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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

かぶと塚

2016-07-25 00:00:00 | いにしえの人びと

(愛知県宝飯郡一宮町一宮字西垣内 1992年5月17日)
 砥鹿神社の北側、旧伊那街道の近くの畑に小さな塚がある。かつては古墳とも考えられていたが、現在は埋蔵文化財として認識されていない。この塚に関するものとして、次のような言い伝えがある。昔、砥鹿神社の境内で突如身動きができなくなった村人がいた。そしてどこからともなく「神社北側の松の木の根元に枇杷の葉五枚と注連縄、塩と水を備えよ」と聞こえ、間もなく動けるようになったという。村人は後日聞こえた通りにすると、兜を被った武人が現れたという。その松の木の根元がこの「かぶと塚」だとされる。

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