ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート65 旧石器人のルーツ」の紹介

2021-04-03 20:19:44 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート65 旧石器人のルーツ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「スサノオ・大国主建国論」から縄文社会研究会に参加し、さらに日本列島人起源論にまで遡ってきました。
 その方法論は、①縄文遺跡で発見されるヒョウタンやウリ、イネなどの起源、②魚介イモ雑穀食や粘々(ねばねば)食の起源、②「主語-目的語-動詞」言語族の起源、③呉音漢語・漢音漢語より前の倭音倭語の起源、④霊(ひ)信仰の神山天神(神名火山)信仰の起源、⑤黒曜石利用の起源、⑥DNAの起源、という6つの起源を段階的・総合的に追究する作業でした。
 1946年生まれの私は、北京原人(シナントロプス・ペキネンシス)とジャワ原人(ピテカントロプス・エレクトス)を習い、日本の明石原人など旧石器人のルーツは中国大陸か東南アジアという多地域進化説でずっと理解していましたが、DNA分析などによりアフリカ単一起源説が定説となりもはやこの説を否定する人はいないと思いますが、上記の①~⑥を総合的にアフリカ単一起源説から検討する動きはまだ出てきていません。
 私は縄文人のルーツがドラヴィダ系海人・山人族であり、アフリカ高地湖水地方をルーツとしていることは確信しましたが、日本列島に3万年前頃より前にやってきた原人(?)や旧石器人のルーツがどこなのかについては、ずっと迷ってきており、今回、整理しました。
 結論としては、 私は日本列島の旧石器人は黒曜石鏃革命を起こし、縄文人と文化・技術の面で連続し、和合したと考える「内発的発展論」に到達しました。旧石器人と縄文人、縄文人と弥生人などの「断絶史観」、「外発的発展史観」「征服史観」「拝外漢才洋才史観」「海と舟と魚が嫌いなウォークマン史観」の歴史家が多いようですが、みなさんはどうでしょうか?
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族のルーツが朝鮮半島なのか、それとも中国・台湾なのか、それとも東南アジアのドラヴィダ系海人・山人族なのか、旧石器人に遡るのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘







□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/