ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

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雰囲気のある LISE REINAU

2011年01月02日 | 女性ボーカルR
新しい年が明けました。おめでとうございます。紹介したいアルバムはまだ多少なりともあるのですがプライベートでのやらねばならぬ事が多くなりそちらへ手がとられている日が続いています。 昨年半ばからブログ更新もできないにもかかわらず毎日たくさんの方に訪問していただき有り難うございます。

(Denmark)METRONOME/LRM701/LISE REINAU/ATMOSPHERE/STEREO録音
彼女は1933年生まれで1950年台後半からシンガーとして活動。デンマークでは人気もありよく知られているシンガーだけど日本ではあまり知られていないようで紹介される機会も少ない。

ジャケットに使われた写真とそれを撮影している様子を後ろから撮ったスナップ写真がジャケ裏に載せられているのも興味深い。毛皮着てGERHARD SIELING(クラリネットと一緒に写真が撮られているからそう思ったのだが、実は僕は彼を知らないのである。)を足で抑えつけているという写真は、男性保護団体(そんな団体が最近はできたという噂を聞くが?)に見つかると問題になりそうな写真だ。このジャケ裏の写真を見ると僕はマゾッホ原作の“毛皮のヴィーナス”を思い出した。踏みつけているLISEの冷静な表情と下になっているGERHARDの照れたようで嬉しそうにも見える表情がおもしろいジャケ写真です。

1965年発売の本アルバムは彼女のLPとしては初アルバム。彼女のアルバムの中では最もジャズサイドの一枚と言われている。僕が所有している彼女のアルバムはこれ一枚きりなので他は聴いていないが、ポップも歌っていた彼女なのである程度は想像がつくような気がしてます。英語で歌われているのですが彼女のボーカルの佇まいというか、アルバムのタイトルどおり雰囲気が実に心地良いアルバムでどの曲を聴いても良いが、特に好きなのはA-4からA-7あたりかなぁ。GOODY GOODYは曲自体があまり好きじゃないけどは彼女のが今までで一番好みです。また改めてクラリネットと女性ボーカルというのは大体にして相性が良いと思える一枚です。どこかでこのアルバムを見かけたら入手される事をお薦めします。価格も高くなくボーカル好きな人なら後悔は無いと思います。(レーベルの写真を撮り忘れたので取り直そうと思ったところカメラを家人に貸してやって手元にないので後日に載せます)

パーソナル;LISE REINAU(vo), GERHARD SIELING(clar), STENN HOLKENOV(p), OLE OUTZEN(g), ERIK SMITH(b), ALEX RIEL(ds)

収録曲/A面/1, SAY BOOM BOOM/2, DO IT AGAIN/3, GOODY GOODY/4, I'M SORRY FOR YOU BABY/5, I'VE HEARD THAT SONG BEFORE/6, MY FOOLISH HEART/7, I CONCENTRATE ON YOU//B面/1, YOU MUST HAVE BEEN A BEAUTIFUL BABY/2, ANYWHERE/3, BLUESETTE/4, IDLE GOSSIP/5, GIPSY IN MY SOUL/6, ATMOSPHERE/
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久し振りに聴いたLITA ROZA

2010年06月11日 | 女性ボーカルR
英DECCA/LK4218/LITA ROZA/BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEO BLUE SEA/1957年2月11,14,15日録音

とても好きなシンガーの一人、英国のリタ・ローザの一枚。今更だが彼女のアルバムは僕のブログでも数多いアップだということに気がついた。実はこのアルバム2006年にすでに記事にしてたが、久し振りに聴いてやっぱりいいなぁ~と。それで自分のブログの本アルバムを欄を見て読んで(読むほどの内容はなかったが)、その乏しい内容に我ながらがっかりしたので写真も撮り直して内容も書き加えた。このアルバムLONDONレーベルのもあったように記憶しているがDECCAレーベルがオリジナルとなる。ジャケットは英国らしくペラペラの紙質で、ご覧のとおりの欧米調漫画チックなイラストだが、これも今となってはイイ味が出てきたと思える。
彼女は1926年英国リバプール生まれで7人兄弟の長女だった。1940年頃からロンドンのTHE NEW YORKERというクラブで唄っていた。という事は14歳ぐらいから歌っていたという事になる。18歳の時に結婚して一時引退し米国へ移り住んだ。が大戦後に離婚して英国へ戻りバンドシンガーとして歌い始めるが、そのバンドがTHE TED HEATH BANDであった。1953年に初レコーディングしたのがPATTI PAGEのヒット曲“How Much Is That Doggie In The Window”であった。その曲が収められたアルバムが英DECCA/PRESENTING LITA ROZAである。この初アルバムから既に彼女のヴォーカルはほぼ完成形となっている事に実力の度合いが計れる。
彼女のボーカルの特徴は類い稀な感情表現と見事といえるセンスでジャズボーカルを聴かせてくれる。どの曲を唄ってもそれはジャズ・テイストあふれるボーカルとなっている。英国を代表する女性ジャズ・ボーカリストではないかと僕は思ってます。彼女のどのアルバムもハズレはないと思う。本アルバムも針を下ろした時から最後まで彼女のボーカルとバックの演奏を楽しめる。バックのメンバーではアイク・アイザックがギターでメンバーに加わっているのが目についた。

パーソナル, LITA ROZA(vo), BILLY MUNN's All STARS: RONNIE HUGHES(tp), GEORGE CHISHOLM(tb), KEN WRAY(tb), GEORGE HUNTER(as), DON RENDELL((ts), ALAN CLARE(p), IKE ISAACS(g), BILL LE SAGE(vb), JOE MUDDELL(b), LENNIE BILL(b), EDDIE TAYLOR(ds), JACK PEACH(ds)

収録曲/A面/1, Between The Devil And The Deep Blue Sea/2, Willow Weep For Me/3, Little White Lies/4, Moon Song/5, Wrap Your Troubles In Dreams/6, I Only Have Eyes For You//B面/1, You Turned The Tables On Me/2, I Cover The Waterfront/3, You're Driving Me Crazy/4, Moonglow/5, You Took Advantage Of Me/6, No Moon At All/7, My One And Only Love

*追記 (昔から注意書きというのはあったみたいです)

所有アルバムに付属していた恐らくオリジナルと思える内袋に印刷にこのような注意文があった。“PLASTIC BAGS CAN BE DANGEROUS. TO AVOID DANGER OF SUFFOCATION KEEP THIS BAG AWAY FROM BABIES AND CHILDREN”。当時ビニール袋で子供に窒息しそうな事故でもあったのだろうかと思ったのですが、1950年代からこのような注意書きがあるというのが、日本とは違うなぁ~、ある意味すごいなぁ~と妙に感心しました。こういう注意書きを初めて見たような気がしたので紹介までという事でした。

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BOBBI ROGERS

2010年05月05日 | 女性ボーカルR
FOCUS/FS337/BOBBI ROGERS/TOMMY WOLF CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST/1980年

僕の5月連休も本日で終了です。明日からはまた仕事です。と書くと仕事開始で憂鬱かと受け取られるかも知れませんが、それは少し違って僕は職場にいた方が楽なような気がします。家にいると洗濯はしませんが掃除・食器洗い・風呂掃除・窓拭き・庭の草取りと手入れ及び水やり・玄関周りの清掃(タバコのポイ捨てが多くて困るんだなこれが)父の日課である散歩の介助としなきゃいけない家事が結構あって休日は休日にあらずというのが実情です。親父の時代の海軍の言葉で表すと月月火水木金金って感じでしょうか(土日は無いという意味ですが)。湯布院の山荘無量塔へでも行ってのんびり上げ膳据膳で飲喰いした後は、ブランディーをチビチビと飲みながらラウンジでジャズを聴きたいです。今日は特にそんな気分です。全国主夫の皆さん頑張りませう(笑)

今日のアルバムは録音が比較的最近のものです。と言っても1980年ですからすでに30年が経過して、当時はCDが出始める少し前という事になりますね。米CONNECTICUT州WEST HARTFORDのマイナー・レーベルであるFOCUSから発売されたアルバムですが、彼女のアルバムは本アルバム以外にも、同じFOCUSからギターとのデュオでCRYSTAL AND VELVET/FS338/というアルバムも出されています(アルバムが連番というのがマイナー・レーベルらしいです)。CDでは“SOME LITTLE SOMETHING”というのが有りますが、それら以外のLPアルバムがあるのかどうかは勉強不足で不明です。彼女の事はライナー・ノートのFOCUSの本アルバムのPRODUCERであるMORT FEGA氏の文章によると1969年に氏が友人と共に訪問したコネチカット州のDIORIO'sというレストランのピアノ・バーのコーナーで、本アルバムのアレンジとピアノを弾くCHICK CICCHETTIのバックでBOBBI ROGERSが歌っていたそうで、そのヴォーカルに魅かれ話し込むことになり、彼女が未だレコーディングが無い事、平日は看護婦の教師として仕事をし週末にヴォーカリストとして歌っている事を聞かされました。また当時すでに結婚していたようですが生年については記載がなく僕は知らないままです。レストラン訪問後日にレコーディングの話がすすみ本アルバムが収録されました。したがって本アルバムは彼女にとって記念すべき初アルバムというわけです。ジャケットのイラストは地元のCAROL HERNANDEZ CHAVEZによるART WORKですがスッキリとして好感が持てます,ちなみにこのCHAVEZは現在も活動しています。
彼女のヴォーカルですが、歌を慈しむようにまた可憐さを感じさせながら詩句を一つ一つ丁寧に歌うという好感が持てるものです。歌い上げるとか大向こう受けするような歌い口ではありませんが、楚々としたヴォーカルが彼女の魅力ではないでしょうか。バックの演奏陣(有名無名かも僕は知りませんが)もそれぞれの持ち味を発揮するパートもあって充分に楽しめます。録音も近現代ですから文句はなく聴きながらゆったりとリラックスできる内容の好盤だと思います。本アルバムを聴いた人の大多数の人はA-3のYOU SMELL SO GOODがお気に入りと推奨するのではと思いますが、僕もこの曲はお気に入りです。他の曲も彼女の持ち味が楽しめます。もし未聴の方がいらっしゃれば価格も手頃ですし、是非お薦めしたいアルバムです。
パーソナルは、BOBBI ROGERS(vo), CHICK CICCHETTI(p), RONNIE BEDFORD(ds), RUSS ELLIOTT(b)

収録曲/ SIDE ONE/ 1,SAY CHEESE/ 2,THERE ARE DAYS WHEN I DON'T THINK OF YOU AT ALL/ 3,YOU SMELL SO GOOD/ 4, I'M ALRIGHT TIL YOU TOUCH ME/ 5, IT'S NICE WEATHER FOR DUCKS//SIDE TWO/ 1, I'VE NEVER BEEN ANYTHING/ 2,SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST/ 3, APPLES ON THE LILAC TREE/4, A FACE LIKE YOU/5, IT ISN'T SO GOOD IT COULDN'T/
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一番若い時のLITA ROZA

2009年08月03日 | 女性ボーカルR
英DECCA/LF1187LITA ROZA/PRESENTING LITA ROZA/10inch

リタ・ローザは当初はDECCAで録音し続いてPYE~COLUMBIA~EMBERと続くのですが、DECCAでのアルバムは4枚あってBETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA、LOVE IS THE ANSWER、LISTENING IN THE AFTER-HOURS、そして今晩のアルバムPRESENTING LITA ROZAです。レーベルの番号も本アルバムが若いので、彼女のファースト・アルバムという事になるんだろうと思いますが、発売年は詳しく知りません。想像では1953年から1955年に発売になったアルバムではと考えている程度です。本アルバムはジャケのつくりも奢ったものとは言えず簡素なつくりです。同じ10インチ盤での彼女の次のアルバム/LISTENING IN THE AFTER-HOURSがジャケ紙質もずっと良くなり写真も鮮明なのと比べるとつつましいジャケです。
このアルバムですが入手した時はジャケ右上にシールを剥がした後があったのですが、白く剥がれた後が気になるのでカラーコピーでコピーしたのを同じ形に切り取って剥がれた部分に貼り付けました。パソコンの画面で見て分かるでしょうか?実際に手に取って見るとあまり違和感がなく我慢できる状態になっています。最近は針飛びを直したりジャケ剥がれを誤魔化したりとそんな内容が続いていますが、いつもそんな事ばかりしているわけではありませんので自己弁護しておきます(汗) 。本アルバムを入手した時点で彼女のアルバムはほぼ棚に収まったと思っています。
本アルバムに収録の曲はF.9948/STARS FELL ON ALABAMA、F.9911/BLACKSMITH BLUESやF.10269/MAKE LOVE TO MEやその他のSP音源を再収録したアルバムじゃないかと思います。したがって伴奏はTED HEATH, JOHNNY DOUGLAS, REG OWEN, MANTOVANI(懐かしい名前です)の4氏による指揮となっています。
彼女の若々しいけれど、当時人気投票1位になった底力はすでに感じられる実力派ですから若いだけじゃないボーカルが聴けるアルバムですが、僕のお気に入りはマントヴァーニ楽団をバックに歌うB-4のSTARS FELL ON ALABAMAです。また映画“真昼の決闘”のB-2のHIGH NOONも懐かしいという意味と彼女が唄っている事に新鮮なサプライズを感じました。B-3のHALF AS MUCHも彼女のしなやかだけれども力強さもあるボーカルで好きですね。SP音源だろうと思える本アルバムですがB-4のALLENTOWN JAILが他の曲と比べて音質が多少違う印象を受ける以外は再生音も不満を感じる部分はありません。特にB-1のBLACKSMITH BLUESの出だしにオーケストラが爆発的演奏で開始した後で鉄槌で鍛冶をしているような音は迫力充分です。僕も含めてリタ・ローザが好きな方には見逃せないアルバムだろうと思います。

収録曲//A面/1, MAKE LOVE TO ME/2, TELL ME WE'LL MEET AGAIN/3, DOGGIE IN THE WINDOWS/STARS FELL ON ALABAMA//B面/1, BLACKSMITH BLUES/2, HIGH NOON/3, HALF AS MUCH/4, ALLENTOWN JAIL/
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ジャケットはこちらが断然イイ!ANNIE ROSS

2009年02月18日 | 女性ボーカルR
DEE GEE/XP4010/ANNIE ROSS/THE VOICE OF ANNIE ROSS/7inch

この7inch盤はアニー・ロスが1940年代後半に一時英国へ帰り、後に再びアメリカへ渡った1952年に録音されたものである。本盤には4曲が収録されている、全く同じ音源で彼女の4曲が聴けるのはREGENT/SINGIN' AND SWINGIN' があるが、それはDORTHY DUNN及びSHELBY DAVISとのカップリング・アルバムとなっている。ここで彼女のバックをつとめるメンバー名を見ていただきたい。まずピアノはブロッサム・ディアリー、ヴィブラフォンはミルト・ジャクソンとその他のメンバーもMJQのメンバーだ。ブロッサム・ディアリーがメンバーじゃないというだけの顔ぶれ。MJQの結成前後であろうと思われる。アニー・ロスとブロッサム・ディアリーは大の友人だったとも聞く。DEE GEEというレーベルはSAVOY系列のレーベルらしいが詳しくは知らない。REGENT盤のイラスト・ジャケも素敵だが、DEE GEE盤の若くしてすでに円熟した表情と少し憂いを含んだ彼女のスリーブ写真が断然に気に入っている。顔写真が横なのが本来のデザインだが縦向きにしてみた(笑)


REGENT/MG6031/ANNIE ROSS, DOROTHY DUNN, SHELBY DAVIS/SINGIN' AND SWINGIN'/

REGENT盤の裏面の写真。アニー・ロスの4曲はA面とB面の最初に2曲づつが入っている。

パーソナル;ANNIE ROSS(vo), MILT JACKSON(vib), BLOSSOM DEARIE(p), PERCY HEATH(b), KENNY CLARKE(ds)

収録曲/1, THE WAY YOU LOOK TONIGHT/2, I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT/3, BETWEEN THE DEVIL AND THE BLUE SEA/4, EVERY TIME/
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どっちも色気だけが売りじゃないよ!

2009年01月10日 | 女性ボーカルR
UNITED ARTISTS/UAS6022/CONNIE RUSSELL/DON'T SMOKE IN BED/

今日のアルバムは以前に記事にした事があるのですが, 今回すべて書き直しての再稿です。以前は再発盤で聴いていたのですがオリジナルを入手してからは再発盤を聴く事は皆無となりお蔵入りしています。このアルバムはジャケットが艶めかしくて人気が有りますが、最新のジャズ批評No147に後藤誠一氏のコニー・ラッセルについての詳しい解説があったので興味深く読ませていただきました。特におもしろいと感じたのはSMOKEの意味で僕もSMOKEには煙や煙草だけでなくエロチックな意味合いもあるとは認識していたのですが、SMOKE iN BEDでベッドで燃えるという意味のスラングもあるという事は知りませんでした。そういう意味を知って歌詞を読めば詞の内容に奥行きが感じられるというものです。女性ボーカル好きには外せない内容の解説ですので一度お読みになってはいかがでしょうか。
このジャケット頬のホクロといい左手の煙草といい、背中まで伸びた赤毛といい、見れば即ジャケ買いしたくなるアルバムですが、ジャケ買いして下さい。期待を裏切ることは彼女はしませんから(笑)。彼女はN.Y.生まれで両親は旅回りの芸人だったようです、彼女も11歳ごろからシンガーとして活動を始め20歳前にはクラブで歌っていました。また女優としても十数本の映画に出演したようですが端役が多かったみたいですね。B級女優というところでしょうが、B級に優れ物が多いのも事実です。B級といえば実業之日本社から“B列車で行こう”という雑誌(1987年発行)が以前に発行されてるんですが、B級ばかりを話題にした内容になっているのですが、よくよく読むとBはBにあらず実はAなりというような内容で、その中でも細越麟太郎氏の“B惑のB女優に薔薇の花束を”という12ぺージの読み物と三具保夫氏の“A級ボーカリストたちが歌ったB級ソング”(18ページ)は興味深く勉強させてもらいました。話がまた方向違いにいきましたが毎度のことでご容赦ください。

この“DON'T SMOKE IN BED”の彼女のボーカル、歌は子供の頃から歌っていただけあって上手いですね。アルバムの題名にもなっているDON'T SMOKE IN BEDは劇中歌のような印象がして今一つ乗りきれませんでしたが、スローな曲からアップテンポな歌まで聴かせてくれます。このアルバムでは, 控えめに歌うA-4のLOVE IS A SIMPLE THINGSもいいと思いますが、本アルバムはB面の方がより女の情念を感じさせるという意味で聴ける気がします。B-1のYOU CHANGEDやB-2のPRELUDE TO A KISSの彼の袖をつかんで離さない様な未練たっぷりの歌い方は好き嫌いあるでしょうが、女のボーカルと言えるんじゃないかと思ってます。B-4のWOMAN'S LOVEやB-6のANGEL EYESも聴けます。特にANEL EYESは本アルバムでのお気に入りです。*追記:本アルバムはステレオ盤です。

収録曲 /A面/1, DON'T SMOKE IN BED/2, YOU'RE MY THRILL /3, LONELY TOWN/4, LOVE IS A SIMPLE THING /5, I WANNA BE LOVE/6, THE THRILL IS GONE /B面/1, YOU'VE CHANGED/2, PRELUDE TO A KISS /3, FOR EVERY MAN THERE'S A WOMAN /4, WOMAN'S LOVE /5, CARAVAN/6, ANGEL EYES


UNITED ARTISTS/UAL3063/CONNIE RUSSELL/ALONE WITH YOU/

こちらが彼女のもう一枚のアルバムで2枚とも1959年の発表かな? 彼女の正式アルバムとしては上記の2枚ですが、後藤誠一氏の記事では他にWARNER BROS盤での共演盤もあるそうです。本アルバムのジャケも男物のシャツにネクタイという色気全面出しの構図で貴男に首ったけという意味かなぁ。2枚ともアレンジャーはIAN BERNARDで同じですが、アレンジとしてはこちらのALONE WITH YOUの方が僕はお気に入りのような気がします。A-4のALL I DO IS DREAM OF YOUやA-5のI CAN'T GIVE YOUのボーカルには女の情念の糸で絡めとろうとする魂胆が伺える気がしてハマります。B-1のDREAM A LITTLE DREAM OF MEや続くYOU'D BE SO NICE・・もエエです。B-4のTHAT OLD FEELINGはまさに熟熟悶々のボーカルで、無理と知りつつ叶うのならばクラブで是非聴きたい曲です。総じてこちらのアルバム内容の方がよりジャジーだと感じるのは皆さんと同じでしょうか?僕の好みでジャケットはDON'T SMOKE IN BEDの方で収録内容はALONE WITH YOUの方に分があるじゃないかと思ってます。

収録曲/A面/1,ALONE WITH YOU/2,CLOSE YOUR EYES/3, NEAR YOU/4,ALL I DO IS DREAM OF YOU/5,I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE/6, TAKE ME IN YOUR ARMS/ B面/1, DREAM A LITTLE DREAM OF ME/2,YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO/3, YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC/4, THAT OLD FEELING/5, THE TOUCH OF YOUR LIPS/6, YOU'RE MY MAN/
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ジャケ美人のJUNE RIDELL

2009年01月07日 | 女性ボーカルR
VIDO/401/JUNIE RUDELL/SINGS FOR THE GOURMET/

本日のアルバムは以前(2006年)にアップしたのを書き直しジャケ写真も撮り直したものです。

今は大変残念ですが閉店してしまった大阪のBIG PINKという中古レコード専門店でアルバムの写真に惹かれて購入しました。ちなみにこのお店ではジャズのレコードが豊富でオリジナル盤と廉価版が分けて置かれオリジナル盤のコーナーの方が再発盤や廉価盤よりもスペースが大きく取られていたという大変貴重なお店でした。いまだに閉店が惜しいです。このジューン・ルーデルのボーカルは落ち着いた声ですがよく伸びるところもあります。ジャケット写真を見ると、彼女の濡れた感じの唇とキラッと輝く瞳が魅力的ですね。彼女は家族と共にトランポリンのアクロバットチームで巡業したりしていたらしいですが、歌手に転向しハリウッドやラスベガス等のホテルラウンジで人気を博したとライナー・ノートにあります。それにしてもトランポリンのアクロバットから歌手へ転身とは想像できないですが。このアルバム入手した時は意識しなかったのですが最近になって見かける事が少なく結構レア盤なのかなぁ~と思っていると、あるオークションで数万の値で落札されビックリしました。彼女のボーカルはやはりクラブ・シンガーによくあるタイプで、時にオーバー・デコレートではと感じる部分もあるのですが、しっとりとスローに歌うA-6のTHAT'S ALLや、導入部も素晴らしいB-4のDO IT AGAINやBYE BYE BLACKBIRDの前半部分が好きですね、BYE BYE BLACKBIRDは途中から変調してにぎやかな曲になる部分はちょっと苦手ですが。1962年に収録されたアルバムのようですが、ジャケット裏には彼女のサインと演奏者二人のサインがあります。こういう為書きに相当するサインは販売するお店は一般的には嫌がられるらしいのですが、僕にとっては彼女の肉筆だと思うとより身近に感じられて嬉しいものです。それにしてもVIDO RECORDSというレーベルがこれまた分かりません。彼女が主に活動していたHollywoodかLas Vegasの小さなレーベルじゃないかと想像するのみです。バックの演奏者で氏名が分かるのは次のとおりです。JUD DE NAUT(b), DON BEAMSLEY(p), BOB BAIN(g), FRANK FLYNN(pecussion & vib), その他ドラム(氏名不詳)ドラムはちょっとイモっぽいのが気になります。ところでジャケ写真は魅力的なのですが、裏の写真はアクの強い表情でしかもちょっと歳を重ねた感じの写真で、表と比べるとやや不満です、とは言うもののやはり美人ではあるのですが。顔グルメの方にはお薦めしたいアルバムです。


収録曲 /A面/1, I GET A KICK OUT OF YOU/2, PET ME, POPPA/3, ADVICE TO THE LADIES/4, BLAME IT ON MY YOUTH/5, ACE IN THE HOLE/6, THAT'S ALL/B面/1, HARD HEARTED HANNAH/2, BABY,BABY,ALL THE TIME/3, BASEBALL WIDOWS LAMENT/4, DO IT AGAIN/5, COTTON FIELDS/6, BYE BYE BLACKBIRD/
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ROZANA

2008年11月23日 | 女性ボーカルR
DISCOS RVV/RVV-S-1108/ROZANA

このアルバムはメキシコのLPです。このアルバムは訪問したレコード店専門店 渋谷のJAROでレコードを漁っていると店主殿がこれもお薦めですよ。と棚から取り出してくれた一枚です。見た事聴いた事がないアルバムでしたから、一度聴いてみようと思ってお薦めに従って入手したアルバムです。その時の店主殿の言葉が印象に残っていますが紹介するのは次の機会にしておきます。僕は『薦められたアルバムは所有していない場合は出来るだけ購入させてもらいます。またお店で試聴はしないことにしています。試聴すると自宅へ持ち帰って初めて聴く時のワクワク度が小さくなりますから』などと生意気な事を言ったような記憶があります。でもそれぞれのレコードを入手した時の思い出や入手するまでの経緯はそのレコードを手にした時には蘇ってくるのが自分の中だけのささやかではあるけれども満たされたような良い記憶として残っているのも嬉しいわけです。

このアルバムはメキシコの盤です。ROZANAの事を知らなかったので、調べてみるとネットにいくらか情報がありましたし、売り物として彼女の別のアルバムも少し有りました。その中の紹介文に印象に残ったのが“カルト・ボーカルファン”にお薦めという一文がありました。僕はカルトボーカルファンの領域に入りつつあるのか、そんな事もないだろうと楽しく思いを巡らせてしまいました。本アルバムは彼女のファースト・アルバムでセカンド・アルバムも出されています。ちなみにセカンド・アルバムはROZANA vol2というタイトルでとても分かりやすくなっています。正確な録音年は分かりませんが推測で'65年か'66年の録音と思われます。
裏面の彼女の顔写真を載せておきます。ご覧のようにかなりの美形で瞼を閉じればバサっと音がしそうな当時の流行の最先端メークアップです。そんな彼女はメキシコで女優、またクリスチャン・ディオールの専属モデルもしていたという事でショー・モデルでもありました。そんな彼女ですが声も顔に劣らずボーカルでも美声です。このファースト・アルバムではボサノヴァ等を歌っていますが聴けるですね。メキシコ盤だから音が良くないのかとも思ったのですが特別に良いとは思えませんでしたがブラジル盤と同じかそれ以上の音質ではあるように感じました。
スペイン語で歌うA-1のA BANDAとB-6のポルトガル語で歌うB-6のLA BANDAは僕の感性には響きませんでしたが、それ以外はしっとりと且つ逞しさを感じさせる歌い回しです。明るく軽快に歌われるA-2のA SORRIR、A-3のSAMBA DE VERAO(サマーサンバ)や続くサンバのVOCE, ボサノヴァ調で歌われるA-6のFLY ME TI THE MOONは好きです。B面はマシュケナダから始まるのですがB-3のMASCARA NEGRAが女心の切なさ激しさを感じられて好きです。後はB-5のCOPACABANAもいいですよ。

収録曲/A面/1. A Banda/2, A Sorrir/3, Samba de Verao /4, O Galo/5, Voce/6,Fly me to The Moon/B面/1, Mas Que Nada/2, Tristeza/3, Mascara Negra/4, Reza/5, Copacabana/6, A Banda
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LITA ROZA

2008年10月01日 | 女性ボーカルR
英)EMBER/NR5009/LITA ROZA/LOVE SONGS FOR NIGHT PEOPLE/

本アルバムの録音年が1962年で発売されたのが1963年ですから,彼女の初アルバムである 英DECCA/LISTING IN THE AFTER HOURSの1955年発売から8年後という事になり、彼女のアルバムとしては後期に属するアルバムであるんでしょうね。ところで英国のアルバムは版権が複雑に分かれているらしく、本アルバムはオリジナルと思いますが、日本NORMAから発売されたLOVE SONGS FOR NIGHT PEOPLEでは本アルバムと同じジャケット写真ではなく英国での再発盤であるPRESIDENT盤/LITA ROZA/YOU'RE DRIVING ME CRAZY(内容は英DECCA/BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEAと同じでこちらがオリジナルです)の写真が使われています。こういう複雑なアルバムが入り混じって発売されていると重複して購入してしまう事もありますね。ジャケ買い専門の僕もそういう点には気をつけています。それでもジャケットが気に入れば入手しようとしてしまう軽いバイヤーであります(笑)
本アルバムの内容ですが、彼女の今までのアルバムとは少し趣が異なります。良い表現をすればさらに円熟味を増ししっとりじっくりと歌っています、辛口表現者からすれば元気がなくなってきたと言われるかも知れませんが、夜のムードを表現する為にそういう歌い回しになったのでしょうか。 しかし聴いていくほどに彼女の歌声が心の奥底に届いてくるようなアルバムではないかと思います。特に, I'LL CLOSE MY EYES,TENDERLYやWE SMALL HOURS, THEY SAY のしっとり感と上手さは心地よく彼女の世界で楽しむ事ができます。

パーソナル:LITA ROZA(vo), BRAIN DEE(P), GEORGE KISH(g), MALCOLM CEIL(b), RONNIE STEPHENSON(ds)
収録曲/A面 1,HOW DID HE LOOK 2,TRUST IN ME 3,THIS IS NO LAUGHING MATTER 4,MISTY 5,I'LL CLOSE MY EYES 6,PARADISE /B面 1,WILD IS THE WIND 2,MY HEART BELONGS TO DADDY 3, BUT BEATIFUL 4, TENDERLY 5,WEE SMALL HOURS 6,THEY SAY
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BETTY ROCHE

2008年02月25日 | 女性ボーカルR
BETHLEHEM/BCP-64/BETTY ROCHE/TAKE THE “A” TRAIN/1956

最近、比較的よくターンテーブルに乗る事が多くなったのがBETTY ST. CLAIREとこのBETTY ROCHEです。彼女は1910年代の後半(生年は諸説あって僕は正確なことは不詳です)にデラウェアの生れで、'43年~'44年と'52年~’53年にエリントン楽団に在籍していました。’44年にはエリントン楽団と共にカーネギー・ホールで歌っています。本アルバムは彼女がベツレヘムへ移籍してのアルバムで、彼女のスケールの大きいソウルフルな歌い口が気に入っています。このアルバム収録後しばらくして半分引退したような形になったのですが'61年にプレスティッジで録音して復活しました。そのプレスティッジの“SINGIN' & SWINGIN'”ではJACK McDUFFのオルガンが前に出てきていますが, 本アルバムではEDDIE COSTAのヴィブラホーンが前に出てきています。このヴィブラホーンの奏でる音がよくボーカルに合っているんですね。このアルバムでの一番のお気に入りはやはりA-1のTAKE THE “A” TRAINです。EDDIE COSTAのヴィブラホーンの硬質の金属音で始まるこの曲は彼女の歌い回しの大きさを感じるボーカルへと続きます、そしてボーカルとヴィブラホーンの丁々発止のやりとりが楽しめます。B-1のROUTE 66もA-1と同じくアップテンポですがノリが良くてお気に入りです。A-3のIN A MELLOW TONEや続くA-4のTIME AFTER TIMEもお気に入りです。A-6のCAN'T HELP LOVIN' DAT MANはスローテンポで歌われていますがダレる事もなく彼女の上手さが際立ちます。B-2のALL MY LIFEやB-4のALL TOO SOONもスローでじっくりと歌われいますが好感が持てます。ここで上げなかった他の曲も良いですよ。彼女のボーカルは濃いですが飽食感を感じさせずにアップテンポからスローテンポまで歌いこなして聴かせてくれます。でもベツレヘムって女性ボーカルの佳盤が多いですね。本アルバムはオリジナルと思いますが、録音も良く各バックのソロも適度に聴けてそれも楽しめます。聴く時は音量をいつもより上げて聴いています。

パーソナル:BETTY ROCHE(vo), EDDIE COSTA(vib), CONTE CANDOLI(tp), DONN TRENNER(p), WHITE MITCHELL(b), DAVEY WILLIAMS(ds)
収録曲
A面
1, TAKE THE “A” TRAIN
2, SOMETHING TO LIVE FOR
3, IN A MELLOW TONE
4, TIME AFTER TIME
5, GO AWAY BLUES
6, CAN'T HELP LOVIN' DAT MAN
B面
1, ROUTE 66
2, ALL MY LOVE
3, I JUST GOT THE MESSAGE, BABY
4, ALL TOO SOON
5, YOU DON'T LOVE ME NO MORE
6, SEPTEMBER IN THE RAIN
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RITA REYS

2008年01月30日 | 女性ボーカルR
(蘭)PHILIPS/P 08062L/RITA REYS/JAZZ PICTURES/1961

1月は出張が多くそれが一段落したのでホッとしたのでしょうか, 昨日玄界灘の冷たい風にさらされたからでしょうか, 風邪をひきかかっているようです。今晩は早く休むつもりです。

本アルバムも人気盤でよく知られていますので僕がいまさら感想を書くのも気が引けるのですが、聴き馴れたこのアルバムを今晩は聴いています。ジャケット写真はオリジナル盤のですが、50年近く前のアルバムとは思えないほど状態が良い一枚です。僕はリタ・ライスというシンガーの声は冷たくというか冷静な声だというように感じています。それが本アルバムではお茶目な要素が加わっているように感じてなりません、そういう印象もあって彼女のアルバムの中では本アルバムが一番のお気に入りです。本アルバムが録音された当時にもっぱらヨーロッパで活動していたケニークラークが参加しているのも演奏に活気を与え全体を引き締めているように思います。また本アルバムはライブ録音ですが録音が非常に良く, それが為にライブにしては拍手等の音が不自然という声も聞きますが、僕は拍手はあった方がいいと思いますし、ライブといってもライブハウスではなくコンサート・ホールでのライブである事が判りますので僕が聴くにはそんなに不自然には思えません。このアルバムを聴く時に感じるホールの広さというか空気感というものが伝わってくる秀逸な録音ではないでしょうか。

アップテンポで元気良く始まるA-1のI'M GONNA SIT RIGHT DOWN AND WRITE MYSELF A LETTERも僕はお気に入りですし、次のAUTUMN LEAVESも好きですが, A-4の POOR BUTTERFLYがかなりのお気に入りです。B-1の I GET A KICK OUT OF YOUもグングンと飛ばしまくりで好きですし、続くB-2のI REMEMBER CLIFFORDはじっくりと聴かせるお気に入りですが、演奏曲順にも変化があってイイと思います。B-3のTANGERINEも軽快にスイングして好きです。まず本アルバムで聴けないような演奏はないと思うのです。
(下がオリジナルのレーベル写真)
こちらがフォンタナPHILIPS復刻盤のレーベル写真
ジャケット及びレーベルに至るまでオリジナルに忠実に再現という割りにはかなり違いがあります。でも再生音は復刻盤も良いカッティングだと感じました。オリジナルと比べてさほど遜色ない再生音です。僕のブログを訪問くださる方で、もし何らかの盤で本アルバムをお持ちでない方はいらっしゃらないとは思いますが、もしお持ちでない方は未だフォンタナ盤はショップに在庫があって販売されているようですから、入手を検討されてはいかがでしょうか。僕はフォンタナの回し者ではありませんが, 薦めさせていただきました。おやすみなさい。

パーソナル:RITA REYS(vo), PIM JACOBS(p), WIM OBERHAM(g), RUUD JACOBS(b), KENNY CLARKE(ds)

収録曲
A面
1, I'M GONNA SIT RIGHT DOWN AND WRITE MYSELF A LETTER
2, AUTUMN LEAVES
3, CHEROKEE
4, POOR BUTTERFLY
5, CAN'T WE BE FRIENDS
B面
1, I GET A KICK OUT OF YOU
2, I REMEMBER CLIFFORD
3, TANGERINE
4, SPEAK LOW
5, WHAT'S NEW
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ANNIE ROSS

2007年12月18日 | 女性ボーカルR
WORLD PACIFIC/WP-1253/ANNIE ROSS/ANNIE ROSS SINGS A SONG WITH MULLIGAN/1957

今日の内容は以前にアップした記事の色直しです。昨日にこのアルバムを聴いてあらためてイイ内容のアルバムだなぁ~と思ったものですからつけ加えさせていただきます。最初に本アルバムの感想をアップしたのは昨年の5月でしたからそれから既に一年半が経過して、僕のシステムも変更になっています。その結果以前に聴いた印象と今回の聴いた印象がかなり違うので書かせていただきます。一番に違うように思えるのがベースの音でより弾んでさらに曲全体がリズミカルに聴こえます、ですから前よりも楽しく聴けます。それとドラムのハイハットやスネアの音が以前より明瞭に聴こえて, よりジャジーに聴こえます。これはウーファーの変更によるところが大きいのでしょう。ウーファーがALTECに変わってからベースやギターの弦の音がより好みの方向へ近づいてきたと思いますし音が弾んでどれを聴いても楽しいです。また高域用ツイーターであるJBL1505Bも振動板が新らしい時は硬さもあったのが多少馴れてきたのではとも思います。チェット・ベイカーやアート・ファーマーのトランペット、マリガンのバリトン・サックスも以前より柔らかい音とも思えるけれど, しっかりとした硬い音も出せるように思えます。またサックスの音孔を開閉させる音が聞こえてよりリアルに聴こえる気がします。あらためて聴いた本アルバムでの僕のお気に入りはA-2の2, HOW ADOUT YOU・B-1のALL OF YOU・B-2のGIVE ME THE SIMPLE LIFEという曲あたりでしょうか。

*以下は以前の内容です。
彼女は1930年英国サリー生まれで、3歳でニューヨークに移住しニューヨークで女優になるための勉強を始めましたが17歳でイギリスに戻り、その後フランスで歌手として活動したという事です。アメリカに再び戻り次第に世界的にも大きな名声と評価を獲得した。60年代ににはイギリスのテレビやクラブなどでも活躍し72年にクルト・ワイルの三文オペラに出演するなど多方面で活躍したということです。本アルバムは彼女のソロアルバムでは最高の出来栄えと言われている一枚です。彼女のボーカルもさることながら、バックの演奏の顔触れがジェリー・マリガンのサックス、チェット・ベイカーとアート・ファーマーのトランペットが曲を1段と引き立てています。バックの演奏だけでも充分に聴けるアルバムとなっています。アニー・ロスはジャズ・フィーリングをしっかり発揮していて心地良く聴けます。A面の1曲目I FEEL PRETTYの出だしの伴奏と供に始まる彼女のスキャットからもうノリノリで聴けます。お薦めのアルバムの1枚です。アルバム写真の!マークの中に小さく亡霊のように写っているのがGERRY MULLIGANです。

パーソナルは, Annie Ross(vo), GERRY MULLIGAN(bs), ART FARMER(tp), CHET BAKER(tp), BILL CROW, HENRY GRIMES(b), DAVE BAILEY(ds)

収録曲
A面
1, I FEEL PRETTY
2, HOW ADOUT YOU
3, I'VE GROWN ACCUSTOMED TO YOUR FACE
4, THIS TIME THE DREAM'S ON ME
5, LET THERE BE LOVE
B面
1, ALL OF YOU
2, GIVE ME THE SIMPLE LIFE
3, THIS IS ALWAYS
4, BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
5, IT DON'T MEAN A THING
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ANNIE ROSS

2007年11月24日 | 女性ボーカルR
GOLDEN GUINEA(PYE)/GGL 0316/ANNIE ROSS/ANNIE BY CANDLELIGHT/1956

今晩の月は雲がないせいもあってとてもキレイに見えます。風もないので写真を撮ってみようと自宅の軒下から満月を撮ろうとしたのですが、カメラの性能がよくないのか撮影技術がないのか三脚も無い為か、露出が適正にできずに諦めました(残念です)

今日のアルバムは英国サリー生まれのアニー・ロスです。去年の5月10日に本アルバムを記事にしたのですが、それを新たに書き直した内容になっています。彼女のアルバムといえば“WORLD PACIFIC/SINGS A SONG OF MULLIGAN”や、ズートシムズとの共演盤“WORLD PACIFIC/A GASSER”が人気がありますが、このアルバムもそれ等に劣らない内容のアルバムと思います。録音年は本アルバムがMULLIGANが’58年, GASSERが’59年ですがそれより早い'56年に収録されています。このアルバムはアメリカで’53年からライオネル・ハンプトン楽団と一緒にツアーをしていて白人が黒人バンドで歌うとはけしからんと非難され、やむなく退団して’54年に一時英国へ戻ったのですがその英国滞在時に古巣ともいうべきTONY CROMBIEの協力を得て収録されたアルバムです。その時の収録は12曲されたのですが最初に8曲入りの10inch盤が発売されて後に録音12曲を内容とした本12inch盤が出されました(岡村融氏のライナーノート参照)。下の写真は10inch盤のですが僕の所有盤は国内NORMAの再発盤です。本アルバムの収録内容ですがA-1のGYPSY IN MY SOULというと僕はCONNIE EVINGSONの同曲を頭に置きながら聴くと同じ曲とは思えないほどの違いがあります。どちらも好きですがコニーのは現代的にアレンジされアップビートで歌われていますが、アニーの場合はジャズの味わいを醸し出しながらゆっくりとスイングして歌っています。でもどちらも好きです。A-3のI LOVE PARISではBOB BURNSのクラリネットの音色がパリを演出しています。このアルバムで一番の聴き物というかお気に入りはB-1のMANHATTANとB-4のBETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEAです。リ・ワイリーのMANHATTANも名唱ですがアニーの方も負けてはいません。甲乙つけ難いMANHATTANの聴き比べはいかがでしょうか。B-4のBETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEAはこれも僕はついLITA ROZAの同曲と比較してしまいますが、これは好みで意見が分かれるのではないでしょうか。いろんな聴き方で楽しみ方ができるからジャズってキリがなくてやっつけられないからイイですね。ジャケットは白黒の10inch盤が圧倒的に存在感があって好きです。




パーソナル:ANNIE ROSS(vo),TONY CROMBIE(P), BOB BURNS(cl), RAY PLUMMERR(g), LENNIE BUSH(b)
収録曲
A面
1, GYPSY IN MY SOUL
2, SKYLARK *
3, I LOVE PARIS
4, I DIDN'T KNOW ABOUT YOU
5, THE LADY'S IN LOVE WITH YOU
6, I'VE TOLD EVERY LITTLE STAR *
B面
1, MANHATTAN*
2, 'TAIN'T WHAT YOU DO
3, DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING
4, BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
5, DON'T WORRY 'BOUT ME
6, PLEASE DON'T TALK ABOUT ME WHEN I'M GONE *
注)*印の曲が10inch盤には収録されていません。
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MARTHA RAYE

2007年11月22日 | 女性ボーカルR
DISCOVERY/DL-3010/MARTHA RAYE/THE VOICE OF MARTHA RAYE/10inch

今日で三日間続けて“R”のシンガーとなりました。特に意図しているわけでもなく偶然なのですが続く時もあるんですね。このマーサ・レイというシンガーはコメディー女優でもありました。結婚を7回したという恋多き女性だったようですが、最後の結婚は彼女が75歳でお相手の男性が42歳という組み合わせだったそうで(ん”~凄過ぎる)。気の毒なことにこの男性は結婚3年後の’94年に亡くなったそうです。本業の彼女の話に戻ってビング・クロスビー主演の映画“RHYTHEM ON THE RANGE”が彼女の初の映画出演だそうで、この映画で彼女は一気に世に知られるようになったわけです。コメディ女優とかニックネームが“BIG MOUTH”とか言われたらしいのですが、演技力はあったのだろうと想像します。そういう演技力と後々に発揮する多くの結婚への冷めぬ情熱がボーカルに表現されないはずはありません。 と期待して本アルバムを聴いたのですが最初のA-1のTHE BOY NEXT DOORを聴くと伴奏が時代を感じさせるアレンジでちょっと肩透かしを喰らいましたが、A-2のAFTER YOU'VE GONEではやや高い声ですが落ち着いて聴けました。スキャットだけのA-3 LOTUS LANDは幻想的な聴き味です。B-1のMISS OTIS REGRETSとB-2のLIFE'S ONLY JOYが本アルバムでの聴きどころではないでしょうか。見知らぬ前オーナーもこの2曲部分を一番聴いていたようで傷みが他の部分より少し多い気がします。という印象でB-2のLIFE'S ONLY JOYが僕にとっては一番の佳曲ではないかと思います。最後のB-3のOOH, Dr.KINSEY!では演技そのままに語り口が上手いと感じられます。

PHIL MOOREによるオーケストラ伴奏
A面
1, THE BOY NEXT DOOR
2, AFTER YOU'VE GONE
3, LOTUS LAND
B面
1, MISS OTIS REGRETS
2, LIFE'S ONLY JOY
3, OOH, Dr.KINSEY!
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JULIE ROGERS

2007年11月21日 | 女性ボーカルR
英MERCURY/20048 MCL/JULIE ROGERS/THE SOUND OF JULIE/

このジュリー・ロジャースというシンガーは1943年英国生まれでまだ健在で現役シンガーとして活躍しているはずです。彼女の公式HPを訪問したのですが、一気に歳を召された彼女を見て現実を知らされました、若い時の彼女のイメージ(すなわちジャケット写真の彼女のイメージ)しかなかったので、そのギャップに浦島太郎になった気分を味わいました(笑)
僕は彼女のアルバムとしてはもう一枚MERCURY/MG-209 81/JULIE ROGERS/JULIE ROGERSを持っているのですがジャケットは断然本アルバムが好きなので、こちらを紹介します。また記憶がないのですが彼女の最大ヒット曲は“ラ・ノビア”だそうで世界中で1200~1500万枚が売れたそうですが、この曲はトニー・ダララという歌手のヒット曲と思っていましたが? よく分かりません。
本アルバムの内容ですが, 彼女はいかにも英国調の発音できちんとした発声をするボーカリストのように聴こえます。かなり高音まで声はよく伸びますが少し無理してるかなという感じもあります。彼女の持ち味は中低音で、そこでは余裕と包容力のある歌い回しを楽しませてくれます。A-2のLOVE LETTERSはジュリー・ロンドンの同曲は湿った味わいですが、彼女のは熱情が迸っているラブレターです。軽快に歌うA-3のTOO CLOSE FOR COMFORTはビックバンドと彼女のボーカルがマッチして雰囲気を盛り上げてくれます。A-4のYOUNG AND FOOLISHはロマンチックに歌い綴っています。楚々として歌い始めるB-1のI'LL BE AROUNDやスイングして歌うB-2のSOMETHING'S GOTTA GIVEあたりも僕は好きな収録曲ですが、B-4の BUT NOT FOR MEが一番ジャズテイストがあるように感じてお気に入りです。この曲を聴くと上手いシンガーだなぁと思ってしまいます。このアルバムで最もしっとりと歌うB-5のIN THE BLUE OF THE EVENINGも聴けますです。

JOHNNY ARTHEYによるオーケストラとコーラス伴奏
収録曲
A面
1, FRIENDLY PERSUASION
2, LOVE LETTERS
3, TOO CLOSE FOR COMFORT
4, YOUNG AND FOOLISH
5, WE'LL BE TOGETHER AGAIN
6, HOW SOON
B面
1, I'LL BE AROUND
2, SOMETHING'S GOTTA GIVE
3, WHERE WALKS MY TRUE LOVE
4, BUT NOT FOR ME
5, IN THE BLUE OF THE EVENING
6, A HOUSE IS NOT A HOME
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