ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ETHEL ENNIS

2009年03月21日 | 女性ボーカルE
JUBILEE/LP-1021/ETHEL ENNIS/LULLABYS FOR LOSERS/

来週は地元の桜の名所も開花して見物できるでしょうか。岡山県下の桜開花情報ではどこもまだつぼみという事ですが今年は例年にも増して開花を待ち望んでいます。僕の父親が少し元気になって桜でも見に行こうかという気分になっているので是非連れていってあげたいと思っています。

今日のアルバムはエセル・エニスが21才の時に初めてレコーディングしたアルバム“LULLABYS FOR LOSERS”です。彼女のアルバムでは206年にCAPITOL/HAVE YOU FORGOTTENを紹介していますので、よろしければご覧ください。彼女のこのデビュー・アルバム実に出来が良いと思います。同じデビュー・アルバムであるTONI HARPER/TONIも出来が良くて人気盤ですがこれに限らずファースト・アルバムの出来栄えが一番というアルバムは他にもあるんじゃないでしょうか(今すぐは思い浮かびませんが)。それだけレコード会社も彼女等のデビューに力を入れていたという事でしょうね。
所有の盤は赤盤ですがレーベルもピンクです。オリジナル盤とは思っているのですが、このアルバムの赤盤+ピンク・レーベルというの通常だったのでしょうか?調べても分かりませんでした。あまり本アルバムのLPとしての情報が少なく知識が不足しています。また本アルバムにはジャケット違いのセカンド盤もありまして、そのジャケ写真を一番下に載せました。僕は先にセカンド盤とも言える方を先に入手してオリジナルが後からになりました。でもこのオリジナルは何とか手に入れたかったアルバムです。以前に名古屋で大変お世話になった久保田豊秋さん、その久保田さんに誘われて入ったMIXI( 現在僕はMIXIは休眠中ですが)でVOCALのコミュニティーで活躍されているポン酒猫氏がいらっしゃいます。そのポン酒猫氏はMIXIとご自身のブログで情報発信されています、そのポン酒猫氏のブログに同じアルバムの紹介がされていましたのでリンクさせていただきました。ポン酒猫氏によるとこのアルバムには僕が載せたジャケ写真以外にもアルファベットの文字だけでデザインされた物があるらしいのですが、僕には悲しいかな記憶に残っていません。
 彼女のボーカルは粘ったところがなく素直にサラリとした歌い回しですが、発声は芯の強いボーカルとも感じます。収録曲はタイトルどおり失恋の曲で, はしゃいだ雰囲気は1曲もなくスローで静かに語るかの如くに歌われます。B-1のHEY, JACQUESの曲間で彼女が語る部分があるんですが感情がこもっていてグッときます。じっくりと聴けるアルバムですが、バックのメンバーがHANK JONES(p), EDDIE BIGGS(g), ABBIE BAKER(bs), KENNIE CLARKE(ds)という豪華さです。ハンク・ジョーンズのピアノも素晴らしいのですが、録音もよくてギターやベースの音も心地よく聴けます。本アルバムは聴き応えのある曲揃いですが中でも僕はB-4のYOU'D BETTER GO NOWに聴き惚れます。
↑同じJUBILEEのセカンド盤でこちらは普通の黒盤にピンクレーベル深溝有です。これもジャケットが気に入っていて手放せません。

収録曲/A面/1, LOVE FOR SALE/2, DREAMER-DREAMER/3, BLUE PRELUDE/4, OFF SHORE/5, CASUALLY/ B面/1, HEY JACQUES/2, LULLABY FOR LOSERS/3, SAY IT AIN'T SO,JOE/ 4, YOU'D BETTER GO NOW/5, BLUE WILLOW 6, BON VOYAGE/

最近の部屋の様子

2009年03月20日 | オーディオ
もう変更しませんと思いつつ今までに何度変遷を重ねてきたでしょうか?もうこれで最後とおもいつつまた何かしら不満を感じてシステムを変えてしまうという事は誰にでもある事でしょうが、寄り道しながらも今のシステムとなりそれなりに納得してもう3年が経ちました。今でも不満や迷いは感じません。いろんなお店で有名システムを聴いても変更してみようかなどと本気で考えた事はここ最近ではないです。きっと今のシステムは僕の感度と僕の部屋にうまく合っているんでしょう。システムを薦め色んな助言をいただいたA氏には本当に感謝しています。上の写真が現在の部屋の様子で、下の写真これが3年前の写真です。2006年5月にはまだJBL4343が部屋にあったんですね。上の写真と下の写真を比べると大きく違うのはスピーカーでJBLからALTECになりました。ターンテーブルにSP用アームが増えてアームが3本になりました。それからラックを一段付け足し3段としました。以前は2段+片面1段でした。
レビンソンはラックに収まらないので、どうしてもラックの上に配置する事になります。ターン・テーブルも同じくラックの上に配置する事になります。そういう事情は変ってないのですが、ラックを3段にしたのはいつでもステレオとモノラルとSPを聴けるようにする為でした。レビンソンにはフォノ入力が2つしかないのでレビンソンの入力はもう満杯で、SPの入力をどれにつなごうかと思い、一時は切り替えスイッチを利用しようかとも考えたのですが、折角、独立させてオーディオ用電源として外部からワザワザ引いているのに、切り替えスイッチという抵抗を間に入れるのはどうも気が進みませんでした。それでラックを付け足した事によりアンプがすべて置けるようにしたわけです。ラックは1年前に購入していたもので、種々の理由で伸び伸びとなり組み上げるのが遅くなってしまいました。増えたラックに持てるアンプ類をすべて設置し、SP用はマランツ#7へ繋いでそれから6RA8のシングル・プッシュを通してAXIOM80を鳴らしています。SP盤以外のステレオ盤やモノラル盤はそれぞれのアームからレビンソンを通してプッシュ・プルのモノラル・アンプからALTECという流れになっています。レビンソンのML-1はラックに収まっているだけで今は使用しておらず深い眠りにはいっています。
以前にAXIOM80を中域でALTECを低域でJBLを高域でマルチに鳴らそうかとも考え一度挑戦したのですが、なかなか考えていたような音が出ずに挫折し、中断したままになっています。今のシステムで満足していますからもう挑戦しないかも知れません。考えてみると2006年ぐらいからはレコードもよりオリジナルにこだわって買い求めるようになりました。今後も故障でもしない限り装置には小遣いを費やさずレコードに小遣いを浪費したいと思っています。
↑3年前のシステムの写真です。勿論今のシステムもお金かけずに進化させられるのならば挑戦したいですね。できればスピーカーの真ん中に置いているターン・テーブルやアンプ類を手前の聴く位置の後方壁側にもってきたいのですが、それには部屋の間取りから相当無理しなければならず, キレイに収めるには部屋の改造も必要なので夢のままです。夢もあった方がないよりいいですもんね(笑)

音が違う INGE BRANDENBURG

2009年03月19日 | 女性ボーカルB
(独)CBS/S62644/INGE BRANDENBURG/IT'S ALLRIGHT WITH ME/

一昨日にアップしたKARIN KROGもモノクロ写真ジャケですが、このアルバムもモノクロ写真ジャケです。女性ボーカルでモノクロ写真ジャケというとあるわ有るわアルワというぐらいありますね。ANNIE ROSS/ANNIE BY CANDLELIGHT,・ELLYN RUCKER/ELLYN・JUNE RUDELL/JUNIE・CYBILL SHEPHERD/VANILLA, その他にもINGA SWENSONやCLAIRE AUSTINやJOAN REGAN等々とまだ他にもあると思いますが、僕はこのモノクロ写真というのが好きであります。なぜかしらモノクロの方が自分で勝手に想像を膨らませて色が豊かに感じれるというか写真に奥深さを感じるんであります。
ミック・ジャガーに似たスリーブ写真の彼女のEPと同じように本アルバムのジャケットもどこかに迫力を感じますね。1965年録音のアルバムですが、以前は再発のSONORAMA盤で聴いていました。といっても数回聴いただけであまりピンと来なかったです。SONORAMA盤で聴いた時は全体の音がガチャガチャとした印象で落ち着いて聴く気分にならなかったという事もありますが、このドイツCBS盤を聴くと音が全く違うんですね。ぼんやりガチャガチャしていたのが一掃されてどの音もクリアーで粒立ちが良いという印象でドラムのハイハットの音なんかも生きてるっていう感じでその音を聴くだけで楽しめるという感じです。彼女の声はややハスキーでコシのある歌い回しと感じます。本アルバムのA-3のSUMMER TIMEやB-1のドラムとボーカルのバトルのようなIT'S ALRUIGHT WITH MEをお気に入りにしている方が多いようです。そりゃSUMMER TIMEは突き刺すようなフルート、IT'S ALRIGHT WITH MEは敲きまくるドラムそれぞれに伍して歌うインゲのボーカルですからそれはそれで素晴らしいのですが、僕個人的にはA面-1の C'EST LA VIEが出だしからスキャットで歌い出すのですが迫力があって好きですしB面-3のボッサ調でノリの良いOUT OF NOWHEREあたりが聴き易く特にお気に入りです。B-2のLONESOME ROADのバックの演奏も素晴らしいです。聴き所が多いアルバムで色んな楽しみが詰まっているアルバムだと思います。彼女以外のメンバーは、GUNTER HAMPEL(vibraphon,flute),BOBO STENSON(p), PIERRE COURBOIS(drums), VICKTOR KAIHAU(bass)。
↑こちらはSONORAMA盤のレーベルです。

収録曲/A面/1, C'EST LA VIE - VALSE HOT/2, ROUND MIDNIGHT/3, OUT OF NOWHERE/4, SUMMERTIME/ B面/1, IT'S ALRIGHT WITH ME/2, LONESOME ROAD/3, FALLING IN LOVE WITH LOVE/4, WHAT'S THE MATTER, DADDY

若々しい KARIN KROG

2009年03月17日 | 女性ボーカルK
(Norway)PHILIPS/631.062 PL/KARIN KROG/BY MYSELF/

今日は暑いぐらいの天候でした。車に乗ると汗ばむぐらいでもう冬物衣料をしまおうかと思うぐらいの天気でした。僕のBODY and SOULもすっかり春です。
 今晩は1937年ノルウェーのーオスロ生まれのシンガー“カーリン・クロッグ”を聴いています。彼女のアルバムではデクスター・ゴードンと共演した“SOME OTHER SPRING”が一番人気あるんですかね。あのアルバムも僕は気に入ってますが彼女が27歳の時、1964年の本アルバムもいいですよ(早くも結論づけてしまいました)。本アルバムはLPとしての彼女の初アルバムです。ところでカーリン・クロッグは前衛的なボーカルでスキャット多用するんで余り好みじゃないとおっしゃる方もいるでしょうが、そういう方は、SONET盤の“JOY”でアバンギャルド(おばんギャルどではありません)なスキャット・ボーカルを聴いてちょっと引いた人ではないでしょうか。JOYはボーカルを楽器として位置付けして挑戦したアルバムと思えばまた聴き所もあるアルバムでした(僕も回数重ねて聴いていませんが)。本アルバムは彼女の初に相応しく初々しいボーカルが聴けますが、すでにちょっと気怠さを感じさせる歌い口は当初から同じだったようです。
高田敬三氏は彼女のボーカルがジミー・スコットに似たことがあるとどこかで書かれていらっしゃいましたが、B-2のMOOD INDIGOを聴くとそう言われれば似ているように思います。がやはり彼女のボーカルの方が柔らかいです。収録曲についてはB-1のGEE,BABY AIN'T I GOOD TO YOU"ではミュートトランペットの口真似でアドリブをしたりして当時から多才なところを披露していますが、僕にとって本アルバムでの聴きどころはタイトル曲でもあるA-1のBY MYSELF、彼女のボーカルとバックの演奏特にドラミングの際立つ歯切れの良さが印象的です。またA面最後の“I FALL IN LOVE TO EASILY”でこの曲を唄う時の初々しさと歌い口が心にしっとりと沁みてきます。1964年という関係もあるかも知れませんが本盤は録音が特に良く北欧特有の澄んだ音質が感じられます。
PERSONNEL:: KARIN KROG(vo), EGIL KAPSTAD(p), KURT LINDGREN(b), PER LOBERG(b), JON CHRISTENSEN(ds)

収録曲/A面/1, BY MYSELF/2, LOVER MAN/3, KARIN'S KICK/4, I FALL IN LOVE TO EASILY/B面/1, GEE.BABY.AIN'T I GOOD TO YOU/2, MOOD INDIGO/3, 'DEED I DOO/4, I GUESS I'LL HANG MY TEARS OUT TO DRY/5, ALL BLUES/

ジェリ母ちゃんと呼びたい JERI JORDEN

2009年03月14日 | 女性ボーカルJ
SCORE/SLP-4025/JERI JORDEN/EASY LIVING/

久し振りの“J”欄のシンガー登場でジェリ・ジョーダンですが、この人ジャケ写真を見るとどこかで会ったような親近感を感じさせる女性で、はてどこで会っただろうと想いを巡らせているとなんとなく自分のお母ちゃんにどこか似ているように思えました。そういやぁ~、色黒のところはバレーボールで鍛えていた母にも通じるし、何となくジェリ母ちゃんと呼びたいですね。ジャケのデザインは洒落ているのにどこか垢抜けないのはそういうイメージが湧くからでしょうか?顔の筋肉のたるみや脚の浮腫ではないでしょうがどことなく引き締まらない足首がその辺りを歩いているおばちゃんともダブってしまいます。臆せずそういう自分をさらけ出している彼女に拍手したいような気がします。

このジェリ母ちゃんのリーダー・アルバムは多分これ1枚だと思うんですが、録音はこれ以外にもしているようです。ライナー・ノートの紹介文を読むと彼女はオクラホマ生まれでTULSA大学に在籍していた頃は劇団員としてオクラホマやTULSAで活動していたのですが、徐々にシンガーへの夢が膨らみ始めリノのメイプス・ホテルで歌い始めほどなくPAGE CAVANAUGHトリオとレコーディングの機会を得ました。1955年にヨーロッパへツアーに出てマーティ・ペイチと共にレコーディングもしています。その頃にRED CALLENDERが彼女の歌を聴き、本アルバムの誕生のキッカケになりました。とライナーを読んで私的解釈をしています。ライナーを読んで彼女が参加している他のアルバムはないかとちょっと探してみましたが今回は見つかりませんでした。あるのか無いのかも知りませんが。
このスコアというレーベルでは、降伏したいようなキレイなお姉ちゃんがジャケットを飾るAL HIBBLERのI SURRENDER DEARやアート・ペッパーのMODERN ARTとかRETURN OF ART PEPPERも有るわけですが、(魔法の)アラジン・レコード傘下のレーベルらしいんですね。このレーベル、4001のショパンから始まって2番はロックでその他にブルースやタンゴのアルバムもあって4039番までアルバムを出してますが、中でもジャズ・アルバムが一番多いレーベルという事でもあります。SLP-4016のBLUE TANGOのジャケットも悪くないですね(もう手は出しませんが)
アルバムのバックを務めているのはギタリストのアービング・アシュビーやフルート/クラリネット/サックス奏者のバディ・コレットというメンバー、ピアニストはJOE ROTONDIとなっていて女性ジャズボーカル本のジミー・ロールズがピアノという解説とは差異があります。どちらが正しいのか僕には分かりませんのでアルバムに記載されたとおりに表示しました。ジェリ母ちゃんのボーカルは気怠い感じの歌い口です。彼女は白人ではないようですが、黒人シンガー特有の粘ばこい感じはなく聴きやすい印象です。アルバムを通じてやや1本調子なところは有りますが軽いタッチで気楽に聴けるアルバムです。ところで本アルバムはさほどに高価なアルバムではないんですが入手しようと思って探すとそう簡単に探せるアルバムでもないようです。多分最初の製作分ぐらいで生産終了した為に入手難となっているんじゃないかと思ってますが、どうでしょうか?ひょっとすると結構レア盤なのかも知れません。

パーソナル/ JERI JORDEN(vo), RED CALLENGER(b), JOE ROTONDI(p), BUDDY COLLETTE(fl.clar), IRVING ASHBY(g), BILL DOUGLAS(ds), FRANK CAPP(ds)

収録曲/A面/1, EASY LIVING/2, I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS/3, RIDING HIGH/4, SOMETIMES I'M HAPPY/5, PASTLE(Please Let Me Forget)/6, COCKTAILS FOR TWO/B面/1, DO IT AGAIN/2, YOU'RE PART OF ME/3, BABY I'M GONE/4, IS THAT BAD/5, DREAMING IS EVERYTHING/6, CRYING TOWELS/

色気さまぁ~のELKE SOMMER

2009年03月12日 | 女性ボーカルS
MGM/E-4321/ELKE SOMMER/LOVE IN ANY LANGUAGE/

すっかり春めいてきました。僕の家の南側に1本の桜、桜にもたくさん種類があるようですが正確な名称は知りませんが毎年サクランボがなります。その桜も咲き始めました。桜の開花も今年は例年より早いです。学生の頃を思い出しますなぁ~、サクラサク、サクラチルの合格発表の時期ともなりました。豪華さでは桜の花、可憐さでは梅の花ではないかと思いますが、梅の花も長く楽しませてくれましたが今度は桜の花を楽しめます。

今日の記事は以前の記事の全面的書き直し版です。色気ソマーと言うべきかエロ気ソマーと読むべきか、それが問題のヱルケ・ソマーのアルバムなんですが、彼女は名前からも判るようにドイツ生まれの女優さんです。彼女の特徴である強い目力が彼女の魅力でもあると思うんですがドイツ女性らしいガッシリした体躯も記憶にはあります。彼女の映画で実際に観賞したのは1967年に日本で公開された“キッスは殺しのサイン”というイギリスB級映画に準主役で出演していたフィルムと、1969年公開のディーン・マーチン主演“サイレンサー破壊部隊”というこれまたB級スパイ映画に出演していたのを覚えている女優です。ちなみにこの映画には後にチャールズ・マンソンを信奉する男達に悲惨にも殺されたシャロン・テイトも準主役で出演していました。当時はまだ高校生だったと思いますが渋谷道玄坂の渋谷パンティオンの映画館で見たように思います。懐かしいの一言。007のヒットの影響か当時は亜流スパイ映画が多く製作されました。ちなみに映画“キッスは殺しのサイン”には当時の僕がお気に入りだったイタリア女優シルヴァ・コシナも出演していました。

本題に戻って、このアルバム、エルケ・ソマーが5カ国語で歌っています。彼女は7カ国語に堪能だそうですが、僕だって単語並べるだけの英語とアクセント無茶振りの中国普通語と日本語となれば3カ国語ですからもうちょっと独学すれば5カ国ぐらいいけるかも? いけるわけないじゃろう(真面目に受け取らないで下さいませ)。さぁ~て本ページに同じような写真を載せたのには理由とわけが有りまして、もともとは一番下の写真のアルバムを持っていて、あまり不足も感じずにおりました。以前からの所有のジャケットには左下にDHでご丁寧に右上にはXマークまで型押しされています。ところがある日友人にこのアルバムはDH(ドリル・ホール)がないのはレアなんじゃと言われ、ふーんそんなものかなと思いつつDH無しのアルバムを探そうとすると無いんですよね、このDH無しが。専門店に有るのやネット販売しているのや各オークションのも見るのはすべてDH有り。こういう状況になると“よっしゃ~・・探しちゃる”という気になるもんです。そういう気にならない方が散財しなくていいんですが。それから何枚ぐらい見たでしょうか、はっきりとはしませんが十枚か二十枚か見た中で見ぃ~つけたという1枚です。DHが無いからと言って特別に高価でもないアルバムだとは思いますが、DH有りと比べると決して安くはないという価格帯でした。
DH無しのアルバムの盤は重量盤で両溝有りでしたから以前からのDH有りは軽量盤でもありはっきりとした再発盤でした。MGMのロゴ上真ん中に居座るトレード・マークのライオンが映画鑑賞の冒頭に出てくるのと同じでガオゥと吠える場面を連想させます。
イタリア語フランス語ドイツ語に加えて英語とスペイン語で歌っていますので語学の勉強にもなります(本当に勉強になるんか?)。彼女は結構野太く低い声で可愛いとかキュートとは表現できませんが、目力ある瞳の魅力という事でよろしいんじゃないでしょうか。今晩あらためて久し振りに聴きながら記事を書いていますが、やはりこのエルケ・サマーは歌は残念ながらやはりそんなに上手いとは思えないですね。が2曲目のI SURRNDER DEARあたりはスローでゆったりと歌われて色気を感じさせてくれます。
↑左下にDH(ドリル・ホール)と右上にXの型押しがある再発盤です。

収録曲/ A面/1, HEARTACHE, HEARTACHE, GO AWAY (in English)/2, I SURRENDER DEAR (in English)/3, ICH LIEBE DICH(in German)/4, DON'T STOP LOVING ME(in English)/5, SOLAMETE UNA VEZ (You Belong To My Heart)(in Spanish)/6, MELANCHOLIE(in Spanish)/B面/1, YOU KNOW YOU DON'T WANT ME(in English)/2, STARDUST(in English)/3, AMOR (in Spanish)/4, PARLEZ MOI D'AMOUR(in French)/5, SE TU NON LA SAI(Sung in Italian)/6, HE'S A CLOWN(in English)

イチゴ狩り

2009年03月04日 | 世間話
僕の孫はイチゴが大好き、話せる言葉はママ・ダダ(パパ)・ジィジィ・ミィミィ(バァバァ)・二ィ二ィ(おにいちゃん)、そして好物のモモとベリー(イチゴ)等々が良く話している言葉ですが、それくらいモモとイチゴが好きなので、モモは季節外れなので今はなく、イチゴはハウスでイチゴ狩りさせてくれるので一度はイチゴが成っている場所へ行ってイチゴを好きなだけ食べさせてやろうという話になり、孫を長女らと共に先日岡山空港近くのイチゴ栽培農家へ行きました。
孫はイチゴがハウスの中で沢山あるのを見て“おぅおぅ、ベリー・ベリー”とおおはしゃぎでした。バクバク食べるのかと思いきやたくさんのイチゴを見て腰が少し引けたのか食べるのは最初は遠慮気味でしたが、それでもかなりの数のイチゴを食べました。普段からスーパーで買ったイチゴを毎日のように食べている孫ですが風呂上がり時にはイチゴの匂いがします(笑)。

思いがけず 二人の女性シンガーが聴ける!

2009年03月02日 | ジャズ全般
CALLIOPE/CAL3001/SESSIONS,LIVE/OSCAR PETERSON GERALD WIGGINS/

この素っ気無いジャケットのアルバムですが、裏面のライナーを読むと JANE FIELDINGが2曲、TERRY MORELが2曲歌っています。JANE FEILDINGといえばJAZZ WEST盤でKENNY DREW QUINTETをバックに歌ったEMBERS GLOWと、同じくJAZZ WEST盤でLOU LEVYやRED MITCHELをバックに歌ったINTRODUCINGの2枚のアルバムでよく知られているシンガーです。またTERRY MORELといえばBETHLEHEM盤でRALPH SHARONやHERBIE MANNをバックに歌ったSONGS OF A WOMAN IN LOVEが知られていますが、本アルバムではそれらとバックのメンバーが変わって、ジャケットをご覧になればお分りのようにオスカー・ピ-ターソンのバックでJANE FEILDINGが、GERALD WIGGINSのバックでTERRY MORELが歌っています。どちらもライブからの収録で一発録音されているわけですが、ライブの緊張感もありながら程よいリラックスの具合が感じられて出来の良い収録となっています。録音はいずれも1957年ですが僕の所有盤は1976年発売のものですのでオリジナルとは言えないのだろうと思いますが、このアルバム自体の詳しい事は不勉強です。
A面の5曲がピーターソン・トリオの演奏と2曲のジェーンのボーカル。ピーターソン・トリオはレイ・ブラウン、ハーブ・エリスというお馴染のメンバーで彼等のインスト演奏ならA-1のCALICOが特にお気に入りです。ジェーンのボーカル2曲は, IF I WERE THE ONLY IN THE WORLD AND YOU WRE THE ONLY BAYと SOMETHING I DREAMED LAST NIGHTで聴けるわけですが、どちらもスロー・テンポで恋する乙女のボーカルと表現されるに相応しい出来と思います。
 B面はテリーがGERALD WIGGINSバックにこちらも2曲を歌っているわけです。GERALD WIGGINSはリナ・ホーンやケイ・スターの歌伴もしたという事ですが, あまり詳しくは知りません。B-1のIN MY MERRY OLDMOBILEの演奏を聴くと歯切れのよいドライブ感のある演奏を聴かせてくれるピアノ・プレイヤーです。テリーはBUT NOT FOR MEとWHAT IS THERE TO SAYの2曲を歌っているのですが、これまた乾いたヴォイスで歌われる2曲はどちらも秀逸の出来栄えでわずか2曲ですが充分に価値ある収録です。

収録曲/A面/1, CALICO/2, TIME AFTER TIME/3, IF I WERE THE ONLY IN THE WORLD AND YOU WRE THE ONLY BAY/4, SOMETHING I DREAMED LAST NIGHT/5, SEVEN COME ELEVEN/ B面/1, IN MY MERRY OLDMOBILE/2, HOW LONG HAS THIS BENN GOING ON/3, BUT NOT FOR ME/4, WHAT IS THERE TO SAY/5, A FIFTH OF FRANK/