ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

お茶会で・・・

2006年11月17日 00時31分19秒 | 思う事・・・
今日は私はお休みを貰って、友人達とお茶に行きましたー。

そこで、私は先日の仕事の話をしていたんですが、
その時集まった友人の中に、
昔(20年位前)、建設関係の事務の仕事をしていた友人がいました。
彼女は「そんな事、よくあることだよー。」と、サッパリした物。
「私なんて、何枚入札の紙を書いたか分かんないよー。それも、文字を変えて。」
「えー、事務員が何枚も書くの?」
「そう。よくニュースで談合とか出るけど、
 なんであんな風にバレるんだか不思議でしょうがないわ。」

まあ、彼女の話は、バブルの頃の話なので、今はどうなってるのか分かりませんが、
今もきっとあんまり変わってないのではないか?と、彼女は言っていました。

あんまりあっさり言われてしまうと、私が間違ってるのか?と、思ってしまう・・・。
建設業界は談合や袖の下は当たり前のことで、
そんな事をいちいち気にしていたらやってけないよー。と、言われてしまった・・・

私の頭が固すぎるのか?
でも、やっぱり違法なことでしょう?

いずれ私も彼女のように、それを当たり前のように思うようになってしまうのかなあ・・・。

ああ、嫌だなー。

そう思う私は、精神年齢が低いのかなあ?

犯罪を犯してはいけない! 法律に背くような事をしてはいけない!
悪い事はしてはいけません。人を騙してはいけません。
みんなそう言われて育ってきたんじゃないの?

それを平気で出来るようになるのが大人なの?
だとしたら、私は大人になんてなりたくない!

なーんて、もう40歳だっちゅーの!

いいもん、何があっても、私はお客さんの為に仕事をする職人でいるもん!

そう、みんなに宣言しながら、
「ハッ、自分の事を”職人”と、言ってしまった!」
と、あせった私なのでした・・・


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建設業界の男達って・・・(その2)

2006年11月16日 06時52分41秒 | お仕事・・・
昨日の続きです。
鉄骨塗りの仕事に四苦八苦していた私。ふと、強い視線を感じましたー。

なに?誰か見てる?顔を上げて周りを見渡すとー。
現場のスグ横で、若いお兄ちゃんが腕組みして立ったまま、
じーっとこっちを睨んでる・・・。
(そういえば、さっきからずっとそこに立ってたなー。
 格好からしてこの業界関係者だろうけど・・・。
 私があんまりおかしな格好して仕事してるから、面白がってる?)

暫くして、このお兄ちゃん、缶コーヒーを持ってきて、
「どうぞ、休憩してください。」と、主人と私に差し出しました。

主人に紹介してもらって、やっと誰だかわかりましたー。
このお兄ちゃんは、今回の仕事依頼の設備屋の息子さんでした。
前に私が見かけた時には、まだ小学生だった・・・。
あの時は、確か両親が離婚して大変な時でしたー。
兄妹を両親が分けて引き取って、この子は父親の方に行ったんだっけー。
今はもう、高校も卒業して、お父さんの仕事を手伝っていたんですねー。

後で主人に聞いたのですが、今まで世話をしてくれていたお婆さんも今入院中で、
現在は家の中に女っ気が全く無い状態だそうで・・・。
「お前が、相当珍しかったんじゃないか?」と、主人。
そりゃそーかも、この手の仕事してたら、女に合う機会は殆んど無いもんねー。

しかし、この業界の男達は、やたらと女好きが多い。
まあ、みんな命がけに近い仕事をしているから、そうなるのかなー?とも思うのだけれど、
ちょっとお金の入りが良くなると、スグによその女に手を出したり、他に愛人を作ったり・・・
だから、離婚話もよく聞くし、再婚の話も良く聞く。
自分の旦那に愛想をつかせて、他の業種の人と結婚していたりする事もー。
○○塗装の奥さんは、元、××板金屋の奥さんだったとか、
□□建設の大工は、2人も女を囲ってて、それが奥さんにバレてもめてるとか・・・
どこかのフィリピンパブの女の子を、△△設備の職人が連れて帰ったとか・・。
あのー、いちおう女で、奥さんの立場の私がすぐ傍にいるんですけど~。
みなさん、私の事など全く気にせず目の前でバンバンそんな話しをされます。
同じ建設業界の奥さんをしてる私としては、
当然知ってる方の浮気話なんかも聞かされるワケで・・・
数回しか会った事のない奥様方の顔を思い出し、複雑な心境・・・・
まあ、夫婦関係は仕方ないとして、
何より迷惑を被るのは、やっぱり子供達なんじゃないだろーか?

噂話が好きなのは女だけじゃない!と思う、今日この頃です・・・


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建設業界の男達って・・・(その1)

2006年11月15日 07時34分07秒 | お仕事・・・
今度のお仕事は、鉄骨塗り。
知り合いの、設備屋さんが倉庫を建てるそうで、その骨組みの鉄骨を塗っていきます。

午前中は、主人は材料の準備などがありましたので、
仕事に取り掛かるのはお昼からになりました。

現場を見たら・・・・・
見事な鉄骨の骨だけ3階建て・・・。
うーーーん、とてもあの3階部分まで登る根性は私にはないぞ~
上を見上げて蒼白な顔をしている私を見て、
主 「お前は、下の方だけ塗ればいいぞ。」
私 「わーい!

喜んだ私。 でも、甘かった・・・
一階の鉄骨は、間隔がスゴーク狭い所が多かった・・・

鉄骨と鉄骨の間が30cm位しかないー!
私の頭が間に入ると、塗る場所が全く見えな~い!
主人はサッサと上に登って、ペンキを塗り始めていた。
仕方なしに塗り始めた私だけど、こんな↑状態だから、
今回もトンでもなくおかしな格好をして塗ることになった。
鉄骨を跨いで、上半身を鉄骨の下まで下げて中を覗き込みながら・・・
うーん、うまく説明できないです・・。
とにかく、まるで体操選手が平均台の競技をしてるみたいな格好を繰り返しながらやってました。

さて、この日は現場にウチだけでなく、溶接屋さんも来ていたのですが、
現場に来て、2,3箇所やると、サッサと帰っていってしまいました。
私は主人に聞きました。

私「もう終わったのかなあ?まだホンの少ししか仕事してないみたいだったけど?」
主「まだ終わってないけど、今日はもう止めにしたんだろ。」
私「もしかして、私が下でウロウロしてたから、邪魔だったのかな?
  結構上から火花が落ちてきてたからなあ~。」
主「そうやろ。お前、チョロチョロうろついてたからな。」
私「”そこどけよ。”って、言ってくれたら良かったのにー。」
主「言えるわけ無いやん。ウチは△△塗装と親しいからな。」
私「???。」

要するに、この日来ていた溶接屋さんは、△△塗装の仕事を請けている会社で、
その△△塗装と親しいウチには、文句も言えない?
え~、そんな事まで気にしないといけないの~?
だって、「おい、そこ危ないからチョットどいとけよ。」と、ひとこと言うだけだよ~。
きっとあの溶接屋さんには、さぞかし私の存在はうっとうしかっただろうなー。
溶接屋さん、ごめんなさーい。

しっかし、この業界の上下関係って、なんか凄く厳しい。
一見、みんな怖そうな(失礼・・)おっさんやら、ガラ悪そうな(キャーごめんなさい!)
にーちゃんやらで、もっとみんな好き勝手なこと言って仕事してると思ってたけど、
どっちかと言うと、普通の会社の上下関係より、ヤクザ系の上下関係に近い感じ・・。
二つをあわせて2で割ったくらいかな?

そんな事を考えながら仕事をしていた私は、ふと、やたらと強い視線に気付きました・・・。

   -明日へ続きます。-

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修学旅行・・・

2006年11月14日 07時07分35秒 | 子供・・・
先日、コデブの修学旅行があった。
とにかく、普段から忘れ物の多いコデブ。
数日前から、持ち物を用意させていた。

当日、朝6:30の学校集合に、私と主人とコデブは5:30起き。
バタバタと朝御飯を食べさせて、主人がコデブを学校へ車で送っていった。
主人がまだ家に帰ってこないうちに、いきなりコデブから電話
「お母さん、水筒忘れたから持ってきて。」
「もう、仕方ないなー。」
私もこの日は仕事だから、お弁当二つ分製作中だった。
あわててガスの火を止めて、もう一台の車で学校へー。
コデブに水筒を渡して、家に帰ってきた私。
あれ?主人がまだ帰ってない?
仕事行かないといけないのに、どこに行ってるんだか?
10分ほどして主人が帰ってきました。

「この忙しい時間にどこ行ってたの?」
「学校。」
「? 何しに?」

私と入れ違いに帰ってきた主人は、コデブの机の上に、リュックを発見した!
お財布から修学旅行の冊子まで、一番重要な物ばかり入っている。
水筒を届けに行っている私と入れ違いに、主人は再び学校へ行っていたらしい。

修学旅行の朝から親2人は
コデブの忘れ物のおかげで学校と家を行ったり来たり。

「まったくもーう。いくらなんでも、もう忘れ物ないよね?」
子供部屋にいる主人にそう言うと、
「・・・・。」

コデブの机の下に落ちていたのは、真新しいランニングシャツ・・
修学旅行の為に、わざわざ新しいのを買ったのに・・・。

あきれて顔を見合わせた私達。
「ま、いいか。これ以上あいつに付き合ってられないわ。」
結局、シャツは届けませんでした。

帰ってきたコデブに聞いたら、シャツがない事にお風呂の時間まで気付かず、
結局、着ていったシャツを、翌日も着て帰ってきてました。

「だから、あれほど忘れ物ない?って聞いたのに!ちゃんと確認しないからでしょ!
「だって、見たときはカバンにはいってたんだもん。」 

そう、コデブの忘れ物は、物を”置き忘れる”ことばかりなんですー。
コデブに荷物の確認をさせると、カバンから1つづつ出して確認して、
その後、カバンに入れ忘れる。
あるいは、靴を履くために玄関で荷物を置いて靴を履くと、
荷物を持っていくのを忘れて、そのまま置いていってしまう。
そそっかしいのは、私似か?

まあ、とりあえず何事もなく無事帰ってきてくれて一安心です。

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主人の仕事・・・(第6弾)その8

2006年11月13日 18時43分47秒 | お仕事・・・
昨日の続きです。
この業界の裏の一面を見てしまった私は、チョー不機嫌な帰りの車の中。

主 「おまえ、あーゆう時はもっとニコニコしてないとダメだぞ。」
私 「ヤダ!私にはあんな時にニコニコなんてしてられないもん!
主 「仕方ない奴やなー。 あの人はあーゆう人なんやて。
  あの地域はまだバブルの頃の名残が残っとるんやてー。特にあーゆう年寄りはな。」
私 「ウチの地域でもあーゆう事、あるの?。」
主 「うーん、会社によりけりやなー。
   中には、もっとすごい金額取るとこもあるらしいからなー。」
私 「あなたも、あんな事してでも、仕事欲しい?。」
主 「いや、あんなトコはお断りやな。別にあんな事しなくても仕事くれる会社はあるし。
  何より、ウチは金ないし。でもあの会社も、あんな事するのはあのおっさんだけやろ。 
  自分の地位をいいように使っとるだけや。他の人はそんな事あらへんかったで。」
私 「また、頼まれたらあそこの仕事するの?」
主 「元請けには世話になっとるでなー。
   頼まれて、俺が空いてたら、やったらな仕方ないやろ。」
私 「いやだなー。
主 「しゃーないやん。
私 「・・・・。」


主 「それより、お前、明日はまた別の所の仕事あるからな。」
私 「今度は何?」
主 「設備屋の、鉄骨塗り。」
私 「また、高い所ある?」
主 「いや、今度はお前は下のほうだけ頼むわ。」

こうして孫請けの仕事は終了しました。
私にとっては、社会のいやーな 一面を垣間見て、かなりショッキングな経験でした。

TVで細木和子が言っていた。
悪いのはゼネコンその物じゃなく、そこで汚職をする人間だってー。
細木和子はあんまり好きじゃないけど、時にはいいこと言うよね。

           -おしまいー

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主人の仕事・・・(第6弾)その7

2006年11月12日 00時13分53秒 | お仕事・・・
昨日の続きです。

みなさんはもうお分かりですか?
今回の会社はリフォーム会社。
恐らくあの業者は、A氏にそうすることで、次の仕事を自分の元で請けるのでしょう。
それを知って、どうして頻繁に私達の元に通ってきたのかがやっと分かりましたー。
元職人なら下請けに入るのに元請けの許可が要ることは知っているはず。
なのに、何回もウチにその話しを持ちかけたのは?
下手な塗装屋は全てやり直しさせた話しは?
重箱の隅を突くようなチェックの意味は?
親方の会社を潰した話しは?
「うまくやるんや。」の言葉の意味は?

下請けに入りたければ、オレにそれなりの事をしろよ。
そしたらオレの口利きで下請けに入れてやる。
それが出来ん奴は、絶対にOKを出してやらん。何度でもやり直しさせてやる。
オレがその気になれば、お前んちくらい簡単に潰せるんやぞ。

という、脅しだった?
初めて会った時に言っていた、「まじめやな。」の言葉は、決して褒め言葉ではなく、
そういった事が出来ない人間だな。という意味だったー。
夫婦揃って、何を話してもその意味をわからなくて、
さぞかしA氏はイラついていたでしょうねえ。

そして、恐らくついに業を煮やしたのでしょう。
わざと私の見える位置でそれを行う事で、「こうやるんや。」と、無言の伝え?
それでも、分からなかった私。
主人は私の話を聞いて、すぐにその意味を理解したのでしょう。

最終チェックの日、ウチの元請けが来ていました。
下請けなのに一度もA氏にお会いした事がないから挨拶に来たー。と言ってましたが・・・
その言葉を真に受けるほど、私もバカではありません。

最終チェックの間、私は主人に「車の中にいるように。」と、言われました。
もう、私は機嫌悪いのなんのって
ひと通り家の周りをチェックして戻ってきたA氏は、ニコニコしながらしゃべっていました。
A氏はご機嫌で、時々車の中にいる私の方を向いて笑いながら話しかけます。
私も仕方なしに答えますが、決して車から降りようとはしませんでしたー。

私だって子供じゃないから、そういう事がある事くらい知っています。
でも、それを目の当たりに見たショック・・・。
(この、タヌキオヤジー!、何が職人は小口が出来な一人前じゃないだよ!
バカー!お前の言う事なんてまともに聞くんじゃなかったー!

もう腹立たしくて、悲しくて・・・。
大人なんてみんな汚い!と、中学生の子供みたいに泣きたくなりました。
まだ救いだったのは、A氏の言葉の意味がわからず、
細かいチェックをまじめに直して行った結果、
ここの塗装はホントに完璧に仕上がっていました。

いつかきっと、見返してやるー!
お客さんが納得できるちゃんとした金額で、完璧に仕上げてみせる!
車の中で仏頂面しながら思った私なのでした・・・。

   -明日に続きますー

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主人の仕事・・・(第6弾)その6

2006年11月11日 00時16分36秒 | お仕事・・・
昨日の続きです。
頻繁に来る役員さんにいいかげんうんざりしていた私は、
休憩時間をワザとずらして、出来るだけ話す機会を減らしていました。

もうすぐこの仕事も終わりかけて来た頃、それは起こりました。
その日、いつものように何人もの会社関係者が来ていました。
主人は表で会社の人達と話しています。
私はひとり家の裏側の屋根に昇ってペンキを塗っているところに、
A氏がやって来ました。
屋根の上と下で少しだけ会話をしていると、そこに見知らぬ人がやって来ました。
どうやら、業種が違うよその業者らしいー。
私は会話をやめて、又仕事に戻りました。
私が乗っている屋根のすぐ下でA氏と業者が話しています。
パチンコの話しやら、仕事の話しやら、何とはなしに聞こえてきます。
やがて、業者が「じゃあ、ここはウチでー。」と言う声が聞こえてきて、
何気なく顔を上げた私の目に映ったもの・・・。
それは、業者がA氏に何やら渡して、A氏がそれをポケットに入れたところ・・・。

私ったら、本当に天然というか・・・
この時点でもまだそれをなんとも思っていなかったんですよねー。
だって、それまでパチンコの話しとかしてたから、
てっきりそういう関連の物かと思ってたんです。

帰りの車の中で主人にその話しをして、
私 「ホントに、あの人パチンコ好きだねー。」と言うと、主人は
主 「そうか、あそこの会社はそういう風なんやー。まだそんな事やっとるんやなー。」と、
何やら話しがかみ合わない?

やがて主人は車を途中で止めて、自分だけ車から降りて、誰かと電話で話していました。

   -明日に続きますー

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主人の仕事・・・(第6弾)その5

2006年11月10日 20時10分41秒 | お仕事・・・
すみません。今日は遅くなってしまいました。
さて。昨日の続きです。
業界の裏をチョッピリ知ってしまった私。気持ちをイラつかせながら仕事をしていましたー。

さて、何人もの人が出入りする中でも特によく来たのが役職A氏。
ここに来る4人の中では一番偉い人。
この方、最終チェックしてOKを出すのが仕事。
だから本来は、仕事終了時にだけ来ればいい人なのですが、
なぜか今回は殆んど毎日やって来ました。
そして、なぜかウチの仕事だけ、ひと工程済むたびにチェックが入り、
それをA氏がOKを出さないと次の工程に進めませんでした。
私は、(本当に厳しい会社なんだなあ。ウチはこの会社の仕事をするのが初めてだから、
  細かくチェックいれられるのかなあ?)などと、思っておりました。

初めて顔を合わせたのが仕事の初日で、私に話しかけてきた最初の言葉は
「旦那さん、まじめやなー。」私は「はい、それだけが取り柄です。」と、答えました。
そう言った私の言葉に、少し変な顔をしたA氏。
私は、この言葉の意味を、随分後になってから知りました・・・。

このA氏、いつも休憩時を見計らってはやって来て、散々しゃべっていきます。
年寄りの長話に付き合うのは、以前のお山の仕事でも散々ありましたから
それ程苦ではなかったのですが、問題はその内容でした・・・。
やたらと、「うちの会社の下請けにはいらないか?」と、誘うのです。
こういう場合、ウチがこの会社の下請けに入る為には、
元請け(今回ウチに仕事を頼んだ塗装屋)の許可が要ります。
ウチは、「そういう事は元請けを通して下さいー」と、答えていました。
なのに毎日来ては、自分が昔職人だった時の話だの、
自分の親方の会社をいかにして潰して仕事を取って行ったかだの、
下手な塗装屋は全部やり直しさせただのの、体験談をしゃべります。
そして最後には必ず、「うまいことやればいいんや。」

ウチは正直、この会社の下請けに入るかどうかはどっちでも良かった。
ただ、元請けには随分お世話になってるし、裏切ってあとあと揉めるのは絶対いや!
だから、毎回「はあ、そうですかー。すごいですねー。」と、
あいずちを打っていただけでした。
それでも、下手をすると1日に3回も来る。
でも来る度に、散々話しをした挙句、「あそことここと、それからあっちも直しとけ。」と、
まるで、重箱の隅を突く様な指摘。
直径1センチにも満たないような部分まで細かく注意が入る。
私は(女職人なんて使ってるから、面白がってるのかなー?よっぽどヒマなのねー。
  まあ、元職人だから細かい所まで気になるんだろうなー)などと、思っておりました。
主人も元請けと電話で話しながら、なんであんなに来るのか不思議がっていました。
でも、まもなくその理由が分かる時がやってきたんです・・・

   -明日に続きますー

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主人の仕事・・・(第6弾)その4

2006年11月09日 00時01分13秒 | お仕事・・・
昨日の続きです。
やたらと人の出入りが多い現場。その訳は・・・

みなさんは、人工(ニンク)という言葉をご存知でしょうか?
いわゆる、施工代金の中で言う人件費の部分です。
例えば、職人が2人で3日掛けて終了した仕事は、2×3で、3日で6人工(ロクニンク)
かけて仕事をこなした事になり、1人分の日当×6 が人件費として加算されます。
(私はまだ半人前なので1人工としては見てもらえず、0.5人工扱いですが・・
これは、塗装屋と直接契約した場合。では、間に会社が入るとどうなるのか?

実際にペンキ塗りをしているのは、職人です。
でも会社の場合、そこに関連してくる人全てが、人工の計算に入れられるんです。
つまり、1日塗装仕事をしている職人ひとりも1人工なら、
現場にチョコッと顔を出すだけの会社の人間も1人工。
今回の場合、私と主人で2人工、会社関係が4人工。
合計1日で6人工ということになります。
会社関係の仕事では、良く使われる方法なんだそうです。
各人に仕事を分担させて、何人も人を送り込む。
主人が私に言った「金が掛かってる。」は、私が解釈した施工主の為にーではなくて、
自分の会社の出した契約金額を維持する為だったんですー。

なんじゃそりゃー!!!
確かに違法ではないのだろうケド、結局、担当者1人で済む仕事を何人にも振り分けて、
人工代を増やして、値段を吊り上げてるってことーーー???!
その上、やたらとウチの仕事の邪魔をして、日数を掛けさせてるのも同じ理由かーー!!
しかも、今回は圧倒的に会社の人間の方が多いから、
ウチより会社の人工代のほうが多いじゃない!

このお家がいったいいくらの契約をされているのかは、私達には教えてもらえませんが、
少なくてもウチが貰う金額の倍以上はかかっているのではないでしょうか?
くっそーーー!一般の人が何も知らないのをいい事にーーー!

まだまだ自分は主人の手伝いに来てるだけで、職人意識の無い私は、全くの素人。
一般の人の考えしか持てず、自分もその片棒を担いでいる事に自覚がない・・・。
仕事も終盤に差し掛かった頃聞かされたこの話を聞いて、
一人プンプンと怒っておりましたー。

でも、この後、私はもっとすごい物を見せられる事になるんです・・・。

  -明日へ続きますー

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主人の仕事・・・(第6弾)その3

2006年11月08日 00時01分28秒 | お仕事・・・
昨日の続きでーす。ここからはチョット裏のお話しー。

会社の仕事は何かとめんどくさい。
今回の会社は、毎日のように現場に会社関係の人がやってきました。
役職付きのA氏、B氏、現場の担当者のCさん、営業マンのDさん、
この4人がとっかえひっかえやって来る・・・
なんでこう毎日毎日人が来るのか不思議だった。
その度に、こっちは仕事の手を止めて話を聞かなくてはならないー
また、それぞれに思惑があって、みんな勝手な事を話していく・・・。
ある人は、あと4日くらいかけてやって欲しいと言う。
又ある人は、次があるからガンガン勧めてくれと言う。
又ある人は、ゆっくりやればいいと言う。
それぞれ自分の立場があるのだろうけれど、
その度に振り回されるこちらとしてはたまらない!
帰りの車の中で、私は主人に言う、
私 「もう、早く終わらせたいのか、時間を掛けさせたいのかどっちなのよ!
主 「まあ、そうカリカリすんな。あれもみんな仕事なんやで。」

それにしても、今回は人が多すぎるんじゃないの?
いくら会社関係の仕事とはいえ、あんなに人が現場に現れるなんて?
普通、現場に来るのは担当者1人~2人くらいだと思っていたけど・・。
それも、最初に来て施工主に挨拶したら、
その後は特に問題がなければ1日1回程度工事の進み具合を見に来るだけで、
中には、最終チェックまで一切顔を出さない会社もある。
私 「この会社は、なんだってあんなに人が出入りするわけー
  おかげでちっとも仕事が進まないじゃない
  施行主さんもうんざりしてるんじゃない?」
主 「そんだけ金がかかっとるんやろ。」
私は、主人のこの言葉を、
『結構高い値段の工事だから、会社は施工主に気を使って、
 職人がキチンと仕事をするように、
 コマ目にチェック入れに来るんだな』と、受け取りました。

でも、本当はそんなことじゃなかったんです・・・

   -明日へ続きますー

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