何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

久しぶりの工作        - ガスバーナーのガス噴出孔を大きくしてみた -

2014-05-19 20:17:38 | エンジン工作
2014/05/19 (月曜日) 晴れ


5月ももうすぐ下旬に入る。
なんだかんだと野暮用に追われて工作もままならず、小型ボイラー工作は頓挫したままだ。
しかし、どんなに忙しくても頭の片隅には小型ボイラーのことが思い浮かぶ。

あの、バーナーのガス噴出孔をハンダ付けで工作したのはまずかったなぁ・・・
燃焼時にはかなり高温になるから(測定中の温度計(MAX100℃)が破裂する程だ)
半田付けが溶けて大量のガスが噴き出したら大変なことになるだろう。
あそこはロウ付けにするべきだったなぁ・・・・・

よーし、今日は思い切ってオールロウ付けのバーナーに改造してみよう。


↓ ガス噴出孔のパイプをロウ付けした。 相手は0.2mm厚の薄板だけど案外簡単にロウ付けできた。
  これなら最初からオールロウ付けにすればよかったよ。




↓ ロウ付けで固定した薄板に0.3mmの孔を開ける。 



↓ これも案外簡単に0.3mmの細孔が開けられた。 



↓ ハンダ付けで作ったガス噴出孔は廃棄するのだが、その前に0.5mmの孔に拡大して燃焼テストしてみた。



↓ 0.3φと0.5φを比べて見ると、結構差がある。



↓ ガス噴出孔直径を0.5mmにしたバーナーで燃焼テストをしてみた。



↓ 結果は完全なる?不完全燃焼だった。 ガス噴出孔の位置を調整しても改善されなかった。



↓ 噴出孔を0.3mmにして燃焼させれば青い炎で完全燃焼する。




ガスが噴出す孔を0.3φから0.5φにしただけで不完全燃焼になってしまう。
空気吸い込み穴と噴出孔の位置をいろいろ調整して見たが、不完全燃焼は改善されない。
多分、噴出孔が大きくなった分、噴出すガスの速度が遅くなって空気吸い込み穴から
空気を引き込めなくなってしまうのだろう。
ガス噴出孔を大きくしてガス量を増やして火力を上げようと思ったけどそうは問屋が卸さない。
やっぱり噴出孔の直径は0.3mmぐらいが限度なんだなぁ・・・・

その時のテストの様子を動画でご覧ください。






ガス噴出孔を広げてガス量を増やしてパワーを稼ごうという魂胆は見事失敗。
うーん、パワーが出せる小型ボイラーはどうやって作るんだろう・・・・・・





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする