Red Orchestra2: Heroes of Stalingrad ベータテストレビュー(1)

2011-09-01 22:01:40 | Red Orchestra



とうとう、かねてより待ち望んでいた、
Red Orchestra 2: Heroes of Stalingrad (RO2,RO:HoS) のベータテストが開始されました。
Red Orchestraは第二次世界大戦の東部戦線を舞台にしたリアル系軍事FPS。
当ブログにもカテゴリがあるので詳しいゲーム概要はそちらを参照。
今回のRO2は最新作である。

とりあえず既に前作をプレイしたことがある人向けに簡潔に違いを書く。




まずグラフィックが美麗になったこと。
これは良い、グラフィックが向上したことであらゆる面での臨場感を向上させているし、
戦車や建築物、銃などの質感も上がって迫力が出た。

制圧システムが実装。
前作からあったけど、前作よりもさらに著しくわかりやすいものになった。
近くで何かが爆発する、近くを銃弾がかすめる、近くで味方が死ぬ、
などでキャラは恐怖を感じ、視界がぶれたりかすめたり、
暗くなってさらに視界が狭くなったりもする。

カバーシステムが実装。
Gears of WarをXBOX360などでプレイしたことある人にはわかりやすいけど、
壁や土嚢などの遮蔽物に張り付いてカバー状態に入ることができるようになった。
この状態から素早く射撃>隠れる動作ができる。

またカバー状態からのアクションとして、ブラインドファイアが実装。
これは要するにめくら撃ちで、頭を出さずに銃だけ出して撃ちまくること。
ボルトアクションライフルでもできることはできるが、当然あまり意味はない。
しかし短機関銃などの小回りが利き手軽に連射できる銃で、
例えば建物に侵入する際に窓や入り口から中に乱射してから突入などやると良い。
屋内戦では使いやすく、映画みたいなアクションにも写り、
そして実用性もありけっこうこれでkillできたりして、良いシステムだった。

MAPに重機関銃とかの設置兵器があり、それを利用できるようになった。
まあ、あっても無くてもどっちでも良いかな。
これから出てくるMAPによっては臨場感出てくるかもしれない。
トーチカに常に重機関銃が据え付けられてるとかね。

立射状態での照準のぶれが圧倒的に少なくなり、立射でも当てやすくなった。
個人的に微妙に思っているところ。
手軽にテクニック次第で敵を殺せるようになった反面、FPSの腕の差が出やすくなっており、
Counter StrikeCall of Dutyチックになった感がある。
Red Orchestraの良さってのはそういうスポーツFPSではなく、
なかなか敵を殺せない、自分一人が頑張っても英雄的活躍は難しい、
そういう戦争としてのリアリティーにあったと思うんだけど。
その点からいって、立射で当てやすくなる=FPSの腕の差が今まで以上に出る、
ってのは必ずしも歓迎されるものではないように感じた。
ただCSやCoDなどのスポーツFPSには慣れているが戦争FPSの難しさに慣れていない人からすれば、
ストレスは感じなくなったので、大衆向けになったといえばそれまでだろう。




特に上記の立射状態の当てやすさに関しては、MG34などの軽機関銃で顕著であり、
立射状態での機関銃が使いやすすぎてかなりカジュアルに。
重いMG34を振り回して突撃し、敵と遭遇すればババババッと掃射して、
という前作では考えられなかったランボーのような挙動を機関銃手が行えるようになった。
これは100%間違った方針と言わざるを得ない。
修正が入ることに期待しよう。

ただ軽機関銃に関しては良い修正もある。
従来通り、軽機関銃を二脚で地面や土嚢などに設置して射撃した場合、
前作のようにほぼ無反動という感じではなく、
跳ね上がりを抑えつけながら射撃するような感覚になった。
これはリアリティーと、そして"機関銃を撃ってる感"が出てとても良い。
あと設置した後は前作だと解除しないと自由に動けなかったが、
今回は設置したまま移動して位置をずらしたりもでき、これも良い修正。

ただ機関銃に関しては音が絶望的ともいえるぐらいにしょぼくなった。
射撃音がとても小さく、前作のような、
近くで機関銃が射撃開始した時の圧倒的な音量と圧倒感、
耳をつんざめき他の音がなにも聞こえなくなるようなことはなくなった。
プレイしやすいようにだろうか、でもその存在感こそが良かったはずなのに。
ここもぜひとも修正してほしい。


というように歩兵戦部分に関しては、全体的にカジュアル寄りになった感が否めない。
リアリティーが向上した部分もあるが、それ以上にカジュアルなバランスになったと思われる。
HUD情報が増え、ミニMAPなどが実装され、離れた場所にいるプレイヤーキャラの名前が表示されるようになったことも一因。
Red Orchestraといえば敵と味方がどこにいるかわかりづらく、誤射しやすいという特徴があったが、
名前が表示されるようになって誤射は減ったように感じられ、ここもリアリティーに貢献していたので残念な部分だ。
ゲームとしてはプレイしやすくなったのかもしれないけど。
あとこのへんはサーバー側の設定でだいぶいじくれるのかもしれない。

あとシンプルだった前作に比べ、今作から画面の情報量が増えすぎて、
ちょっとごちゃごちゃしてて見づらくなった。
慣れたらそんなことないのかもしれないけど、画面がやかましすぎるように感じた。


ただネガティブなことも書いたが、歩兵戦で良くなった面も確実にある。
歩兵の動きがスムーズになり、窓枠を飛び越えるなどの動作もかなり素早くなったので、
アクションゲームみたいになるが、一気に窓から飛び込んで突入!とか前作にはなかった勢いがある。
これにより、
窓から手榴弾を投げ込む>ブラインドファイアで室内にめくら撃ち>窓から飛び込む
など映画のような派手な屋内戦が展開できるようになり、
スターリングラードなどのような市街戦の面白さは増すだろうと思う。


ここには書いていない細かな追加仕様もあるし、
またこのベータテスト期間でバグfixなどはかなりの速度でやってるので、
もしかしたら不満に思った仕様変更も望めるかも知れないね。




長くなったので、戦車戦に関してはまた次の記事で書きます。

Red Orchestra2: Heroes of Stalingrad ベータテストレビュー(2)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぺs)
2011-09-01 22:07:48
うおおおおおおんおおおん!!!
やりたいいいい!!!!
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Unknown (ryuzaki)
2011-09-01 22:33:25
思ってた以上にカジュアルみたいですね。鯖である程度調整できるといいけど。
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Unknown (Unknown)
2011-09-01 22:45:53
TERAとRO2で忙しそうですが、BF3とMW3は買いますか?
あと新しいCSでの活動予定はありますか?
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Unknown (ゆっきぃ)
2011-09-03 20:55:13
>>pes
少し落ち着こう。

>>ryuzaki
そうだね。
まあ今日プレイしてたとおり、
サーバーの設定でだいぶ変わるみたいだけど。

>>Unknown
BF3もMW3も買うよ。
CSでの活動予定はなし!
さすがにそこまで手は広げられない。
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