ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

女・1人と2匹と、女形

2005-02-28 01:20:32 | Weblog
今夜、うちの姫(犬)を抱いたまま、抱かれた方も、椅子と膝の上で15
分も眠ったかしら、食後に。まあ、しかし猫のような犬なのよ、シーズー犬は。
体はグニャグニャ、飼主にされるがまま。柔らかい体だから、家族全員、
みんなその感触を楽しんでるのよ。
たまに、何かの拍子に吠えたりすると、
「まあ、犬みたい!」なんてね。
もう1匹の姫(猫)は、そんなことはできない凶暴な猫よ。
乳離れにはちょっと早かった、親との別離。
それが、彼女の不幸の元。
7才になったけれど、いっかな抱かせてくれない。
ひっかかれる、噛みつかれる、血まみれ覚悟じゃなきゃ、触れない生き物。
それでも、ここ1年位前から、機嫌がよければいーち、にー、さーん、しー、
くらいの時間なら、「触らせてあげるわよ!」になったけれど、彼女の
人間不信は、治らない。まあ、何しろその攻撃性ときたら、誰も太刀打ち
できないほどよ。なんだか、そんな人間達もいっぱいいるんじゃない?
そして増えていくような気がするわね。
モノ・カネに魂を売り飛ばして、それさえ与えておけばいいって、勘違いし
ている、貰えるものは何でも貰っちゃえ!のあさましい大人達の子どもは、
生涯人を愛する事を知らない、許す事も知らない、信頼が何かも知らない、
心の中に核を持たないままになりだけ大きくなって、欲剥き出しの人間に。
けれども、終生愛を求めて苦しむのよね。
数えられないものこそ、重要なんだけどねえ。
伝統は?ええ、もちろんお家のよ。言ってみりゃあ「家訓」よ。
平ったく言えば「躾(しつけ)」、そう、字の通り「身を美しく」。
まあ、やってないわね。お箸もちゃんと持てない、よそのお宅にお邪魔する
とき、後ろ向きに上がる無作法。大事は「カネ」の世の中ですものね。

絶対はないけれど、普遍はあるでしょう。
そういうものを教えるのが大人よね。反発がある、けれども譲らない。
不思議な事に、そういう無形のものが存在する所にいられるって、安心感を
持てるのよね。

今日は、針など持って、ブックカバーを作ったわ。ミシンもいいけど、手縫い
って、いいのよねえ。いつだったか、和裁をなさる方から、ハギレなどを戴い
てたもので、その中から色の組み合わせを楽しみながら、文庫本用のカバーを
作ったの。深夜のTVをチラッチラッと見ながら、運針したわ。
「玉三郎」の「娘道成寺」。まっこと見事な舞いでした。

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