何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ギヤー式の減速機は難しい・・・

2018-11-20 17:17:36 | 電子工作


2018/11/18(日曜日) 晴れ


新しく購入したタブレット型パソコン(Windows10)の具合が悪くて修理に出した。
いろいろ実験してみたかったけど何もしないうちに(購入当初から)具合が悪くなってしまうなんて
どういうことだ、まったく!
旅行記もちょっと中だるみだし、暇つぶしにジャンク箱をのぞいたらこんなのが目についた。


プラスチックのプーリーとか歯車があった。


スチームエンジンで(発電機として)小形モータを回してその発電電力からエンジンのパワーを
チェックしたことがある。
そのとき、エンジンに結合した小形モータの回転数を増速したり減速したりするために減速機や
増速機にはプーリーとベルトを使っていた。
プーリーとベルトで回転力を伝達するとどうしてもスリップを起こしてしまう。
そこで歯車を使おうとこんなプラスチックの歯車セットを買ったけど結局は使わず仕舞いだった。




この歯車を使って減速機を作ってみることにした。



そして、減速機を使ってサーボモータを作ってその動きを4CHオシロで観測してみよう。

減速機なんて歯車をぴったりかみ合わせて取り付ければいいんだろう・・・・

と、タカをくくって工作を始めた・・・・・・

ところがこれが難しい。
歯車同士を組み合わせて軸と軸の間を測って正確に軸穴を開けた。(慎重に正確に工作したつもり)
歯車を取り付けて回してみた。
ダメだ・・・隙間が大きくて相手を回せない。
間隔を狭目にすると今度はきつくてスムーズには回らない。

確かに歯車の歯の高さは1mmに満たない。
老眼にルーペをかけた視力では正確な間隔の軸穴は開けられないのだ。

側板に直接軸穴を開けて歯車を取り付ける方法は失敗だった。
そこで小さな軸受板を作って側板に調整して取り付けるようにした。

0.8mm厚の真鍮板を小さく切って2mmφの軸が通る穴を開けた。
側板へは2mmネジで固定する。 軸間は調整できるようにする。



歯車を組み合わせては軸間を調整してスムーズに回るようにして軸受を固定する。



こんなことを何度も繰り返して3軸を取り付けた。
ところが今度は歯車の上下位置が動いてしまう。
軸に小さな座金をかませて移動しないようにしたが小さな座金はスプリングワッシャーしかない。
スプリングワッシャーはテンションがかかるように口が開いているので全く平らな状態にはならない。
歯車と一緒に回転して厚みが変化してしまうのだ。
そして厚くなった時点で摩擦が大きくなってスムーズに回転しなくなってしまう。
あれこれ試行錯誤を繰り返しているうちに辺りは暗くなってしまった。

ダメだ! こんな調子ではサーボモーターには使えない。
また明日、初めからやり直そう。


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