和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

猫の子/今日の俳句≪No.1511≫   

2014年03月05日 06時42分39秒 | 今日の俳句


     ☆猫の子/今日の俳句☆


彡------☆★☆*≪No.1511≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)3月5日(水)


○ ミスコンの日
 1908(明治41)年のこの日、時事新報社が全国から「良家の淑女」を対象に写真を募集し、その審査結果を公表した。これが日本初のミスコンテストとなった。
1等に選出されたのは小倉市長・末弘直方の四女・ヒロ子で、学習院女子部3年に在学中だった。彼女の兄が本人の承諾なしに応募したものだったが、コンテスト参加は学習院で大問題となり、彼女は退学処分になってしまった。

○ スチュワーデスの日
 1931(昭和6)年のこの日、東京航空輸送が実施した日本初のスチュワーデス採用試験の結果が発表された。
「エアガール」という呼び名で募集され、2月5日に試験が行われた。140人の応募に対し、合格者は3人だった。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】



  ■※今日の俳句※■


  猫の子を啣えて路地に雨しとど
       山根征子


  泣き虫の子猫を親にもどしけり
       久保とり江


  子猫ねむしつかみ上げられても眠る
       日野草城


■ 猫の子→子猫・猫の親・猫の産。
※ 〈子猫ねむしつかみ上げられても眠る 日野草城〉
 季語は「子猫(猫の子)」で春。猫は春に子を生むことが、最も多いからだとされる。好きでないと、こういう句は作らないだろう。
この愛くるしさに、冷淡にも「それがどうしたの」と言われても困ってしまう。可愛いから、可愛いのである。
作者の猫好きはかなりのものだったようで、病床にすら常に子猫が何匹かいたという目撃者(大野林火)がいるほどだ。
離乳直後くらいの子猫は、たしかに「つかみ上げられても」、眠ったまんまのときがある。もっとも、猫は元来が夜行性の動物だから、限りなく自然体にある子猫としては、どうされようとも昼間は眠っているのが本来の生態なのだろう。
その子猫が、もう少し大きくなってくると、上野泰が詠んだように「貰はれる話を仔猫聞いてをり」と、可哀想なことになる場面も出てくる。
しかし、この句もまた、猫好きだからこその発想だ。哀れにも愛くるしい姿とは、写る人にしか写らない。ところで、掲句は子猫を「つかみ上げる」としている。
手で上から一瞬つかみ、後はすくい上げて掌に乗せるという感じなのだろう。相手が子猫だから、首筋をつまみ上げるのとは違うと思うが、一般的に(と言っても、最近の飼育方法には無知だけれど)何故、猫は首筋をつまみ上げるのか。
猫には、あれでよいのだろうか。子供の頃に一度だけしか飼ったことのない素人には、よくわからぬままに来てしまった。『日野草城句集』(2001)所収。
(清水哲男)


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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)3月5日(水)より転載】


 ■※わが友に贈る※■


 火災を絶対に起こすな!
 可燃物を放置しない。
 コンセントの埃に注意。
 隣近所の声掛けも重要だ。
 皆で「前前の用心」を!

     3月5日



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   ■※名字の言※■


(3/5)
人生はよく劇に例えられる。誰しも自らの人生劇で主役を演じている。だが、悲しみや苦しみに追い詰められたとき、主役の座を降り、舞台から逃げ出したくなる時もあろう



原因不明で治療法が確立されていない、難病に侵された人とその家族の苦悩は、筆舌に尽くしがたい。だが過日、本紙で紹介した婦人は、手足や舌を動かせなくなる「筋萎縮性側索硬化症」の夫を、20年以上も自宅で介護し続けている



夫は、もはや表情を作れない。それでも妻の心には、白い歯を見せて笑う夫の顔が見える。“この人の心は奪われていない。病気が、あらゆるものを持っていっても、この人は、この人だ”ーー夫婦の固い絆が紡ぎ出した言葉が、多くの読者の胸を打った



難病者のサポートを続ける、ある介護福祉士は「その人の物語を支える」ことに心を傾けているという。「舞台上でその人が主人公として最も輝けるように、介護者が演じるべき役を自ら見出し、それに徹する」。それが難病者の側に立った介護につながると訴えている(浅見昇吾編『死ぬ意味と生きる意味』上智大学出版)



物語を紡ぐには、主人公だけでなく脇役がいる。その脇役の使命と喜びに目覚めるとき、自他共の“幸福物語”の次章が開けていく。(億)


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3月4日(火)のつぶやき

2014年03月05日 02時51分14秒 | 今日の俳句

ブログを更新しました。 『猫の恋/今日の俳句≪No.1510≫   』 amba.to/NoiPem



猫の恋/今日の俳句≪No.1510≫

2014年03月04日 04時47分47秒 | 今日の俳句


     ☆猫の恋/今日の俳句☆


彡------☆★☆*≪No.1510≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)3月4日(火)


○ ミシンの日
ミシン発明200年を記念して日本家庭用ミシン工業会(現在は日本縫製機械工業会)が1990(平成2)年に制定。
「ミ(3)シ(4)ン」の語呂合せ。
イギリスのトーマス・セイントが世界で初めてミシンの特許を取得したのは1790(寛政2)年だった。
「ミシン」という名前は、 sawing machine(裁縫機械)のmachineがなまったものである。

○ サッシの日
サッシメーカーの吉田工業(現 YKK AP)が制定。「サッ(3)シ(4)」の語呂合せ。

○ バウムクーヘンの日
神戸のドイツ菓子製菓会社・ユーハイムが2010年に制定。
1919年のこの日、広島県で行われたドイツ展示会で、同社を創業したドイツ人カール・ユーハイムが日本で初めてバウムクーヘンの製造販売を行った。

○ さんしん(三線)の日
沖縄県の琉球放送が制定。
「さん(3)し(4)ん」の語呂合せ。
三線は、蛇味線とも呼ばれる沖縄の楽器で、三味線の元となったとされている。

○ 円の日
1869(明治2)年のこの日、明治政府が貨幣を円形として金銀銅の貨幣を鋳造する円貨の制度を定めた。

○ 雑誌の日
富士山マガジンサービスが2008(平成20)年に制定。
「ざっ(3)し(4)」の語呂合せ。あわせて、3月・4月を「雑誌の月」とした。
富士山マガジンサービス

■ 赤黄男忌
 俳人・富沢赤黄男の1962(昭和37)年の忌日。
※ とみざわかきお【富沢赤黄男】 1902‐62(明治35‐昭和37)
 俳人。愛媛県生れ。本名は正三。早稲田大学在学中に俳句に関心をもち,1935年に日野草城の《旗艦》が創刊されると,〈秋風の下にゐるのはほろほろ鳥〉などを同誌に発表した。
青春の鬱屈した心情を現代詩に多い用語で表現した赤黄男は,同時代の感情の表現を志向していた当時の〈新興俳句〉のホープとみなされた。
〈爛々と虎の眼に降る落葉〉などを収めた句集《天の狼》(1941)は,その〈新興俳句〉の大きな成果である。
敗戦後は46年に創刊された《太陽系》などの同人誌で時代の詩としての俳句を追求したが,しだいに虚無感を深め,〈破れた木――墓は凝視する〉(《黙示》1961)のような短詩を書くにいたった。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】



  ■※今日の俳句※■


  恋猫のかへる野の星沼の星
       橋本多佳子


  銀座裏にも路地あれば猫の恋
       遠藤若狭男


  恋猫の海老煎餅を美味そうに
       武井康隆


■ 猫の恋→恋猫・猫交(さか)る・うかれ猫・猫の夫(つま)・猫の妻・春の猫・孕猫。
※ 〈恋猫の酒樽を飛び跳ねてゆく 高橋とも子〉
 季語は「恋猫(猫の恋)」で春。早春の発情期を迎えた猫の行動を指す。一読、ハードボイルド・タッチに共感した。恋猫の句は数あれど、どうもふにゃふにゃしたものが多いのが不満だ。
「恋」という文字概念にとらわれて、人間のそれを連想し、どこかで比較しながら句作するので、ふにゃふにゃしてしまうのだ。その点、掲句は人の恋など知っちゃあいないというところから、はっしと猫の行動のみを捉えている。
酒樽から酒樽へと、必死の爪を立てながら、ただ本能のおもむくままに「飛び跳ねて」ゆく。ただそれだけのことをずばりと表現しているのと同時に、この句は人(読者)に向けてのサービスを忘れていないところが素敵なのだ。
サービスは「酒樽」にある。実景か否かの問題ではなく、ここに酒樽を配することで、読者は猫の行動にあっけにとられるのと同時に、ふっと人間臭さを酒樽を通した酒の匂いのように嗅がされてしまう。
すなわち掲句は、凡百の恋猫句がはじめから人間臭さを取り込んでいるのに対して、読後にそれを感じさせようというわけだ。優れたハードボイルド小説の描写は、すべてこの企みのなかにあると言ってよい。
掲句の情景の傍らに何の関係もなく立っているのが、コートの襟を立てた苦みばしったいい男、たとえば私立探偵フィリップ・マーローなのである。すなわち掲句は、この男が実は読者自身にたちまち重なってしまうという仕組みになっている。おわかりかな。『鱗』(2001)所収。
(清水哲男)

【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン)」より転載】


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※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)3月4日(火)より転載】


 ■※わが友に贈る※■


 朝に勝つ人が
 人生の勝者なり!
 朗々たる祈りで
 前進の活力を漲らせ
 悔いなき一日一日に!

       3月4日


 ■※今週のことば※■


 個人指導を大切に!
 一人が立ち上がれば
 一家も地域も変わる。
 いよいよの励ましで
 歓喜の波動を起こせ!

       3月3日


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   ■※名字の言※■


(3/4)
「ウルトラマンを創った男」として活躍した脚本家の故・金城哲夫氏。先月、氏の生誕75周年祭が故郷の沖縄・南風原町で開かれた



展示コーナーでひきつけられたのは、『帰ってきたウルトラマン』の第11話「毒ガス怪獣出現」の脚本。旧・日本軍が造った強力な毒ガスを食べた怪獣が、猛毒ガスをまき散らすという内容だ



「戦争が終わっても残された武器によって災いが生まれてくる」と戦争の愚を訴える氏。沖縄戦を逃げ惑い、母は片足を奪われた。そのつらい戦争体験から、作品の数々には平和への思いが込められているという



今月13日から「核兵器なき世界への連帯」展が、恩納村の沖縄研修道場で始まる。道場はかつて、中国に向けられた米軍の核ミサイル発射基地だった。“人類が、戦争という愚かなことをした証しとして永遠に残そう!”ーー池田名誉会長の逆転の発想で、基地跡は「世界平和の碑」に生まれ変わった。碑の誕生から、この春で30年。「碑」を前に、“学会の平和運動は本物”と実感する識者は少なくない



地球上に、いまだ約1万7千発も存在するという核兵器。人類を脅かす魔物は一発たりとも残してはならない。永遠に残すべきは、“武器は災いしか生まない”という思想である。(碧)


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3月2日(日)のつぶやき

2014年03月03日 02時47分24秒 | 今日の俳句

「図書館の本返還ボックスにカレー投げ込む 容疑で男を逮捕」:イザ! iza.ne.jp/kiji/events/ne…