ネットでちょっと気になる記事に出くわした。
かいつまんで言うと、オランダ軍の海兵隊が沖縄で行われている米海兵隊の訓練に参加していたってこと。同盟国でもなんでもないオランダの軍隊が、なんで日本国内で軍事訓練するわけ? できるわけ?
これ、どう角度を変えて眺めても主権侵害にしか見えないが、沖縄の当局はオランダ軍が来日していたことすら知らなかったんだと。つまり、米軍は公式には事前連絡してこなかった。ところが、彼らのSNSでは米オランダ合同訓練のことを報じてるそうだから、日本もナメられたもんだよな。
聞くところによると、沖縄はオレたちが戦争で勝ち取った地域であり、オレたちはこの島で一番エラいとの根強い思い込みが米軍にあるそうだ。だから日米安保条約などなんのその、大なり小なり条約違反が日常的にまかり通っているらしい。沖縄に関しては、日本政府が文句を言わないとも知ってるし。
ネットでこの件を報じているスローニュースなるサイトは、初めて訪問したのでどれだけ信用できるか知らないが、元ネタの沖縄タイムスは間違いなく信用できる。確か、極右の百田尚樹が叩き潰さなアカンとか言っていた新聞社だ。だから、信用できる。
それにしても不思議なのは、この主権侵害を本土のメディアがまったく報道しないことだ。右派の新聞や腰抜けテレビ局だけではなく、朝日や東京もまったく報じない。オランダのオの字も出てこない。沖縄米軍の違犯事例が多すぎて、もはや不感症になっているのだろうか。
沖縄県民が辺野古への基地移転に頑強にと反対するの、無理ないよな。