ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート31 大阪万博の『太陽の塔』『お祭り広場』と縄文」の紹介

2020-12-23 11:24:12 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート31 大阪万博の『太陽の塔』『お祭り広場』と縄文(Ⅲ縄文宗教論2)」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「Ⅰ合宿概要」「Ⅱ縄文農耕・縄文食考」に続き、「Ⅲ縄文宗教論」の10のレジュメを順次、紹介します。
 私の縄文との出会いは3段階になります。
 最初の出会いは雑誌で岡本太郎氏の火炎型土器を知った時で、縄文アートに衝撃を受け、「太陽の塔」への関心に繋がっています。次は、縄文野焼きの猪風来さんを知り、彫刻家の金城実さんも「縄文人系」と思っていたので、2人を招いて狭山市で子どもたち向けに縄文野焼きのイベントを行った時です。この時、猪風来さんから縄文土器は煮炊きに使われていたと教わりましたが、関心は縄文デザインにありました。
 その後、全国各地のまちづくり計画づくりに携わるようになり、各地でスサノオ・大国主伝承に出会い、『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』を書き、古代史から縄文時代に興味を持つようになりました。大阪万博で「お祭り広場」の基本理念とプランを提案した西山研究室の先輩の上田篤さんの講演を聞く機会があり、縄文社会研究会に参加したのが第3段階です。
 『スサノオ・大国主の日国』ではスサノオ・大国主一族が霊(ひ)を産むの夫婦神の高皇産霊(たかみむすひ)・神皇産霊(かみむすひ)を始祖神とし、大国主は「天の御巣(みす)・御舎(みあらか)」として48mの出雲大社・楼観神殿を建て、人(ひと:霊人)は死んだ後に神となる「八百万神」(やおよろずのかみ)信仰を起こし、死者の霊(ひ)が山から天に昇り、降りて来る神名火山(神那霊山)や神籬(ひもろぎ=霊洩木)の天神信仰を広めたことを明らかにし、「漢委奴国王」がスサノオであることを解明しましたが、この大国主の霊(ひ)信仰が縄文時代に遡るのかどうかが一番の縄文研究の課題でした。
 縄文人が何を考え、どのような精神・思想・宗教心のもとにあの火焔型土器や土偶などをデザインしたのか、環状列石や巨木建築を作り上げたのか、記紀に書かれたスサノオ・大国主建国の神話から解明を進めてきました。以下、試行錯誤しながら考えてきたことを紹介し、縄文社会研究の一助になれば幸いです。
 スサノオ・大国主建国論においても、揚子江流域からやってきたの弥生人の末裔と見るのか、それとも縄文人の末裔による建国なのか、宗教論・デザイン論・言語論・生活論・産業論などから総合的に検討いただきたいと考えます。 雛元昌弘

<「Ⅲ 縄文宗教論」の構成>
 2 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文
 7 縄文の「女神信仰」考
 8 「神籬・神殿・神塔・楼観」考
 9 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化)について
 12 蓼科山を神那霊山(神奈火山)とする天神信仰について
 15 火焔型土器から「龍紋土器」 へ
 17 「日本文化論」と「神」についての考察
 24 「トカゲ蛇神楽」が示す龍蛇神信仰とヤマタノオロチ王の正体
 25 「霊(ひ)」とタミル語「pee(ぴー)」とタイ「ピー信仰」
 26 信州の神奈備山(神那霊山)と「霊(ひ)」信仰

□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート   https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ      http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団    http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論    http://hinakoku.blog100.fc2.com/


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