先日、チョット用があって駅前のスーパーに行って来ました。
もうずっと来ていなかったので、10年ぶりくらいでした。
ここ、スーパーと言うにはチョット大きいのですが
6~7階建てのビルが3つもくっついて出来てます。
昔は、この地域ではデパート扱いで、
お中元やお歳暮などちょっと良い物を送る時には、
みんな必ずここのスーパーの物を送りました。
支店も次々と出していて、アチコチにありました。
しかし、バブル後の不況と、郊外に次々と出来る大型店舗に客を取られ、
現在は経営者も変わり、3つのビルも今は2つしか使っていない状態です。
さて、10年ぶりに来たスーパー。
当たり前ですが、昔とは内装も全く変わっていました。
私は物珍しさも手伝って、館内をウロウロしていました。
「お客さんが70以上のお年寄りばっかりだなー。しかもそれすら少ししかいないし、
こんなんでよく経営成り立ってるなー。潰れるのは時間の問題かなあ?」
などと、勝手な事を思いながら館内を歩いておりました。
ゲームコーナーに来た時、そこにあった大きなガラス張りを見た私は、思わず
「ああっ!」
と、大きな声を出してしまいました。
ガラス張りの向こうに見えた物。
それは屋上でしたー。
まだこの店が繁盛していて、私が小さかった頃、
ここの屋上には小さな遊園地がありました。
この遊園地の一番の売りは、屋上に設置された観覧車でした。
6階建てのビルの屋上にあるこの観覧車に乗ると、周りの商店街が一望でき、
子供にとってはとても高く感じられて怖がったものです。
もう、とっくの昔に遊園地は廃止されて、
今はただの屋上となり、立ち入り禁止となっていましたが、
観覧車の跡だけはそのまま残っていました。
「あそこに観覧車があって、あの階段から昇って乗ったんだよねー。」
ひとり、ガラス張りに張り付いて、独り言をブツブツ言っている私は、
きっと他のお客さんからは変な人に見えたことでしょう。
人の目などは全く気にせず、ガラスに張り付いて、
何も無い屋上を眺め続けているうちに、
私はだんだん子供の頃の記憶が戻ってきました。
「あの右側に食べ物屋さんがあって、
あそこにアイスの冷凍庫と綿菓子製造機が置いてあった。
その横に、ミニゴーカート乗り場があって、そうそう、右側にパンダの乗り物があったな。
左側はー・・・あ、ウルトラマンに乗る遊具とウサギの遊具があった。それから・・・」
この遊園地に来たのは、せいぜい6歳くらいまでだったと思います。
”三つ子の魂百まで”と言うけれど、
私はこの遊園地の何処に何があったのかを全て覚えていました。
何も無いただの屋上を見て、まさかこんなに感動するなんて・・・。
帰り際、下から見上げたスーパーのビルは、昔と変わらずデンと大きかった。
「がんばれ!」
そう、心の中でつぶやきましたー。
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もうずっと来ていなかったので、10年ぶりくらいでした。
ここ、スーパーと言うにはチョット大きいのですが
6~7階建てのビルが3つもくっついて出来てます。
昔は、この地域ではデパート扱いで、
お中元やお歳暮などちょっと良い物を送る時には、
みんな必ずここのスーパーの物を送りました。
支店も次々と出していて、アチコチにありました。
しかし、バブル後の不況と、郊外に次々と出来る大型店舗に客を取られ、
現在は経営者も変わり、3つのビルも今は2つしか使っていない状態です。
さて、10年ぶりに来たスーパー。
当たり前ですが、昔とは内装も全く変わっていました。
私は物珍しさも手伝って、館内をウロウロしていました。
「お客さんが70以上のお年寄りばっかりだなー。しかもそれすら少ししかいないし、
こんなんでよく経営成り立ってるなー。潰れるのは時間の問題かなあ?」
などと、勝手な事を思いながら館内を歩いておりました。
ゲームコーナーに来た時、そこにあった大きなガラス張りを見た私は、思わず
「ああっ!」
と、大きな声を出してしまいました。
ガラス張りの向こうに見えた物。
それは屋上でしたー。
まだこの店が繁盛していて、私が小さかった頃、
ここの屋上には小さな遊園地がありました。
この遊園地の一番の売りは、屋上に設置された観覧車でした。
6階建てのビルの屋上にあるこの観覧車に乗ると、周りの商店街が一望でき、
子供にとってはとても高く感じられて怖がったものです。
もう、とっくの昔に遊園地は廃止されて、
今はただの屋上となり、立ち入り禁止となっていましたが、
観覧車の跡だけはそのまま残っていました。
「あそこに観覧車があって、あの階段から昇って乗ったんだよねー。」
ひとり、ガラス張りに張り付いて、独り言をブツブツ言っている私は、
きっと他のお客さんからは変な人に見えたことでしょう。
人の目などは全く気にせず、ガラスに張り付いて、
何も無い屋上を眺め続けているうちに、
私はだんだん子供の頃の記憶が戻ってきました。
「あの右側に食べ物屋さんがあって、
あそこにアイスの冷凍庫と綿菓子製造機が置いてあった。
その横に、ミニゴーカート乗り場があって、そうそう、右側にパンダの乗り物があったな。
左側はー・・・あ、ウルトラマンに乗る遊具とウサギの遊具があった。それから・・・」
この遊園地に来たのは、せいぜい6歳くらいまでだったと思います。
”三つ子の魂百まで”と言うけれど、
私はこの遊園地の何処に何があったのかを全て覚えていました。
何も無いただの屋上を見て、まさかこんなに感動するなんて・・・。
帰り際、下から見上げたスーパーのビルは、昔と変わらずデンと大きかった。
「がんばれ!」
そう、心の中でつぶやきましたー。
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