何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

相手のV4エンジンを回してみたい     - 実習生型小型ボイラー工作 -

2014-05-24 15:41:48 | エンジン工作
2014/05/23 (金曜日)晴れ


ボイラーが出来上がったらやっぱりエンジンを繋いで回してみたい。
相手のV型4気筒スチームエンジンは過日のテスト運転でトラブルが発生して
それ以降はボイラーで回すことはしていない。
先日工作友人が「このオイルを使ったら・・・」と言ってサンプルを郵送してくれた。
そのオイルも使ってみたいし・・・・
時計を見るとまだ時間はある。
よーし、やってみよう。


↓ 作業台に取り付けたV型4気筒エンジン。 工作友人が送ってくれた専用オイルを給油器に注入した。







ボイラーには500ccの水を補給した。
これで13分以上は動作を続けるはずだ。
それも確認してみよう。
エンジンは快調に回りだした。
最初のうちはちょっと動作が重かったがそのうちオイルが回りだしたのか
快調に回転しだした。


その様子を動画でご覧ください。





定置型ボイラーで回すような力強さは無いようだ。
クランク軸を指で摘んでパワーを確認してみると結構力強い。
(ところが、この“結構力強い”が当てにならない・・・)
後で発電機を回して出力を計測してみよう。
それにボイラー筐体も作りなおそう。
ガスバーナーの自己冷却(気化熱による)対策は夏場でも必要のようだ。
まっ、ボイラー工作はこれで一段落かな?
あぁー、疲れた。
(えっ、工作で疲れたの? ですか・・ いや、ブログの更新で疲れてしまいました。)             
  


コメント (4)
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出来上がった小型ボイラーのパワーをチェックしてみました

2014-05-24 15:01:29 | エンジン工作
2014/05/23(金曜日) 晴れ



筐体から汽罐、バーナーまでオール自作の小型ボイラーがやっと動作するようになった。
何の学術的な裏づけはなく、ただ見よう見真似で作り上げたボイラーは始めは全く使い物に
ならず、あれこれ改造や修理で時間ばかり費やしてしまった。
バーナーに金網を被せたり、大きさを大きくしたり、バーナー燃焼面から汽罐の底までの距離を
増やしたりなんだかんだと試行錯誤を繰り返してやっとここまで漕ぎ付けた。



↓ 設計時にはこの高さで良いはずだったんだけど・・・・・・



↓ 枕木を積み重ねて高さを調整して最良箇所を探った。







↓ 最良点はこんなに高い位置になってしまった。 




↓ 仕方がないので筐体に“下駄”を履かせて背を高くして対応した。




バーナー燃焼の最良点は設計時の20mmよりも2.5倍も高い位置にあった。
筐体に下駄を履かせて背を高くして対処したが、それに伴い、筐体に開けた空気穴や
内部の高熱に対応するための熱遮蔽(ステンレス板)の位置が皆ずれてしまった。
これは簡単には直せないので止むを得ずこのままにして最終テストをしてみた。

汽罐に定格の水500ccを補給してガスボンベのバルブを全開にして点火した。
蒸気が出てくるまでは約1分半ばかり。
なかなか良い線をいっている。
やがてチェッカーの針が動き出した。
実習生の標準ボイラー(市販ガスコンロを改造した定置型ボイラー))の出力を“8”と
すると、最高では“6”あまりを出してくれた。
これなら何とかなるかも知れない。

小型ボイラーのチェックの様子を動画でご覧ください。





こうなると、エンジンを繋いで回してみたくなる。
V4エンジンを回して見るか・・・・

それは次回のお楽しみに。


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なんとかここまで漕ぎつけました    - 実習生型小型ボイラー工作 -

2014-05-24 13:39:58 | エンジン工作
2014/05/23(金曜日) 晴れ



汽罐に定格の水量(500cc)を入れてボンベのバルブ全開で点火した場合の
運転可能時間(空焚きになる直前までの時間)を計測してみた。



その時の様子を動画でごらんください。





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バーナーの燃焼安定化を目指して

2014-05-22 05:21:10 | エンジン工作
2014/05/20(火曜日) 晴れ


小型ボイラー用のバーナーをなんとか完全燃焼状態(青い炎で燃える)できた。
ただ、炎はポッ、ポッ・・・と飛んで(うまく表現できませんが)不安定にみえる。
ボー、ボーっと勢いよく燃えていても口から息を強く吹きかけると消えてしまう。
これを何とか改善しなくては・・・・・
工作友人がステンレス金網を被せると良い、とアドバイスしてくれたので実行してみた。


↓ 目の細かいステンレス金網を被せてみた。







↓ 金網が無いときの炎の様子。 穴から飛び跳ねてポッ、ポッ・・・と燃える感じだ。



↓ 金網を被せたときの炎の様子。 全体がボーっと燃えてる感じだ。 安定したのかな?




この燃焼の様子を動画でごらんください。






↓ バーナーは一生懸命燃えているのに・・・・・ 




↓ パワーチェッカーの針はほとんど動かない・・・・・




↓ バーナーに被せたステンレス金網は赤熱してこんな状態に・・・・・



バーナーはかなり力強く燃焼しているみたいだ。
バーナー面から罐の底までの距離は2cmあまりだ。
かなり接近しているようだが、市販の小型ガスコンロはこんなものだった。
ボイラーを組立てて噴出する蒸気のパワーをチェックしてみた。
ところが期待を裏切って、パワーは全然でない。
チェッカーの針はほとんど動いてくれないのだった。
ダメだ。 このバーナーでは火力が足りない・・・・・・・
もしかして金網の赤熱に問題があるのかな?
金網を熱するためにエネルギーが消費されてるのかな?
あーぁ、また失敗か!!!
コメント (8)
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ボイラーから噴出す蒸気のパワーを確認するチェッカー工作

2014-05-20 20:03:42 | エンジン工作
2015/05/20(火曜日) 晴れ


バーナーのガス噴出孔は直径0.3mmと決めた。
そして全てロウ付けで処理をしたので直接火炎に曝されなければ
高温になっても大丈夫だろう。
さぁ、小型ボイラーの工作を再開しよう・・・・と思ったがまたいつもの
「チェッカー作り」が先行してしてしまった。

炙り釜形式のボイラーではバーナーの炎と罐の底との距離が重要だ。
近すぎても蒸気は湧かないし、離れすぎても効率が落ちる。
最適な距離が存在するはずだ。
それにバーナーの炎も混ぜ合わせる空気の量によって発熱量が変わるはずだ。
これをどうやって判定するかだが、どうしようか?
ボイラーにエンジンを接続して回して発電でもしてみるか? だけどこれは面倒だ。
ボイラーの圧力を測って目安にするか?
これもダメだろう。 だって圧力計を繋いだだけのボイラーはすぐ高圧になって危険だし、
電気で言えば「静電気」の測定をしているようなものだろう。
やっぱり、エネルギーを取り出してそのパワーを測らなくてはならないだろう。

というわけでボイラーから噴出する蒸気の様子をみるチェッカーを作ってみた。


↓ ありあわせの材料を集めて工作を始めた。










↓ 大体出来上がったチェッカー。 残るは目盛を付けるだけだ。




↓ 出来上がったチェッカーを使って卓上型カセットコンロを改造した定置型ボイラーのパワーを調べてみた。



この定置型ボイラーは実習生が作ったボイラーでは2番目の力持ちだ。
1番はボートに載せてあるガス焚きボイラー、その次がこの定置型だがかなりパワーがある。
ここではこのボイラーを標準機としてこれから作る小型ボイラーを比べてみよう。
ボイラーを点火すると噴出す蒸気は徐々にパワーを上げてついには最大目盛に到達した。

その様子を動画でご覧ください。






この目盛はただ数値を入れてあるだけで単位はなにもない。
だから「装置A」では“5”、「装置B」では“7”だからBの方がパワーがある・・・
とかの比較だけしかできない。 
だから「チェッカー」なんだけれど、見た目や感覚で比べるよりは少しはましだろう。
さぁ、小型ボイラーを作るぞぉー!



コメント (4)
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