和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

正義28/新・人間革命

2014年02月04日 08時08分02秒 | 新・人間革命
     
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2014年(平成26年)2月4日(火)より転載】


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


 正義28(2/4)

 学会を誹謗する僧の大半は若手であり、世間の常識に疎く、態度が横柄な者も少なくなかった。それでも学会員は、彼らを守り、寺のために尽力してきた。
 彼らが、学会への憎悪を募らせ、理不尽な誹謗をエスカレートさせていった背景には、学会を裏切っていった“背信の徒”の暗躍もあった。弁護士の山脇友政である。
 学会員であった彼は、弁護士として学会の法的事務などに携わるようになった。すると、次第に自分の法的知識を鼻にかけ、先輩幹部を見下し、誰の言うことも聞かなくなっていった。慢心に毒されていったのだ。
 「人間の精神は慢心へと傾きやすく、慢心は精神を腐敗させる」(注)とは、フランスの作家ジョルジュ・サンドの警句である。
 山脇は、学会の仕事だけでなく、宗門の法的な諸問題にも関与するようになり、宗内に人脈を広げていった。
 その一方で、弁護士の立場を利用して金儲けを企て、会社経営にも手を出していく。学会活動もしなくなり、信心を失い、金銭欲に翻弄され、拝金主義に陥っていったのである。
 しかし、やがて、杜撰な経営によって事業は破綻し、莫大な負債を抱えることになるのだ。行き詰まった彼は、虚言を重ね、さまざまな事件を起こし、遂には、社会的にも厳しく裁かれていくことになる。
 山本伸一は、前々から、山脇のことが心配でならなかった。信仰の正道を歩ませたかった。真剣に信心に励むよう、諄々と諭したこともあった。時には、厳しく指導をしたこともあった。
 だが、慢心に侵された彼は、むしろ伸一を疎ましく思い、指導されるたびに、恨みと憎悪を募らせていったのだ。
 山脇は、信徒団体である学会は、どんなに大きくとも、所詮は、宗門の下にあり、屈服せざるを得ない存在であると考えていた。そこで宗門に取り入り、自分が学会との窓口となり、宗門の権威を利用して、学会を操ろうと画策したのである。

☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


立春/今日の俳句 ≪No. 1490≫

2014年02月04日 07時07分00秒 | 今日の俳句
     ☆立春/今日の俳句☆


彡------☆★☆*≪No. 1490≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)2月4日(火)


☆彡------☆★☆*────────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


   ■2月4日(火)■

○ 立春(2014年)
 二十四節気の一つ。現在では太陽の視黄経が315゜のときをいい,2月4~5日に当たる。旧暦では春は正月~3月をいい,元日に春が始まることになっていたが,中国や日本では立春からを春と呼ぶことも多い。
暦法上では冬至を11月のうちに置くということが基本になっているので,その約45日後にくる立春は12月15日から正月15日の間におさまって平均すれば元旦立春ということになる。12月のうちに立春がくることを年内立春という。

○ 世界対がんデー(World Cancer Day)
 2000年の「対がん同盟結成を呼びかけるパリ憲章」に基づき、国際対がん連合(UICC)が2002年から実施。

○ 西の日
 「に(2)し(4)」の語呂合せ。この日に西の方へ向かうと、幸運に巡会えるとされている。

○ ぷよの日
 2003年12月、セガが同社のゲームソフト「ぷよぷよ」のPRの為に制定。「ぷ(2)よ(4)」の語呂合せ。かつては「ぷよぷよ」の開発元であるコンパイルが毎月24日を「ぷよの日」としていた。

※大石忌
 1703(元禄16)年のこの日、前年に吉良邸に討入り主君の仇を討った大石内藏助[おおいしくらのすけ]以下赤穂浪士46人に幕府が切腹を命じた。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*────────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


  ■※今日の俳句※■


  春立つや濁りさしたる藺田の水
         有働木母寺


  万燈のまたゝき合ひて春立てり
         沢木欣一


  春迎ふ紙になる木々しらじらと
         堀 葦男

※ 立春→初春・春の初め。
 陰暦一年三百六十日を二十四気七十二候に分け、それを暦法上の重要な基準とし、季節を定めるのに重用した。立春はその二十四気の一つ。陽暦では二月四日ごろ、節分の翌日にあたる。
 暦の上では、この日から春になる。その営みは自然・人事ともに地方により遅速があり、必ずしも暦と一致しないが、暦によって立春の感情が整えられることは確かで、寒気のなかにもかすかな春の兆しが感じられる。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


☆彡------☆★☆*────────------☆★☆*☆彡------☆☆彡。


※わが友に贈る/名字の言※


【「聖教新聞」2014年(平成26年)2月4日(火)より転載】


  ■※わが友に贈る※■


 「成仏は持つにあり」
 幸福境涯を築く力は
 持続を貫く信心に。
 一喜一憂せず
 悠然と進みゆけ!

        2月4日(火)


☆彡------☆★☆*────────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


  ■※名字の言※■

√北海凍る厚田村吹雪果てなく……。戸田第2代会長のふるさと・北海道石狩市の厚田は、今、「厚田村」にうたわれる通り、厳冬のただ中にある



池田名誉会長がこの詩を着想したのは、恩師と同地を初めて訪れた時のこと。今から60年前、1954年の夏になる。2人で日本海を見つめつつ、「君は世界へ征くんだ」と広布を託した師。固く後継を誓った弟子。師弟の名場面である



修学旅行で、この厚田を訪れた高等部員がいる。難関の医学部を目指していたが、成績はクラスで最下位を争うほどで、人に公言するなど思いもよらなかった。だが、師匠の世界平和への道に続きたいという夢は、胸の中で生き続けていた



彼は厚田の海に向かって叫んだ。「世界を駆け巡る医師になります!」。それから猛然と努力を始める。受験は不合格。それでも、“厚田の誓い”を励みに自らを鼓舞し、浪人の末、ついに合格を果たす。今、彼は小児科医として子どもたちの健康を守る



“わが人生の主人公たれ”“人生の名優たれ”と、名誉会長は常に、青年世代に呼び掛けてきた。悩みにとらわれ、自分を小さく考えないで、志を立て、志を磨き、強く明るく生き抜いていく。これが、創価の人間革命の生き方である。(将)


☆彡------☆★☆*────────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


2月3日(月)のつぶやき

2014年02月04日 02時21分05秒 | 今日の俳句