ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート102 女神調査報告6 北沢川・月夜平大石棒と男根道祖神」の紹介

2021-10-14 06:05:24 | 女神論
 はてなブログに「縄文ノート102 女神調査報告6 北沢川・月夜平大石棒と男根道祖神」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
9月11日、安曇野の穂高神社をあとにして、佐久の日本一大きい私の身長を超えた男根型の北沢川大石棒と月夜平大石棒(大宮諏訪神社)、原諏訪神社の男根道祖神を調べました。
 石棒(男根・金精)というと男社会の祭りとばかり私は思い込んでいましたが、尾瀬湿原のある群馬県片品村の仕事で、女体山(日光白根山)に男が金精を捧げ、山の神「十二様」(女神)に男が性器型などのツメッコ(すいとん)を入れた汁粉を供える祭りで、女性は女神が嫉妬するので参加できないことを知り、びっくりしました。女性差別ではなく、女神信仰の母系制社会の祭りが続いていたのです。
 さらに武尊山のほとりの武尊(ほたか)神社の猿追い祭りでは、2組に分かれて「エッチョー」「モッチョー」と言い合いながら赤飯を投げるのですが、男性たちは赤や紫などのスカーフで頬かむりをしており、元々は女性の祭りであった可能性があります。この信州の「穂高岳」と上州の「武尊山」(江戸時代に「武尊」字に変更)、安曇野の「鳥追い行事」と武尊神社の「猿追い祭りの赤飯投げ行事」の関係については最後の「縄文ロマンチック街道」で取り上げています。
 女神調査の締めくくりとして、この男根型大石棒の信仰が「縄文石棒(墓石型・共同祭祀型・神棚型)→男根型道祖神→男女性器道祖神→夫婦道祖神」として現代にまで残っていることを明らかにしています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の「百余国」の建国が弥生人(中国人・朝鮮人)によるものではなく、縄文時代から連続した内発的発展であることを縄文人の宗教と広域的な交易・交流からとらえる参考にしていただければと思います。雛元昌弘


















□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

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