ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

命の重み・・・

2008年03月30日 14時20分51秒 | 思う事・・・
もうあまり驚かなくなってきたけれど、
相変わらず、ワケのわからない殺人事件が頻発しています。
誰でもいいからーと、8人も人を襲ったり、駅のホームから突き落としたりー
自分が追い詰められて、一家心中をはかったりー
悲しいニュースが後を絶ちません・・・。
そんなニュースを見る度に、命について考えるのですー
今日は、私なりの命の考え方ー

私は、人の命と言うものは、その人だけの物ではないと思っています。
だって、考えてみてください。
あなたの命は、あなたのお父さんとお母さんという2人の人間から頂いたものです。
お父さんとお母さんがいなければ、あなたという人間は存在しません。
でも、そのお父さんとお母さんの命は、
それぞれのお父さんとお母さんから頂いたものです。
あなたから見れば、4人のお爺さんとお婆さんですね。
その4人のお爺さんとお婆さんの命は、
またそれぞれのお父さんとお母さんから頂いたもの。
あなたからすると、8人の曾お爺さんと曾お婆さんです。
その8人の曾お爺さんと曾お婆さんの命は、
そのまたお父さんとお母さんの16人から頂いています。
あなたからすると、16人の曾曾お爺さんと曾曾お婆さんです。
その16人の曾曾お爺さんと曾曾お婆さんの命は・・・
こんな風に、人間は、
人間がこの地球上に存在してから、ずっと命を繋いできました。
何世代、いえ、何千世代になるのでしょうか?
数え上げたらキリがありませんね。
でも、この数えきれない祖先の誰か1人でもいなければ、
今現在、あなたという人間は存在していません。
それって、物凄いことだと思いませんか?
あなたという人間がこの世に生まれてくる確率って、天文学的数字ですよ!

人を殺すという事は、その人の祖先たちの命の繋がりをそこで止めてしまう事です。
その人が生きていたら、これからも続くはずであったであろう、
子孫の命の繋がりも無くなるということです。
たった1人を殺したのではないのです!
過去の何百万人、何千万人、何億人と、
未来の何百万人、何千万人、何億人の人の命を奪ったのと同じ事なんです。

モチロン、人は殺されるだけで死ぬわけではありません。
事故や病気で死ぬ人も沢山います。
命の繋ぎ目が、そこで途切れてしまう事は同じです。
でも、故意と偶然は違います。
人を殺すという事は、
本来途切れないはずの命の繋ぎ目を、ムリヤリ断ち切るという事です。

こんな罪を犯した人間は、やはり自分の命を断ち切ることでしか
その罪を償う事は出来ないと思います。
人の命の繋ぎ目を断ち切った以上、
自分の命の繋ぎ目を断ち切って償う以外に方法はありません。
自分の命の祖先達は、そんな人間を作り出してしまった罰として、
自分達の命も断ち切られるしかないのですー。

こういう話しをすると、
「それならば、人間は牛や豚を殺して食べている。
 人間だって他の生き物の命を断ち切ってるじゃないか!
 命の重さは人間も動物も一緒だろう!」 と言う人がいます。
私に言わせれば、そんなのは邪道です。
家畜として飼われている生き物は、人間が食べる為に作り出した命です。
家畜たちが子孫を残そうと生み出した物ではなく、
人間が自分達の為に作り出している命です。
だから家畜の命は、人間に食べられて初めて、その命の価値があるんです。
むしろ、せっかくの命を、好き嫌いを言って食べ残す事の方が罪です。

地球上の生き物は全て、何かの命を貰って生きています。
それは肉食動物だけではなくて、草食動物も草花の命を貰って生きています。
草花も大地の命を貰って生きています。
大地も動植物の亡骸から命を貰って生きています。
何も貰わずに、ただ与えるだけで生きているのは、地球その物だけです。

コレが私の命の考え方ー

最後に、私の大好きな”相田みつおさん”の詩をひとつー

「自分の番 いのちのバトン」
 父と母で二人
 父と母の両親で四人
 そのまた両親で八人

 こうしてかぞえてゆくと
 十代前で、千二十四人
 二十代前では---?
 なんと、百万人を超すんです

 過去無量の
 いのちのバトンを
 受けついで
 いま、ここに
 自分の番を生きている
 それがあなたの いのちです
 それがわたしの いのちです

          (相田みつを)



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