イスラエル軍の防空兵器「アイアンドーム」が都市部で迎撃成功

2012-11-17 09:39:54 | 軍事ネタ

軍事板で小さく話題になっていた動画。

【軍事】 アイアンドームで都市部に降り注ぐ砲弾を迎撃成功



アイアンドームというのはイスラエルで開発された対空ミサイルで、
砲弾やロケット弾などを迎撃する近距離用の防空ミサイルシステム。
イスラエルという国は度重なる中東戦争や湾岸戦争で縦深のない国土に数百発もロケットや砲弾を撃ち込まれ、
現在もガザ地区などを巡り武装勢力から度々そのような攻撃を受けることからこのような防御兵器の開発に熱心である。

イスラエル軍は14日に武装勢力ハマスの幹部を爆撃により暗殺。
それに対する報復としてハマスは14日から15日にかけてイスラエルに対し380発ものロケット弾を発射したと報道されており、
イスラエル軍もさらなる報復姿勢を強め大規模な空爆作戦や地上侵攻の準備も噂されている。




アイアンドームは2011年より配備されたばかりの新型防空兵器で、
1基には20発のミサイルを装填、射程は最高で70kmほどとされている。
実戦に於いては概ね7割か8割程度の迎撃に成功しているとされ、
配備されたばかりであるが一定の実績がある防空システムであり、
その信頼性は動画中の様子からも見て取れる。
しかし新型兵器であるにも関わらず実戦データが豊富というのは、
敵性勢力に囲まれているイスラエルという国情らしい。
イスラエルとガザ地区を取り巻く情勢はここ最近で特に緊迫している。

安価な砲弾やロケットに対しいちいち高価なミサイルをたくさん打ち上げていては採算取れないように感じるかも知れないが、
ロケットが着弾して建物を破壊したり人命を奪うようなことがあればそれ以上の被害を被ることになるので、
結局はどんな攻撃であっても全力で迎撃するのが正解だろう。
アイアンドームのミサイルは一発が40,000USドルらしいので、日本円で約320万円ほど。


結婚式場ということ、なんだか感じの良い音楽、
そしてアイアンドームの弾頭が打ち上げ花火のように見えることから、
ちょっとムーディーに感じるような・・・とか言ったら不謹慎かな。

Chivalry: Medieval Warfareを紹介。動画もアップ。

2012-11-14 17:34:32 | その他歴史系

さて、数日前にChivalry: Medieval Warfareをプレイしてみた。動画アップ! でプレイ動画をアップしましたが、
あまりにこのゲームに惚れ込んだ為に改めてもう一度きちんと紹介。
勝手に販促というか、雰囲気を伝える為に、
Red Orchestra以来久しぶりにMAD動画的なものも作ってみたのでアップ。
この動画でどういうゲームか知って、興味を持ってくれる人がいたら嬉しい。


Chivalry: Medieval Warfare 『The Dark Ages』



Chivalry: Medieval Warfareはタイトル通り、中世欧州風の世界観と武器で戦うFPS。
国家は架空ながらもファンタジー要素はあまりなく、史実にあった武器が多数登場し、もちろん魔法などもない。
公式サイト曰く「グラディエーターやブレイブハートなどの影響を受けた」 と言うとおり、
確かにそれらの影響っぽい場面や仕様があり、そういった映画ファンの人はプレイすべきである。

俺自身、両タイトルには強い思い入れがあり、特にブレイブハートは数ある戦う映画の中でNo1クラスなのだけど、
女子に言ってもあまりわかってもらえないのはこれが男の感動作だからであろう。

両タイトルは時代背景が違いながらも剣と弓で戦う史劇映画の中では代表格的な存在であり、
一説にはゲームなどで突撃する際に「隊形を崩すな!」「栄光を!」と叫ぶ人はグラディエーター派で、
「自由を!」「フリーダアアアアアム!!」と叫ぶ人はブレイブハート派だろうと言われている。

マキシマス!マキシマス!
ウォーレス!ウォーレス!


両方とも大好きな作品なので脱線したが、このChivalryは特徴的であり、
単に近接戦闘が主体ということ以上に一般FPSとはプレイフィールが大きく異なっている。
それはとてもTKしやすいということ。

敵味方入り乱れる合戦のどまんなかで長剣やポールウェポンを振り回せばどうなるか?
そんなこと少し想像すればわかること、敵もろとも味方をも斬り殺すことになる。
故に大勢が集まる最前線では敵の攻撃以上に隣の味方の攻撃にも気を配らなければならず、
また自分も気をつけなければ味方を斬ってしまい、しかしそれで遠慮がちにしていると敵にガンガン殺されるという、
史実でも確かにあったんだろうなと納得の現象が、今までにはなかった独特のプレイ感覚を得ることができる。
これは製作者が意図したバランスのようで、当然TKによるkickペナルティーなどはほとんどない。

また攻撃法も色々ある。
剣を単純に横薙ぎにするだけでなく、突いたり振り下ろしたり、
敵を蹴りや盾での打撃でノックバックさせたりとか、
攻撃モーションのフェイントなどもあり芸が細かい。
相手との斬り合いでは間合いの取り方、読み合いが重要なので、
フェイントでガードを上げさせて蹴りで仰け反らせて斬るなど、
そういったコンボが成り立ってくる。


フルプレートに身を包んだ重装騎士は非常に硬く強力だが、動きが遅い。
こういった装甲にはメイス系が有効なので間合いを詰めてボコボコ殴っても良いが、
革鎧で動きが素早い装備をしているならスピードで掻き回してチクチクやっても良い。
ただしやはりフルプレート装備は単純に戦闘力が高く、特に3,4人などで固まってる時の威圧感は脅威だ。
迂闊に近寄れないだろう。

武器によって挑発モーションが用意されており、これをやるとスキだらけだが、
その無防備さ故に挨拶として受け取られる向きもあるので、
戦場の端っこでバッタリ敵兵と出会い、こちらが挑発で挨拶すると相手も返してくる。
これは正式な決闘の始め方であり、集団戦も面白いが1on1もとても面白いのだ。
極めればマキシマスになれるかもしれない。

また上の動画に出てる通り、攻城兵器を用いた攻城戦もある。
王が殺されてしまえば敗北で、最終局面では王の周りをフルプレート騎士が数人で固めていたりする。
攻めるも守るも非常に燃える局面である。


登場武器は非常に多様だ。
ショートソードやロングソード、メイスなどの基本的なものから、
バルディッシュやハルバード、スピアーなどのポールウェポンに、
弓やクロスボウ、斧やウォーフォークやジャベリンなどもある。
範馬勇次郎を目指すなら素手での格闘もサポートされている。

The Elder ScrollsシリーズのOblivionSkyrimをプレイしている人や、
Ultima Onlineプレイヤーにも馴染みがある武器が多い。
そういった人たちは中世の世界観が好きそうなので、とてもおすすめである。

鯨についての謝罪文

2012-11-12 20:30:27 | 日常の駄文

数日前に更新した最強の兵器とは?戦略原潜について の記事中に於いて、
誤った情報を記載してしまったことに対するお詫びと、
該当箇所の正確な情報への訂正をここに致します。




ブログ読者さまよりコメント欄にて、なんと最大の鯨はマッコウクジラではないということを指摘され、
それを受け独自に調査したところ、鯨の最大種はマッコウの2倍近くのサイズを有するシロナガスクジラであるということが判明致しました。

平素より更新記事内容の正確性には十分に気を向けておりますが、この度この様な事態が起こってしまい甚だ遺憾に存じます。
確かに7年に渡るブログ運営の中で、何度かは水族館ネタを更新した覚えがありますが、
しかし私の持ち合わせている鯨に関する知識としては、せいぜい寿司ネタとしてそこそこ好きだったりだとか、
漫画のワンピースでクジラの仲間を知っているだとか、ジュディマリのくじら12号を聴いたことがあるといった程度のものであり、
故に大陸に頭を延々とぶつけ続けたり、寄り添って雪解けを泳いでドルフィンキックで痺れさせるクジラの存在は存じておりますが、
あくまでも専門分野は軍事とゲームで、専門外のところで不十分な知識と調査により読者の皆様方に誤った知識を届けてしまったことを深くお詫びいたします。


もしかすると当ブログを読んだ方が「最大のクジラってマッコウだろ?ネット記事で読んだもん!と強硬に主張し、
学校内や職場で厭われる事態すらも発生しうる案件だとして、当方としても深く受け止めており、
クラッカーとチーズとワインでフル回転のスクリュウはグウ!と確認しつつ、
これを自戒としてこの教訓を今後に役立てるよう一層努める所存で御座います。

Chivalry: Medieval Warfareをプレイしてみた。動画アップ!

2012-11-10 18:03:37 | その他歴史系

昨夜ひまだなーと思い面白そうなゲームを探していると、
最近なにやら中世欧州モノのFPSが流行ってるのに気づいた。
2タイトルがほぼ同時に競うように発売されて話題になっているらしく、
じゃあ今が旬かなと思いせっかくなのでどちらかをプレイすることに。

その2タイトルはChivalry: Medieval WarfareWar of the Roses
どちらも剣と弓での戦闘が主体の中世欧州ものだけに、なかなか大きな違いが分からず選定に迷った。
調べてみるとどうやらChivalryの方は架空の国家同士の架空の戦いらしい。
War of the Rosesはその名の通り15世紀に戦われた英国の薔薇戦争が舞台であり、
パブリッシャーもHearts of Ironシリーズなどの重厚な歴史物を開発しているParadox社。
なのでRosesの方が手堅いかなという印象はあったが、最終的にニコニコ動画で両タイトルの動画を見ると、
グラフィックや質感や戦いのスピード感などあらゆる点でChivalryの方が好みっぽいかなと思いこちらに決めた。

開発元によると映画のグラディエーターブレイブハートの影響を強く受けているらしい。
どちらもとても大好きな映画なのでテンション上がる。
マキシマス!マキシマス!ダイヤモーンド!
フリーダーム!!!である。


いつも通り、クラン員のImoutupさんとプレイ開始。
その全くの初プレイを動画に収めたので、ニコニコにアップ。

まあ剣と弓を主体に戦う中世FPSというのはこれまでにもいくつかあり、
ファンタジーだがアクションRPGのSkyrimのヒットで浸透もしてきたと思うが、
やはりFPSとしてはやや特殊であまりメジャーではない分野。

そこにこの旬の話題作の登場で、中世の戦闘のゲームってどんな感じだろうと、
興味ある人も多いかと思うので実際に動画で見て参考にしていただけたら良いかな。
やはり銃を主体に戦う一般的なFPSや戦争ゲームとは少し毛色が違うが、
近接武器だけに間合いの取り方、躱し方などの読み合いが面白かった。


【Chivalry: Medieval Warfare】 中世の戦争、クラン員と一緒に初プレイ!!



1on1の決闘なども練習して今はこの撮影時よりはだいぶ慣れてきたが、
やはり1on1の技術は大切だが集団戦で必ずしも全てが当てはまるかというと、
集団戦には集団戦の技術が大切である点も、実際にやってみると面白かった。
動画撮影時は本当に初プレイだったので知らなくてやってないが、
剣の振り方ひとつとっても横薙ぎだけでなく突きや振り下ろしもあり、それぞれ性質が違う。


話題作とはいってもこの会社にとって処女作であるらしいので知名度はあまりないが、
プレイ人口も予想以上に多いしそしてよく出来ているゲームなので、
もしこの動画見て面白そうだと思ったらプレイしてみる価値はある。
25ドルと安いし、価格以上には楽しめるはずである。

RO2の新MAPは冬の森

2012-11-08 16:30:33 | Red Orchestra

最近、クラン員のImoutupの様子が変だ。
どうも機動戦士ガンダムオンラインのクローズドベータテストがよほど楽しかったらしく、
先月いっぱいでそれが終了してしまってからは抜け殻のようになってしまっている。
本人曰く「燃え尽き症候群」というやつらしいけど・・・。

何を話しかけても上の空状態でぽかーんとしてるが、
それでもガンダムワードにだけは鋭く反応する。
彼は重度のガンダムフリークであるのだ。

「日米のソロモン海戦ってさー」
ソロモン!? 焼かれている…私は帰ってきたーーー!!!」
「ニューヨークの台風被害やばいな」
ニューヤーク!? 私とてザビ家の男、ジオンに栄光あれー!」
「震災時は仙台の青葉区にいたんだけど」
ア・バオア・クー!? Sフィールドにモビルスーツを回せ!!」
「ちょっと鏡とってくる」

「あれは憎しみの光だーーー!!!」

と終始こんな感じ。
完全に病気である。
しまいには

「タンク」
「えっ…!ガンタンク!?」
「ジム」
「・・・う、うわあ・・・ああ・・・あああああああ (イスから転げ落ちる)」
「キャノン」
「ああ、あふゥッ・・・ひいいい・・ガクガク (足が震える)」
「ガンダム」

「あぁぁ…ぁっ…!ペタン (目が白目をむき座り込む)」

と何かに怯えている始末。
だめだこいつ・・・早くなんとかしないと・・・。

彼は本来もっと理性的な男である。
見かねた俺は、一応ゲーム仲間として付き合いが長いこともあり、
彼がガンダムの次に好きな独ソ戦、Red Orchestra2へと誘うことにした。
どうやら新MAPがサーバーに実装されたらしいのでそれの視察である。
これで彼も普段通りの姿を取り戻してくれると良いのだけど・・・。




どうでもいいけど上の画像、この時代のソビエト連邦軍のDP-28軽機関銃ってザクマシンガンによく似てるよね。
両方とも円盤型弾倉が特徴的だから、実際にモデルだったりするのかな。

Imoutup 「え、連邦軍!?」

めんどくさいのはこの際無視である。




新MAPの名前はWinterwald、直訳で冬の森。
その名から想像できる通り、独ソ戦らしい景色が広がる。
薄く霧がかっている上に森林地帯なので視界が悪く、
森林を歩くとふとすぐ近くに敵兵がいたりと、
ゲリラ戦じみた局面もあった。




各所には塹壕やトーチカなどの拠点がある。
また村を巡る戦いもあり、ただの森林地帯でのゲリラ戦だけでなく、
様々なシチュエーションを巡るような感じで面白かった。

高低差が激しく、ふと誰もいない山肌を登り、
村で暖炉の暖かみが感じられる家に入ったりすると、
なんとなく寂しげな雰囲気といいSkyrimチックだなと思ったりも。
良いムードである。

森を歩いてて誰もいない場所にポツンと誰かの死体が転がっているのを見ると、
いつもよりも少しもの悲しげな雰囲気に見える。
なんか画面が全体的にどこも灰色がかって見えるし、雪原効果ってすごい。
やっぱり独ソ戦ってのはこうでなきゃ。

もちろん戦場であるので最前線に行くと寂しさを吹き飛ばすかのような銃声と怒声、
そして砲撃が絶えないわけだけど。




森林で出くわしたソ連兵2人を射殺。
高低差があったので、下から茂みの中を匍匐で近づくと、
彼らは撃たれるその時まで俺の接近に気づきもしなかった。
Imoutupさんが「雪の白さに血の赤がよく映える…」とかなんとか中二病的なこと呟いてた。




ソ連軍の対空機関砲。
これを制圧し、爆薬で破壊しろというミッションもあった。
これは比較的評判が良い37mm砲である。
制空権は重要だからな!




最後の村での攻防戦は熾烈である。
ドイツ軍側は煙幕を展開しその中を歩兵たちが突撃し、
ソ連軍側は村の家や陣地に篭って機関銃などで応戦する。
両軍ともに戦力を一箇所に集中させる天王山で、それだけに砲撃も遠慮なしにバンバカ降ってくるので、
非常にドハデでテンションが上がる場面だ。

俺はソ連兵数人が立て篭もる厄介な家を見つけ、
走り寄って窓から手榴弾を2個投げ入れて制圧する活躍をした。
今日のところは我がドイツの勝利である。


新MAPはとても良かった。
これは新MAPとはいっても公式配信ではなく、ユーザー製作のカスタムMAPだ。
Red Orchestraシリーズの良さはユーザーカスタムMAPが豊富だったことで、
それが今作のRO2ではどうやら製作が難しくなったらしくあまり数は多くない。
前作のように数えきれないほどに新しいMAPが増えてきて、
こういったROシリーズならではの情緒あるMAPがもっと広まれば、
RO2は前作よりも格段に面白くなることだろう。

あと早く新戦車と火器が欲しい。