ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

病気の始まり・・・(決断)

2006年05月08日 10時07分03秒 | 私の病気・・・
決断。というタイトルはチョット大げさかもしれない。

そう思えるほど、私はアッサリと手術を決めた。
死んでもいいけど、悪性じゃないから死ねない。
自殺するほど、私は自分の命を粗末にする気もない。
でも、いつ半身不随になるか・・と恐れながら生きていくなんて私には考えられない。

医師は、「ご家族と話し合って、決めてください。」と言った。
でも、病院を出る時には、私の意志は決まっていた。

その晩、主人に診断の結果を話した。
主人は、あまり感情を表に出さない人だ。
でも、さすがに今回は、多少驚いたようだった。

私が説明するのを聞きながら、主人はいつもと同じように
「自分の思うとおりにすればいい。」と、言った。

医師の告知から1ヵ月後、私は主人と2人で病院へ行き、
そして、手術の日取りが決まった。
この日から、ひと月半後となった。

病気の始まり・・・(医師の話)

2006年05月08日 09時42分56秒 | 私の病気・・・
どうやら耳鼻科で見逃されたらしいが、それはたいした問題ではなかったようだった。
私の場合、2、3ヶ月早く分かっても、あまり意味はなかったから。

私の腫瘍は髄膜腫。悪性ではない。
いがいと、この腫瘍ができる人は多いそうだ。原因は不明。
手術をして取り除けば、殆んど問題なくなるらしい。
ホッとする間もなく、医師の言葉が続く。 「しかし・・・」

私の場合は、腫瘍の出来ている場所が悪かった。
「今までの状態から見て、恐らく急に出来た物ではなく、以前からあったのでしょう。
 それが少しずつ大きくなってきて、周りの神経を圧迫し始めたと思われます。
 顔の痺れのほかに、体に異常はありませんでしたか?」
と聞く医師の質問に、いくつか思い出した。

以前、一時視界の一部が歪んで見える時があった。ほんの少しだけ。
でも、3日ほどで元に戻った。
手や足に、痺れを感じる事が多かった。でもそれは、正座をしている時のように、
一部分に長時間重圧を掛けたりしていた後の事で、
最近すぐに痺れるようになったなあ?と、思うくらいの事だった

医師にその事を話すと、「おそらく腫瘍が原因でしょう。」との事だった。

別に、顔だって激痛があったわけじゃない。頭痛も無い。視界の歪みだって、3日で消えた。
手足の痺れだって特別異常を感じるほどでもなかった。
それでも、それらは腫瘍による圧迫が起こさせた症状だった・・

「今すぐに、と言う訳ではありませんが、手術をお勧めします。このまま大きくなれば、
 腫瘍による圧迫で、半身不随になるおそれもあります。」
それはどのくらいの猶予期間があるのか?と聞くと、
「さあ、腫瘍の成長具合によるので、半年先か、10年先かは判りません。
 ただ、ここまで大きくなると、これ以上小さく成ることは考えにくい。
 少なくとも、2、3年以内には手術をした方が良いかと思います。」

私は、「腫瘍がある」と言われた時よりも、
「半身不随になる可能性がある」と言われた時の方が、ショックを受けた。
瞬間、障害を持つ娘の事が頭をよぎり、次に家族の負担を思った。
半身不随で家族に負担をかけるくらいなら、いっそさっぱり死んだほうがまし。
と思った。

死ぬのは怖くない。
でも、家族に負担を掛けるのは、死ぬよりも辛い!