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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

川中島 八幡原

2007-11-23 00:00:33 | 城郭・城下町
(第四次川中島合戦 八幡原の戦い 長野市)
 今回私は篠ノ井から青木島を経て、川中島入りをした。
辺りは「八幡原史跡公園」となっており、一角に長野市立博物館がある。
 八幡原は、永禄四年(1561)上杉、武田両軍の川中島での四回目の戦いが行われたところである。
  
 
 公園内には、村上顕清が勧請した八幡社があり、欅の神木の前には、「鞘堂」という旧社殿が建っている。また、この場所で信玄が陣を構えたという。
 
 八幡社の西側には、「甲越直戦之地」と刻まれた首塚(徳本塚)があり、高坂昌信が敵味方問わずこの場所に亡骸を葬ったとされる塚である。

  そして、社殿前には「執念の石」があり、謙信を討つことができなかった原胤歳(大隈)が、悔しさから、傍らにあったこの石を槍で貫き通したと伝えられている。

  また、社殿の東側には「三太刀七太刀之跡」の碑が建つ、これは謙信が馬上より信玄を三度斬りつけ、信玄はそれを軍配団扇で受け止めたが、後にその軍配を見たところ、刀の跡が七ヶ所残っており、後にこの場所を三太刀七太刀之跡と呼んだという。その一騎打ちの再現銅像が傍に建てられている。
 
  これら往時の再現の一環として、旗指物と馬防柵、矢玉を防ぐ竹束と物見櫓が設けられている。
   
 
(公園内に建つ、松代藩出身佐久間象山銅像)

この後は、胴合(どあい)橋方面に向かった。

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コメント
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