☆亀鳴く/今日の俳句☆
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2014年(平成26年)3月6日(木)
○ 世界一周記念日
1967(昭和42)年のこの日、日本航空の世界一周西回り路線が営業を開始した。
それまでは日米航空協定により、日本の航空会社は世界一周路線を持てなかった。
○ スポーツ新聞の日
1946(昭和21)年のこの日、日本初のスポーツ新聞『日刊スポーツ』が創刊した。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
■※今日の俳句※■
亀鳴いて声とはならぬ夕間暮
堀口星眠
六義園の元禄の亀鳴けりけり
鈴木栄子
亀鳴くや船霊様の紅紙衣
磯貝碧蹄館
■ 亀鳴く。
春になると亀の雄が雌を慕って鳴くというが、実際には亀が鳴くことはなく、情緒的な季語。
藤原為家の題詠歌「川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀のなくなり」(『夫木和歌抄』)によるといわれ、古くから季語として定着している。
※ 〈嘴は亀にもありて鳴きにけり 丸山分水〉
オアフ島で海亀と一緒に泳いだことがある。忠実に書くと、息継ぎをしにきた亀と偶然隣合わせ、その後ふた掻きほど並泳した。種族が異なっても「驚く」や「怒る」の感情は分るものだ。
顔を見合わせた瞬間にはお互い面食らったものの、彼(もしくは彼女)は、ごく自然に通りすがりの生きものとして、わたしを追い抜いていった。
息がかかるほどの距離でまじまじと見つめ合った貴重な瞬間ではあるが、実をいえば目の前で開閉した鼻の穴の印象が強く、おそらく向こうもあんぐり開けた人間の口しか見ていないと思われる。
しかしその鼻の先はたしかに硬質でゆるやかな鈎状をしていた。「亀鳴く」の季語には一種の俳諧的な趣きとして置かれているが、同列の蚯蚓や蓑虫の鳴き声の侘しさとは違い、のどかでおおらかである。
その声は深々と響くバリトンを想像したが、嘴の存在を思うと、意外に可憐な歌声を持っているのかもしれない。『守門』(2011)所収。
(土肥あき子)
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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)3月6日(木)より転載】
■※わが友に贈る※■
学会歌は
勇気と希望の源泉!
宝の同志と共に
歌声を響かせながら
朗らかに進もう!
3月6日
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■※名字の言※■
(3/6)
学生部員の彼には悩みがあった。性格的なこともあって、子どものころから、声が小さい。「今、なんと言った?」。対面でも、電話でもよく言われる。大学生となった今、みんなの前で発表する機会が増えた。悩みは深かった
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彼は優しかった。いろいろな困難を抱える子どもたちの施設などに行き、手助けを始めた。最近は、聴覚障がい者の施設にも通う。耳が不自由な方々の施設なら、小さい声の自分でも何かの役に立つ、と考えてのことだ。でも「ちょっと安直だったかな」と反省している
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施設の人生の先輩たちは、温かくも、指摘してくれた。「声の大きさはどうでもいいけど、唇の動きが小さいから読唇できないよ」。今は、だいぶ手話を覚えた。みんなも、その成長を喜んでくれている。励まし励まされ、周囲に笑いが絶えない
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東日本大震災の直後に、こんなことがあった。停電で人工呼吸器が動かなくなった在宅の難病患者のもとに、全国の同じ難病患者たちから、ガソリンと発電機などが次々と届いた。悩みがあるから、他人の苦労の大きさが分かる
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友の憂いに涙し、喜びを、わが前進の励みとする。そんな「同苦の回路」を、日本中に張り巡らせたい。強く温かい社会が開かれていくだろう。(哉)
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