小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十二月八日

2013-07-30 | 嘉永二年

  
雪が一寸ばかり積もった。
主人は昨夜の遠藤宅で呑んだ酒の二日酔いか少々具合が悪そう。
岩一郎、仁達、文斎らと紀の川の土手迄行って雪を見、詩などを作る。
今日は栄恭院様が出かけられるので学校やその他の諸々業務が十日まで休みとなる。
栄恭院様は永正寺にお泊りで明日は浜中(海南市下津)の長保寺にお参りなされる由。


栄恭院=十代藩主徳川治宝の側室
長保寺=紀州藩主紀州徳川家歴代の墓所(国の史跡)がある
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