小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

六月十五日、十六日

2017-09-13 | 嘉永四年 辛亥日記
六月十五日 

朝起きたら大雨が降っていた。4時頃から降り出したとか。
8時頃にあがったが少しずつ降り続けた。
山形屋太が越後帷子地を持参した。小弁慶62匁なり。是を買う。
御通り丁筋へ送ることになっている。
上九が肴を持って来た。代金は3匁6分で5尾。その内鯛が2尾。
北村の次男が疱瘡なので見舞いに送った。
夕方、田屋へ畳紙二つ持たせた。


六月十六日 

しぶしぶの天気だ。
日高やへ酒2升を取りにやる。
安兵衞が来て絹糸5分を受け取る。
秋田へ行く約束なので送るために山本先生宅へ夜筈なのに夜も10時頃に帰り今日は行けなかったとのことで子細は明日話すという。
夕方、小出に断りに行き、三島に行くので立ち寄ったが直ぐに帰った。
岩一郎は鷺の森へ参詣、その足で市川へ行き、梅本の会を終えて2時前に帰る。



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