☆沈丁花/今日の俳句☆
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2014年(平成26年)3月18日(火)
○ 点字ブロックの日
岡山県視覚障害者協会が2010年に制定。
1967年のこの日、岡山県岡山市の岡山盲学校の近くの国道2号・原尾島交差点に世界初の点字ブロックが敷設された。
○ 明治村開村記念日
1965(昭和40)年のこの日、愛知県犬山市に博物館明治村が開村した。
博物館明治村は明治の建築物を保存展示する野外博物館である。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
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■※今日の俳句※■
深追いの恋はすまじき沈丁花
芳村うつぎ
疲れゐて沈丁の香をすぐまとふ
加倉井秋を
沈丁花闇に名前を呼ばれをり
祐森彌香
■ 【季語・解説】
※ 沈丁花→沈丁・丁字・瑞香・芸香。
ジンチョウゲ科の常緑低木。よく分枝し、つやのある倒披針形の葉を密につける。早春、紅紫色または白色の香りの強い花を多数開く。中国の原産で、雌雄異株であるが、日本のものはほとんど雄株で実を結ばない。
名は、花の香りを沈香(じんこう)と丁字(ちょうじ)にたとえたもの。瑞香。《季 春》「―春の月夜となりにけり/虚子」
【「デジタル大辞典」より転載】
※ 【深追いの恋はすまじき沈丁花 芳村うつぎ】
沈丁花は春咲きの花のくせに、暗いイメージと結びつきやすいようである。何冊かの歳時記を開いてみても、ひとしなみに暗い句ばかり(と言ってもよいほどだ)。
この稿を書くにあたって、庭に咲いている花を、あらためて観察してみた。花そのものは可憐といってもよいほど可愛らしいのだけれど、暗い印象は、花を囲む葉の色がつややかではあるが暗緑色で重い色感のせいだろうか。よく見ないと、一瞥するだけだと、たしかに陰欝な感じを受ける。香りもきついので、けっこう嫌う人も多いのだという。
だから、こんな具合に、沈丁花には迷惑な話ながら、人間の深情けの反省のきっかけにされてしまったりもするのだ。句の中身は演歌に近いが、かろうじて沈丁花に救われて「俳句」になったというところ。と言って、私はべつに演歌を馬鹿にしているのではない。
演歌の主体には常に匿名性があって、それも私は昔から好きだった。が、匿名性によりかかれない現代俳句という表現ジャンルには、このような作者なりの取り合わせの工夫が必要であるということだ。三橋鷹女には、別の理由によって、決して演歌にはならないであろう次の句がある。「沈丁やをんなにはある憂鬱日」。
(清水哲男)
【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン」より転載】
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※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)3月18日(火)より転載】
■※わが友に贈る※■
旅立ちの季節。
父母をはじめ
支えてくれた方々に
心からの感謝を!
報恩の道を歩み抜け!
3月18日
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■※名字の言※■
(3/18)
春へいよいよ生命が輝く季節。先日は本紙の声の欄に、89歳の方が同じ89歳の友に弘教したことが紹介されていた。知り合ったのが19歳の時で、70年の交流の末に妙法の同志になったという。新出発に喝采を送りたい
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若き日に入会したが、これまであまり学会活動に参加しなかった75歳の壮年がいる。一昨年、がんで胃の全的手術を行い、その後、再発。「余命1年」の宣告を受けた。だが負けられない。地区の同志も「祈っているからね」と
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唱題を重ねるほどに壮年の胸中には、折伏への思いが湧いた。先月、妹に仏法対話。「この信心は間違いない。僕はこの信心をやって本当によかった。今、池田先生の弟子となって題目を唱えることが、どれほどすごいことか。一緒にやらないか」
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正直な気持ちが溢れ出た。結果は実らなかったが、本紙の購読を約束してくれた。壮年にとって初めての仏法対話であり、初めての購読推進。「皆に恩返しができて、うれしかった」と笑った
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池田名誉会長の著作『多宝抄』(光文社)に高齢の友への句が紹介されている。「人生の 勝利に今朝の 笑いじわ」「黙々と 今日も根をはれ 桜花」。妙法のための行動は、わが生命に福徳の根を張り、三世にらんまんと花を咲かせゆく。 (進)
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