ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ドキッ!

2010-02-07 13:20:41 | Weblog
乗り継ぎが悪く、早目に家を出たのに、3分遅刻。駅から電話をしました。
地下鉄出口から走って、エレベーターに乗って、ふ~~~。ごめんなさい。
びっしり詰まった会場は、進行スピーチが始まってました。若者2人。
案内されたテーブルは向かい合わせに4人(3人男性)のそこに椅子がもう
ひとつです。100人以上の受講者だったように思われます。

代表者自らの講義が始まります。
アメリカで学ばれた彼が教師に言われたそうで、
「わからない事を知りたければ、講義内容は彼のノートを見せてもらい
なさい」
って、様々な国から来ている学生達に。すぐメモをとるのは日本人の特徴
だそうです。あたくしもご多分に漏れずB5版のノートに、必要と思われる
言葉をかなり大きく書きなぐります。マーカーも使って。
ただ聴くだけなんてもったいないって内容ですから必死にかきます。
でも、文字依存傾向があるかもしれません。
昔々、長姉からよく言われました。
「書いた紙がなくなったらどうするの?書かないで覚えなさい!」
って。そうなのですが、やはり自分の脳みそを信じてないって事なので
しょう。自分の耳を信じられないのかも知れません。
外国語では特に書くことが主のようになって、会話が苦手の日本人。
それはそれとして、本当に、話術が巧みな衛藤氏(代表者)に、魅了。
そのへんのお笑い芸人を何人も集めた以上の話術です。
身振り手振り体全体を使って、強弱をつけた声、相対する人の声色を
使い分けの講義は、時の経つのを忘れるほどです。

初めまして4~5人が自己紹介です(各テーブル)。
なんと、あたくしのテーブルは、5人中3人が研究課程を数年前に修了
された方々が、再受講でした。
ご自分のものにするには、聞き過ぎるということはない内容だそうで、
どなたも、それはそれは真剣そのものです。
衛藤氏が
「講演者を孤独にしないで下さい」
って(笑)。シーンと、一言も聞き漏らすまいって空気が感じられます。
けれども、役者のような彼の話術は、そこかしこに笑いを誘う巧みさに、
あたくしはクックックック、必死に笑いをこらえます。

カウンセラーは、ホソキなんとか女史や、エハラなんとか氏のように断定し
てはいけないのです。距離感は大事。依存させてはいけないのです。

あたくしは、くも膜下出血手術の後遺症・急性鬱で、自ら望んでカウンセリ
ングを受けました。
心理学受講は、15才の自分との約束が基本動機ですが、見事あたくしに
鬱の原因を気付かせてくれたカウンセラーが、勉強しようと思っていた
あたくしの背中を押してくれた、確信させてくれた大きな一因であったこと
を否定できません。
30才そこそこの若い先生でしたが、名医だと思いました。一切指示は
ありませんでした。
今でも忘れられません。
「先生、もう大丈夫です。手術はきっかけであって、根はこれこれだった
のですよね?」
「よく、気がつかれましたね」
って。
自分で、終了しちゃいました。ありがとう先生って。2度とお目にかかって
いません。 だから、先生は名医だったのです、依存させなかったのですから。

気付かせることがカウンセラーの仕事です。そこへ至るまでには、様々な
方法がありますから、あたくしはこれからそれらを学ぶのです。この協会に
出会った巡り会わせに感動しています。

衛藤氏の言葉の一つに
「言葉のキャッチボールじゃなくドッジボールをしていませんか?」
ドキッ!
キャッチボールは相手の事を思いながら投げます。
ドッジボールは、相手を倒す事が目的です。
無意識にそれをしているあたくし達かもしれません。それでいて、優しく
してくれないって文句を言ってる。利己的ですねぇ。

あたくしが学ぼうとしている心理学は、特定の人達ではなく、多くの人々
に必要な、およそ人と関わる立場に居る人(全員)が学ぶ必要を感じます。
これからの人生を、力まずに、優しく(易しく)歩けるような、そんな
講義のような気がします。
決して特殊な勉強ではないって、言い切れます。
自分と向き合う、ここから始まる、それを楽しみに、これから受講します。

日本メンタルへルス協会

こちらがあたくしが通う組織です。大阪校・東京校・福岡校・名古屋校
があります。悩みをお持ちの方、カウンセラーになりたい方、一度検索なさ
ってみられたらいかがでしょう。

衛藤氏は続けます。
「子どもの時に愛されなかったら、誰かを愛してあげてください。その愛の
中で自分自身が癒されます」
「心理カウンセラーは人を救う仕事ではなく、自分が癒される仕事なのです」
って。

多くの企業や官公庁のメンタルケアを受け持っている協会です。
いかに多くの人々がストレスの中で生きているかという事ですね。
もう、かなり以前から小中学校の先生の30%が鬱と言われています。
これは由々しき事です。
学校の先生は是非、これを学ばれたらいいって思います。ご自分のために、
そして、子ども達のために。
    

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