蒲田耕二の発言

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祭りのあと

2016-05-28 | 社会
事前の物々しい警戒体制のワリにあっという間に終わってしまい、地元の商店主が、ちょっと寂しい、などと言ってる。言い得て妙。サミットって、要するにお祭りだったわけね。プチ・オリンピック。

オバーマの広島訪問も、そのノリで消費されなきゃいいが。

老いた被爆者を抱き寄せる米大統領、の絵が撮れて、テレビ局は狂喜乱舞したことだろう。非戦闘員への原爆投下という人類に対する罪が、あの瞬間、感傷的な美談にすり替えられて蒸発した。

アメリカに謝罪を求めないことで日本は品位を高める、みたいなことを25日付けの朝日で塩野七生が語っている。もっともらしいことを。右派論客が実はいかに日本のためを考えていないか、よう分かるわ。

こういうお人好しのエエカッコシイに付け入られて、日本はアメリカに米国債の形で莫大なカネを吸い取られ、米兵の数え切れない犯罪をチャラにされ、年平均2000億もの不要な献金を強いられてきたのではないか。

利いた風な口は『ザ・思いやり』を観てから利け。

安倍が広島で「核兵器のない世界を必ず実現する」と大見得を切ったんだってね。オバーマの尻馬に乗って。原発に固執しながらよく言うよ。

イギリス訪問ではEUから離脱するなと言って大きなお世話だと突っぱねられ、G7では世界経済はリーマン前の危機的状況と言って米英独から呆れられ、この浅薄短慮の権力亡者はどこまで日本の顔に泥を塗る気なのか。

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