ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

夏?暑い?じゃあ~~~

2005-07-19 13:09:58 | Weblog
知らぬ間に日本列島は亜熱帯に?

打ち水をして、井戸水で冷やしたスイカを食べて、線香花火をして、蚊遣りを焚いて。
風鈴の音色は涼やかで。窓は開け放して蚊帳をつって。子ども達はてんでにあっちこっちに。
枕など意味もない寝姿。蚊帳に入る時は、小さくなって素早く入る。
時々口にした、塩っ辛い梅干。これも井戸水で冷やした麦茶やはぶ茶。
そうめん、冷麦の束の中に1本2本の色つきを奪い合う楽しさ。
時々近所の小父ちゃんが話してくれる怪談そして、必ず「それは~~~、お前だー!」で
〆られる。 泣き出す子も。これが正しい温帯日本の夏姿。

塩と水と。
塩分は控えめに。てやんで~~~!
なんでも、そのスジの先生とやらがぬかす、知ったかぶったお説に、
「そうよねえ」って。そんで、あっちでもこっちでも熱中症とやらで、バッタバタたあ、
みっともねえんでやんの。 夏のアチ~時、自分の腕ェ舐めてみな! 塩っぺえ、塩ぺえ。
汗かいて、体ンなかあある塩が出てくって寸法よ。
でもってよー、水~取らなきゃなんねえのは、あたぼーのなしよー。けど、水~ばっか取っ
て、塩とんねえと、難しいこたあ知らねえけんど、ひっくりけ~るって事よ。
なんでも、念仏みてえに、「塩分控えめ、塩分控えめ~~」ってね。なんでも、時と場合っ
て、そんなことも知らねえで、人間やってた日にゃ、この暑さで脳味噌がとけて、鼻水
と一緒に出て行かないとも限らねえから、前年書いた(去年の8月分)、省エネ夏ごもり。

今、量販店に行きゃあ、ウン百円で、ホンモンの井草あ使った寝茣蓙(ねござ)なんか売っ
てえから、そいつを持って、「あら、お兄さん、今晩いかが?」の夜鷹じゃあねえ。
そいつをもって、家ン中の一番涼しいとこに敷いて、落語の本なんか(文庫版)声え、出し
て読むって寸法。
「ときそば」知ってる?知らない、あっそう。じゃあ、「湯屋番」てえ、なしは?そいつも
知らねえか。 あんたあなあ、落語のなしの一つも知らねえで、ゴシップ話じゃ、グッチじゃ、
ビトンじゃ、コウチじゃ、追っかけまわしてアホかだよ。
今年の夏ぁ、読む古典芸能でもって、団扇(うちわ)片手に、遊びましょ!
テレビは消して、雑誌は読まない。美容院へは本持参。
色話好き?なら、「金瓶梅」を。中国の古典よ。
              じゃあね。これから本番よ。何?暑さのなしよ。バカ!


◎ 本日の由緒正しき日本の夏の必需品(有形・無形)・・・

   打ち水・・・バケツに入れた水をひしゃくですくって蒔く水。気化熱でその辺りの
         空気が冷える
   線香花火・・・こより先に火薬をひねりこんだ小さい花火。紙の先に火をつけて、
          まあるい火玉から出る花火は、シャッシャッと音がする。誰が一番
          もたすか競う
   蚊遣り・・・除虫菊から作った蚊取り線香を、豚の形をした陶器の中で燃やす。
         その煙に触れた蚊は、この世に、さらば!
   蚊帳・・・和室の部屋の四方に打ち込まれたフックにひっかけ、蚊避けの立方体の細
        かい目の網目状寝床を覆うもの。素材は麻や木綿
   風鈴・・・これぞ日本人の感性が創った、ギヤマン(ガラス)、金属、陶器製の主に
        釣鐘形の、軒下に吊り下げ、風にゆれて鳴るもの。その音に涼を感じる
   寝茣蓙・・・敷布団の上に敷いて、熱を放射
   夜鷹・・・江戸時代、夜、その抱えたゴザを敷いて、屋外で売春していた女(特別出演)   
   
   ◎ 本日の落語
     「ときそば」・・・屋台の蕎麦屋と客の勘定問答。
              今なんどき?・・・
     「湯屋番」・・・ある家の道楽息子が、銭湯の番台に坐って、女湯をチラチラ
             妄想たくましく・・・
     
    

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