DEL MORAL/AL-711/HAL HAIG/AL HAIG TODAY!
AL HAIGの最高傑作にして人気盤だが長い間超入手難であったオリジナルを入手できた人は非常な幸運に恵まれた一部の人だけだったというアルバムでもある。最近になって以前よりは入手難がやや緩やかになった。とはいえ簡単にどこにでもあるというありふれたアルバムではなく今でも探している人も多いと思う。僕もたまたま入った廃盤店で色々物色していると店主がこれを聴けと薦めてくれた。本当は手放したくないんだがとも言う。薦められる未所有のアルバムは購入する事が多い。最近になって試聴させてもらう事もあるが試聴もせず真っすぐに帰宅してターンテーブルに載せるまでが楽しい一時でもある。このアルバムを最初に聴いた印象はAL HAIGに対する印象ががらりと変わってしまった。それ以降ピアノトリオのアルバムとしてはDUKE JORDANのSIGNAL盤と並んで僕のお気に入りの1枚となった。AL HAIGの良さと個性が満載された60年代で1枚だけのアルバムだがこれ以降彼の活動は以後9年間にわたって休止する。70年初頭に再び活動を始めた彼の演奏を聴いて日本のあるピアニスト(名前忘れた)がもうピアニストを廃業しようかと考えたという話も聞いた。演奏内容も録音も良く再生音も素晴らしいアルバムの1枚です。このアルバムのピアノの打鍵音を聴けばちょっとぐらつきますよ。
話は変わってこの記事ではアルバム紹介よりもレーベルに2種類あってそれにまつわる話とどちらが先かつまりどちらがオリジナルかという事について多少の情報もありましたので紹介したいと思います。
上の写真)グリーンミントと呼ばれる方のジャケット。色調が少し赤味がかっています
上の写真) グリーンミントと呼ばれるレーベル。緑地にグリーン文字だから見にくい。この盤は黒よりも重量が重くグルーブガードがとても低くフラットか?と思えるエッジです。
上の写真) ブラックミントと呼ばれる方のジャケット。色調が少しグリーンがかっています。
上の写真) ブラックミントと呼ばれるレーベル。レコード番号無し。緑地に黒文字で見やすい。この盤は少し軽いのでその分柔らかい感じがする。しっかりとしたグルーブガードがあります。
さてここから本題ですが、どちらが先出のオリジナルなんでしょうか?という疑問を持ってしまったものですから出来るならば解答を誰かにいただきたいと各方面に尋ねてみたりネットで検索して調べてみました。まず廃盤オリジナル専門店主に尋ねてみました。行きつけの新宿や渋谷の店主殿は揃ってブラックがオリジナルと考えているようです。関西の冗談伯爵(残念にも店は閉めましたが)元店主はグリーンがオリジナルと分かれてしまいました。ネットで調べるとモア氏<http://more.main.jp/mezurasi16.html>のちょっとめずらしいジャズ・レコード盤VOL.16にモア氏の考え方が載せられていますが、モア氏はグリーンがオリジナルと考えていらっしゃいます。色々と見聞きする内にますます興味が湧いてきて更に尋ねてみました。旧ヴィンテージマイン店主の池田氏はブルーノートのレジスター・マークが登録されたのは後年だからR付の1500番台~は理屈に合わずオリジナルではなく再発盤だと最初に言い出した人と聞いています。これはもう池田氏にもご意見をという事で尋ねた結果は、『当初からGREENミントロゴが先ではないかと考えています。この考えは黒ミントロゴが出始めた90年代初めから考えは変わりません。黒ロゴをAL HAIGの奥さんより譲り受けたのはF.COHEN氏だったと思いますが、その時にAL HAIGの奥さんは黒が先と言っていたので、黒がオリジナルだとCOHEN氏は言っていたと記憶しています。しかしAL HAIGの奥さんがラベルの事まで記憶しているとはにわかには信じ難いので、どちらにしても信憑性は薄いと思います。COHEN氏が譲り受けた黒ロゴは大半オークション等で日本に来たので、日本国内には黒ロゴが多くあると思いますが絶対数は黒の方が少ないと思います。一般的に追加プレスの方がプレス枚数はオリジナルより少ないのでこの事からも、GREENが先ではないかと思います。私が推測するにロゴがGREENラベルの中のGREENなので黒にすることにより目立たせる為だったのではという他愛もない理由によるものではないかと、、。いずれにしても、このレコードに限った事ではありませんが発売当初はラベルのデザインの詳細は殆どだれも無頓着だったと思うので、今となっては推測するしかないので、どのケースも絶対はあり得ないと思っています。ですので、黒が先と言っている方達を頑強に否定するつもりもありません』
最後の一言が素晴らしいですね。黒が先と言っている方達を頑強に否定するつもりもありません。この一言は僕自身にもぐらりときました。最初は黒緑つけようと意気込んでいたのですが、どちらでもいいではないかという気持ちにもなりましたが、僕自身はグリーンが先でオリジナルと考えています。ですが再生音はどちらも甲乙つけ難い音です。後から聴く方が音が良いと感じる事は差がないということでしょうか。さぁ~てブラックかグリーンか想いを巡らせながら是非聴いてください。
追記;書き忘れたのですがDIW(ディスク・ユニオン)さんもオリジナルはブラック派です。DIW再発盤がブラックで出されたところからそのように思います。
AL HAIGの最高傑作にして人気盤だが長い間超入手難であったオリジナルを入手できた人は非常な幸運に恵まれた一部の人だけだったというアルバムでもある。最近になって以前よりは入手難がやや緩やかになった。とはいえ簡単にどこにでもあるというありふれたアルバムではなく今でも探している人も多いと思う。僕もたまたま入った廃盤店で色々物色していると店主がこれを聴けと薦めてくれた。本当は手放したくないんだがとも言う。薦められる未所有のアルバムは購入する事が多い。最近になって試聴させてもらう事もあるが試聴もせず真っすぐに帰宅してターンテーブルに載せるまでが楽しい一時でもある。このアルバムを最初に聴いた印象はAL HAIGに対する印象ががらりと変わってしまった。それ以降ピアノトリオのアルバムとしてはDUKE JORDANのSIGNAL盤と並んで僕のお気に入りの1枚となった。AL HAIGの良さと個性が満載された60年代で1枚だけのアルバムだがこれ以降彼の活動は以後9年間にわたって休止する。70年初頭に再び活動を始めた彼の演奏を聴いて日本のあるピアニスト(名前忘れた)がもうピアニストを廃業しようかと考えたという話も聞いた。演奏内容も録音も良く再生音も素晴らしいアルバムの1枚です。このアルバムのピアノの打鍵音を聴けばちょっとぐらつきますよ。
話は変わってこの記事ではアルバム紹介よりもレーベルに2種類あってそれにまつわる話とどちらが先かつまりどちらがオリジナルかという事について多少の情報もありましたので紹介したいと思います。
上の写真)グリーンミントと呼ばれる方のジャケット。色調が少し赤味がかっています
上の写真) グリーンミントと呼ばれるレーベル。緑地にグリーン文字だから見にくい。この盤は黒よりも重量が重くグルーブガードがとても低くフラットか?と思えるエッジです。
上の写真) ブラックミントと呼ばれる方のジャケット。色調が少しグリーンがかっています。
上の写真) ブラックミントと呼ばれるレーベル。レコード番号無し。緑地に黒文字で見やすい。この盤は少し軽いのでその分柔らかい感じがする。しっかりとしたグルーブガードがあります。
さてここから本題ですが、どちらが先出のオリジナルなんでしょうか?という疑問を持ってしまったものですから出来るならば解答を誰かにいただきたいと各方面に尋ねてみたりネットで検索して調べてみました。まず廃盤オリジナル専門店主に尋ねてみました。行きつけの新宿や渋谷の店主殿は揃ってブラックがオリジナルと考えているようです。関西の冗談伯爵(残念にも店は閉めましたが)元店主はグリーンがオリジナルと分かれてしまいました。ネットで調べるとモア氏<http://more.main.jp/mezurasi16.html>のちょっとめずらしいジャズ・レコード盤VOL.16にモア氏の考え方が載せられていますが、モア氏はグリーンがオリジナルと考えていらっしゃいます。色々と見聞きする内にますます興味が湧いてきて更に尋ねてみました。旧ヴィンテージマイン店主の池田氏はブルーノートのレジスター・マークが登録されたのは後年だからR付の1500番台~は理屈に合わずオリジナルではなく再発盤だと最初に言い出した人と聞いています。これはもう池田氏にもご意見をという事で尋ねた結果は、『当初からGREENミントロゴが先ではないかと考えています。この考えは黒ミントロゴが出始めた90年代初めから考えは変わりません。黒ロゴをAL HAIGの奥さんより譲り受けたのはF.COHEN氏だったと思いますが、その時にAL HAIGの奥さんは黒が先と言っていたので、黒がオリジナルだとCOHEN氏は言っていたと記憶しています。しかしAL HAIGの奥さんがラベルの事まで記憶しているとはにわかには信じ難いので、どちらにしても信憑性は薄いと思います。COHEN氏が譲り受けた黒ロゴは大半オークション等で日本に来たので、日本国内には黒ロゴが多くあると思いますが絶対数は黒の方が少ないと思います。一般的に追加プレスの方がプレス枚数はオリジナルより少ないのでこの事からも、GREENが先ではないかと思います。私が推測するにロゴがGREENラベルの中のGREENなので黒にすることにより目立たせる為だったのではという他愛もない理由によるものではないかと、、。いずれにしても、このレコードに限った事ではありませんが発売当初はラベルのデザインの詳細は殆どだれも無頓着だったと思うので、今となっては推測するしかないので、どのケースも絶対はあり得ないと思っています。ですので、黒が先と言っている方達を頑強に否定するつもりもありません』
最後の一言が素晴らしいですね。黒が先と言っている方達を頑強に否定するつもりもありません。この一言は僕自身にもぐらりときました。最初は黒緑つけようと意気込んでいたのですが、どちらでもいいではないかという気持ちにもなりましたが、僕自身はグリーンが先でオリジナルと考えています。ですが再生音はどちらも甲乙つけ難い音です。後から聴く方が音が良いと感じる事は差がないということでしょうか。さぁ~てブラックかグリーンか想いを巡らせながら是非聴いてください。
追記;書き忘れたのですがDIW(ディスク・ユニオン)さんもオリジナルはブラック派です。DIW再発盤がブラックで出されたところからそのように思います。