ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

営業マンがやってきた・・・

2007年06月05日 08時10分53秒 | 実体験の事件や詐欺?の話し
私は投資大好き人間だ。というのは、かな~り前の記事に書いたが、
数ヶ月前からある会社から先物をやらないか?と、何回も電話が掛かってきていた。
この会社には、私は殆んど投資経験がないと言ってあった。
でも本当は、株も先物もFXも経験がある。
FXは現在もやってるしー。

何回か電話で言ってきた先物の相場は、かなりいい物だったし、実際値段も上がっていた。
一度、話しを聞いてもらえないか?と、言ってきたので、『聞くだけならー』と、OKの返事をした。

実は私、こういった営業マンの話を聞くのも好きだったりする。
今までにも、何人もの営業マンと話をしている。
エステで養ったしゃべり方というか、口述みたいなものを使って、いかにして断るか?
そんな自分の力を試してみたい・・・という衝動にかられる。
まあ、私にとってはおもしろ半分で、ある種のゲームみたいなもの。
以前には、やってきた営業マンに、営業をする時の話し方を教えたこともー。
1時間以上、肝心の商品の話じゃなく、営業方法の話しをしていた。
「頑張れ!あなたはまだ伸びる力があるよ。」と、励まして帰したこともある。
いい迷惑なのは営業マンの方だろうー。
散々、説明させられて、実は相手がかなりその事に詳しくて、自分は試されていただけーなんて・・・。

もう一つの理由として、投資関係はこういった営業マンからいろんな情報を聞きだす事が出来るのだ。
TVや新聞やネットでも手に入らない最新の情報や、その業界の裏事情も聞きだす事が出来る。
どれだけそういった話を聞きだせるか?というのも、私の楽しみの一つ。
それは私の知識となり、今後の投資活動の役にたつ。

さて、今回の営業マンは若干27歳の男の子だった。
(おおー、イケメンじゃまいか~!
電話での対応はかなりいい感じだったが、実際の話し方もとても優しい話し方で
リスクの説明もきちんと出来てる。
私は、あらかじめ会社の事も調べておいたので、そんな所もとぼけて質問してみるが、
怖気ずくこともなく、ハッキリと自信を持った答え方が出来る。

本人のプライベートな面も探ってみる。
ふんふん、学校は法律関係の専門学校出。そこの講師の紹介でこの会社に入った。現在7年目。
(という事は、社会人になってから、この会社しか知らないという事だよね。
 相場に関わって7年。かなり自分の相場を見る目に自信があるみたいだなー。
 なんだか、”オレに任せれば全てOK”ってカンジがにじみ出てくるぞ~。
 まあ、私は何も知らないと思ってるんだから、しかたないかー。)
左手の薬指に指輪ー。
(だめだよー、せっかくのイケメンなんだから、奥様連中に営業に来る時は外しておいた方がいいよ~。
 女はそういうトコロ、ちゃんと見てるよ~)
私が時々仕掛ける言葉に、少し驚いた表情が出る。
(ダメダメ、そこは驚いても顔に出さないで、相手を褒めるんだよ。)

ひととおり説明が終わり、さあ、いよいよ最後の詰めだ!
どう仕掛けてくる?
(あちゃー、間が空いちゃったよ。惜しいなー。
 せっかく自信にあふれた説明してたんだから、そこで弱気になっちゃいかん。)
「いちど、やってみませんか?」
(オイオイ、そりゃーないでしょう?今までの自信過剰なくらいの言葉はどこへ行った?)
私が、はっきり「やらない」と、答えると、
「どうしてですか?」ときたよ~
(まだまだ修行が足りないねボク。相手に断る時間を与えちゃダメだよー。  
 しかし、こうまともに”どうしてですか?”と尋ねられると、こっちも答えにくいよねー。)

なんだか、いっぺんに元気がなくなったイケメンが可愛そうになり、ちょっとだけタネあかし。
実は会社についてあらかじめ調べていた事、投資関係をやっている知り合いが少しいること。

イケメン営業マン、資料を片付けながら立ち上がると、
「最初からやる気なかったんでしょう?」と、ちょっと恨めしそうな顔をしながら言う。
(あーあー、ダメだってば、怒りを顔に出しちゃあ。)
「そんな事ないよ。5分5分だったかな?」 
(と言ったけど、その顔はまるで信じてないね。)
「いや、あなたは頭のいい方だから、やる気があればもっと前にやってるはずだ。」
(あら、褒めてくれてありがとう。でも、まるでスネてるみたいだけど?)
「まあ、ボクもムリにお願いしようとは思っていないので、別にいいですけどね。」
(そのわりには、元気ないよ~。無理して言ってるってカンジ。)

あんまりにもしょげてるのがわかるー。というより、プライド傷つけちゃったみたいで・・・。
(ウッ、くぁーわいいー! いや可愛い! おばさんはもっとイジメたくなっちゃうわ
「また、もっと勉強して余裕資金が出来たら、そのときはあなたにお願いするわ。
 名刺はちゃんととって置くからね。」
やっとご機嫌が少し直ったみたいで、ホンの少し元気になって帰っていきました。

あー、楽しかった~
青年よ、世の中そんなに甘くないんだよ~。こんなお客もいるのさ~。
営業マンは自分の感情を顔に出したらダメ。
そんな顔をする時は、計算して、フリだけするのさ~。
それに、相手を落とそうと思った時は、しっかり相手の情報を把握してないとね。
相手に「前に言ったけど・・・」なんて言わせちゃいけない。
自分の方から「以前、こう言われてましたよね?」と、先に突っ込んどくと、
この人は自分の事を分かってくれているーと、相手は思う。
今回は相手が悪かったねー。私をシロウトだと思って甘くみてたでしょう?
全くの素人ならあれでも落ちたかもしれないけど、今回はちょっとムリだったね。
点数つけるなら、70点ってとこかな?
商品説明はすごく良かったと思う。初心者でも分かりやすく説明できてたしー。
でも、肝心な詰めが甘く、感情が顔に出ちゃう所はマイナスだよ~。
本当は60点と言いたい所だけど、
いい話しを教えてくれたし、イケメンのションボリした顔におまけで10点プラス。

まあ、いい経験したと思って、もっと勉強してね~。
私も美味しい話聞かせてもらったし、いい勉強になったわ~。
もしもう一度会うことがあったら、その時は私が負けるくらい上手にくどいてみせてねー。


☆ 意地の悪い魔女のような私にー
  私がエステにいた頃、こんなお客さんに鍛えられたのよねえ~。

☆営業とは、心理戦による相手との戦いであるー。 by kokiyu    なんちゃって