何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ボイラーから噴出す蒸気のパワーを確認するチェッカー工作

2014-05-20 20:03:42 | エンジン工作
2015/05/20(火曜日) 晴れ


バーナーのガス噴出孔は直径0.3mmと決めた。
そして全てロウ付けで処理をしたので直接火炎に曝されなければ
高温になっても大丈夫だろう。
さぁ、小型ボイラーの工作を再開しよう・・・・と思ったがまたいつもの
「チェッカー作り」が先行してしてしまった。

炙り釜形式のボイラーではバーナーの炎と罐の底との距離が重要だ。
近すぎても蒸気は湧かないし、離れすぎても効率が落ちる。
最適な距離が存在するはずだ。
それにバーナーの炎も混ぜ合わせる空気の量によって発熱量が変わるはずだ。
これをどうやって判定するかだが、どうしようか?
ボイラーにエンジンを接続して回して発電でもしてみるか? だけどこれは面倒だ。
ボイラーの圧力を測って目安にするか?
これもダメだろう。 だって圧力計を繋いだだけのボイラーはすぐ高圧になって危険だし、
電気で言えば「静電気」の測定をしているようなものだろう。
やっぱり、エネルギーを取り出してそのパワーを測らなくてはならないだろう。

というわけでボイラーから噴出する蒸気の様子をみるチェッカーを作ってみた。


↓ ありあわせの材料を集めて工作を始めた。










↓ 大体出来上がったチェッカー。 残るは目盛を付けるだけだ。




↓ 出来上がったチェッカーを使って卓上型カセットコンロを改造した定置型ボイラーのパワーを調べてみた。



この定置型ボイラーは実習生が作ったボイラーでは2番目の力持ちだ。
1番はボートに載せてあるガス焚きボイラー、その次がこの定置型だがかなりパワーがある。
ここではこのボイラーを標準機としてこれから作る小型ボイラーを比べてみよう。
ボイラーを点火すると噴出す蒸気は徐々にパワーを上げてついには最大目盛に到達した。

その様子を動画でご覧ください。






この目盛はただ数値を入れてあるだけで単位はなにもない。
だから「装置A」では“5”、「装置B」では“7”だからBの方がパワーがある・・・
とかの比較だけしかできない。 
だから「チェッカー」なんだけれど、見た目や感覚で比べるよりは少しはましだろう。
さぁ、小型ボイラーを作るぞぉー!



コメント (4)
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