馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

庶民の縁台チエス

2017-06-26 15:05:29 | 下町の景色・住宅街・植え込み等

老後の楽しみ

爺さんが餓鬼の頃、矢張り近所の年寄りたちの余暇は
縁台将棋と囲碁であった

将棋は庶民派で台紙が厚紙の将棋盤で貧相な駒たち
(庭先に長椅子を持ち出し長椅子馬乗りで互いに気炎を上げ)

観察していると指して同士は普段から仲が余りよくない
これは勝負からくる勝ち負けの為であろう(好敵手)

    

日本じゃ核家族が定着し廃れてしまった
本当に好きな人たちは碁会所と言われる

将棋・囲碁を生業にしているお店へ出かけている

村でも身分の高い老人は本格的碁盤・将棋盤を所持していた
普段は応接間の床にでんと鎮座していた

差し手も近所の人じゃなく昔の同僚や小役人というところ
強さは左程なく近所の農家の爺さんの方が強い(無限流だから)

農家の老人は普段から鍬・鎌・竿等で鍛えた腕は確かな腕前

勝負も応接間という畏まった場所じゃ
農家の爺さんたちには不似合いで居心地が悪い

正月の挨拶や盆祭りの時に付き合いで指す(わざと負けてやる)

普段は榧蓋に仕舞われ鎮座!
この家に一つ
年下の子がいて碁並べをよくした

餓鬼は長続きしない最後は遊びになり囲碁盤の上から
丹下作善の一刀両断とばかり相手を切り倒す真似でジャンプ台する

まさか近所の餓鬼に碁盤が遊び道具にされているとは
知らないのは持主だけである(自慢は本榧で中心作り)

餓鬼の目にも高価と思える代物

我が家に有った将棋盤は蝶番の折り畳み式
碁盤は厚さ3㎝程のなんかの切れ端材だった(少し反っていて)

子供心で見すぼらしい代物だった

暇つぶし

  

3地区の散歩コースに何年も前から人は変わりながら
縁台チエスをしているのを
傍目で見ながら通り過ぎていた

子供達とは話をするが大人や老人は日本人を嫌っている
やはりノモンハン戦争を聞かされて育った世代

むやみにに話しかけ喧嘩になれば散歩コースが無くなる
でも縁台チエスをブログ記事にしたく

長年、どうしたもんだろうと思案していた

昨日、とうとう写真撮影に成功した
かなり長い時間をかけ縁台チエスを見ていたのである

爺さんがここを何時も歩いているのは彼らも知っている
先週、勝負で駒が一個消えて全員で探した(爺さんも加わり)

10分ぐらい探したが見つからない
何と隣で勝負していた親爺が消えた駒を右手に握りしめていた

探した皆で大笑い!

そんな仲間意識を長年かけて少しづつ作っていた  

家で邪魔扱い中?

    

昨日は30分ぐらい勝負を見ていた
途中からチエス盤を持って仲間が加わり

縁台で二つのチエス勝負が始まりだした

何処の国も同じである老人たちの姿
一番の遊びは勝負事である

今日は藤井4段の連勝記録が延長するか
止まるかの勝負日だ!

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