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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

置物犬

2006-11-01 18:00:34 | 干支
 押し入れを整理していると、私が我が家では見覚えのないものが出てきた。
陶製のビクター犬だった。
ビクター犬は実在の犬であり、フォックステリア種で本名を「ニッパー」といった。飼い主はマークバラウドというイギリス人であった。
その後マークがこの世を去り、マークの兄の画家であるフランシスがニッパーをひきとった。ニッパーの前で生前のマークの声を蓄音機で聴かせたところ、耳を傾けて聴き入っているようだった。
そのときのニッパーの仕草をモデルにしたそうである。

 両親が今の棲み家に引っ越してくる前のものであろう、この置物を大切にすることにした。
久しぶりの干支記事であった。

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枇杷島

2006-11-01 00:00:17 | 街道・宿場町

 「美濃路」の始まり那古野と清洲宿の間のこの町。
犬山、稲置街道に至る岩倉街道の分岐点であり、名古屋の台所ともいうべき市場町として繁栄した町である。
江戸初期に開設された枇杷島市場。江戸の神田、大阪の天満と並べ称されている。
昭和58年に枇杷島市場が名古屋市北部卸売市場として豊山町へ移転し、往時の活気は無くなった。
 街道筋は庄内川の氾濫によるものだろう、一段高いところを通っている。
六軒町には「問屋記念館」があり、往時の青果問屋の様子が再現され、問屋職と橋守職に功績のあった、野口家の資料もあわせて展示されている。
 何軒かの古い町屋を目にすると、岩倉街道と分かれる道標が見えてくる。
当時よりやや下流に架かる枇杷島橋を渡ると、東枇杷島。今の名古屋市西区に入っていく。
          
(関連記事:二ツ杁土器野

コメント (2)
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