馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

有り難う野良君たち

2015-12-30 03:30:30 | 犬・番犬・野良犬・狼

積年の悩み解決!

爺さんがモンゴルに来てから10余年の歳月が流れている
日本では見ることの出来ない動物の行動学とでもいうべき生態が

気になって仕方なかった・・・好奇心旺盛な爺さんだから

まず、來蒙して最初の冬に生まれたばかりの子犬を
発見した事が始まり・・

この寒い冬で餌がないのに何故!子犬を産むんだろう?

春先に産めばいいものをという単純な疑問

雌犬は厳寒期に二度ほど子犬を産む事を知る

もう一点は郊外の牧民宅を訪問して人様の排便がない事に気がついた
牧民は3ヶ月に一度の割合で引越しをする・・

だからトイレは作らない

草原でも定住している牧民は家の近くに深穴を掘りトイレを作る

しかし、牧農を営む牧民は草原の草の問題で移動を強いられる!
牧民は窪地や雑木林等で排泄行為を行う

爺さんが気になったのは自らの排便行為から疑問を持った

草原で宿泊するとどうしても排便をもようする
トイレトイレと場所を探してウロウロしていると

牧民からそこの窪地でしろ!

簡単に言うなぁ!

恥ずかしくてやれるかい・・人目につかない場所まで移動!

よし!ここなら大丈夫とばかり気分爽快になろうとしゃがむと・・

目の前に番犬がお座りして吾が間抜けな姿を見ている?

シッシッと追い払う声をかけるが番犬は微動だに動かず!?

ここだけは爺さんじゃなく・・・麗しき乙女の姿を想像して読んでくれ

妄想しながら読んで! 

       

爺さんは以前の記事で9匹いた子犬が寒さで一匹死んで
26日深夜にやはり寒さで死んだという記事を書いた

現在は7匹が健在!

最初、白い2匹の子犬が寒さで死ぬんじゃないかと
心配したが親たちが弱った子犬を噛んで元気付ける行為を

爺さんは殺しているんじゃないかと勘違い記事を書いたりした

爺さんに固定概念が合ったからである・・親が子犬を食べるという

しかし、親が子犬を噛んでいたのは寒さで弱っていく
わが子を元気付けさせる行為だったのである 

とうとう見せてくれた

  あの弱っていた白い犬は元気になっていた

一昨日から白い子犬は腹を空かしていたのか爺さんが見ているにも関らず
凍結した子犬に齧り付いている・・食べているのである

10余年の疑問符がやっと解決したという所である

親たちも深夜になれば一目を憚らずに食していることだろう
子犬だから人間に見せたくない行為も分からない

これは自然の行為であり、生き抜くための栄養源とでもいえる

現地人が善意で上げる餌だけでは親犬三匹と子犬七匹の餌を
賄うことは無理である

現地人の餌やりも義務ではなく善意の行為だから毎日じゃない

毎日、分けもわからぬ外国人の爺さんが子犬を数えている
行為のほうが現地人には特異な情景なのかも知れない

げんに爺さんはこうして記事にしている

日本も昔から日本全国で気候変動で大飢饉が起きていた!
それを絵図にした巻物が存在している

その絵巻物にも

餓死したり野垂れ死にした人間にカラスや野犬が食べるさまが
描かれている・・驚く事ではない

ただ現在でも食料の乏しいモンゴルで自然的現象として
起きている事実を爺さんは好奇心から突き止めただけ!

これを突き止めるまでに要した時間が10余年という事実!

野良公だって見られたくない事はいう問いでもない

何となく考えていた事が事実だったという事に満足している

ブログを初めてから冬になると必ず爺さんは共食いを記事にした 

動物行動学

昔からカニバリズム・ゲテモノ食い等が世界中にある

昔から戦争では強い相手の大将を殺すと皆で食べたという史実がある
日本でも戦国武将は相手の大将を殺すと頭蓋骨で酒盛りをし気勢を

上げたと記るされている!

強い者の体を食べる事で強く慣れる思想!

現在でも至る所で生かされている・・強い者に憬れる行為! 

  犬だって考えた末の行為

釈迦が飢えたトラに我が身を食べさせた!

戦争では戦友に先に死んだら俺の身体を食ってでも
お国へ帰り吾が両親に息子は立派に戦って死にましたと

報告してくれと約束を交わした事実もある

厳しい自然界を生き抜く最善の行為に感謝! 

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