているが、それでもこれらの著名ジャズメンが参加しているのだから、この歌手がホントにただの主婦にすぎなかったとは考えにくいでしょ? 彼女自身の歌の方は、テクニシャンというには確かにほど遠いが(多くがスロー・ナンバーで、ミディアム・テンポ以下の曲のみだ)、それでも基本は十分に弁えており粗は目立たず、ちょっと鼻にかかった感じでノン・ヴィブラートのクリアー・ヴォイスでもって、実に素直な歌唱を展開、変に気負って力んで背伸びしてしまうことも無く、本当に自然体です。 個人的には好感度がとても高いですね、実を申せば10年位前にカセットテープに録らせてもらって以来ずっと愛聴してきたんです。全8曲でモチロンそれらの殆んどがスタンダード或いはそれに準ずる有名曲だが、A面冒頭ではJ.R.が自らの書き下ろし?曲 ALONE AGAIN" がヴォーカライズされてフィーチャーされ、こんなところからも各メンバーの本気度が窺われるのではないかなと思う、各曲でインストのソロもかなり多く出てくる。インティメイトな女性ヴォーカル(アン・バートンあたりが一番近似性を感じさせるといえるかな)+ハードバップの双方が好きな者にとっては、まさに中庸を得た愛すべき佳作といえましょう、機会あらば是非お試しあれ。(ジャズ・ラビレンス様 無断で貼り付けさせていただいております。不都合あれば削除させていただきますので申し付け下さい)


レコード番号ありません。
パーソナル:CARM ESPOSITO(vo), J.R. MONTEROSE(soprano & tenor), SAL AMICO(tp), RICK MONTALBANO(p), TED KOTICK(b), JIM WARMWORTH(ds) and VIN ESPOSITO(PHOTOGRAPHER & PRODUCER)

収録曲/A面/1, ALONE AGAIN/2, HERE'S THAT RAINY DAY/3, NEVER LET ME GO/4, THE MAN I LOVE/B面/1, SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST/2, THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU/3, YOUNG & FOOLISH/4, WHEN YOU WISH UPON A STAR/
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