ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

初めてのヒップホップ

2005-10-02 13:21:42 | Weblog
 なにやら駅前広場に人だかり。
馬専科が帰省するたびに
「こりゃあ、似合わねえなあ」
って、感想の当駅まわり。
「ホント! 風情がなくなるのよ、何もかもね」
って、私。

生まれ故郷、鹿児島県の国分市に、さきおとどしに帰った時に、母の友人に
「おばちゃん。レイコはこの国分を買い占める!そして、せめて昭和30年代
に戻すからね」
って、壮大な、大風呂敷裏づけなし!
「レイコチャンな、はめっけて(頑張って)!」
って。気に入らない、気に食わない、たたずまい。なんでも都会の真似をすりゃあ
いいってなものじゃない! いかった、怒ったレイコサンだったのよ。
このイナカモンが!ってね。コンビニ・・要らない!、ビジネスホテル・・・要ら
ない!

ウ~~ン、けど、私が怒ろうとどうしようと、文明の波はヒタヒタと押し寄せるも
のなのよねえ。文明=便利だからねえ。
グアテマラの細い細い路地の、塀に寄りかかっていたチコ(男の子)が、手にして
たものはゲーム機だったからねえ。 ほとんど自給自足の、大地にしっかり根を張
った生き方をしているように見えたマヤ先住民達だったけど、文明に侵食され出し
てきてるのは否めない現実よ。

それで、わが町の我が駅の広場で何が行われてたかって?
横断幕に「未来のアーティスト、2005~~~」
ええ、言ってみれば、路上パフォーマンス。ほとんどティーンエイジャーの歌と踊り。

いつもように、セニョール・ダンとハルナサンと、今日は初参加の、そのお嬢さんお孫さんとの畑仕事。
い~~え~~、茶話会ならぬ飲み会よ、畑の真ン中で。
そして、お印程度に耕して、草を移動して、
「じゃ、又!」

帰りに、スーパーへ、セニョールは。その隣りの本屋へ私は予約の本を受け取りに。
その前が広場で、様々なグループが個人が、メッセージを歌や踊りにしてたって訳
なのよ。
初めて、生の『ヒップホップ』なる歌を、振りを見たわ。
いつの間にか、私の身体はリズムを踏んでて、そのリズムと、短調な、繰り返しの
メロディを楽しんでました。
歌詞は、全く聞き取れず。最後にその子が
「この世には自由がない。それを獲得する。そのために16才から歌ってます。
今は18才です」
って。ウ~ン、君もまっとうに育ってるね。ここにいる大方の大人達もそうやって、
青春という、霧が立ち込める早朝の川を,なんだかわからないゴールと思う海を目指
して、泳いで、各人が、それぞれの岸に辿り着いたのよ。頑張れ!若人。
けれど、残念な事に、君はそれを知らない。

スサーナと知り合って間もなく、
「ね、レイコサンて、本当に日本人?」
て、言われた事があるわ。もちろん、多分、間違いなく、恐らくそのはずだけど。
誇り高きモンゴロイドであることは間違いなし!
自然とリズムを刻んでいた私は、原始の人間に近いかもって。それは?
人類発祥に地、母なる大地アフリカ! なんせ、太鼓(パーカッション)が好きだ
からねえ。 太古の血が騒ぐってね。